ジョジョの奇妙な冒険第1話「侵略者ディオ」雑感

意外に面白かった……というとファンの人に怒られそうですが、それが素直な気持ち。ジャンプの名作って序盤は大して面白くないものが多いですし、何より20年以上前の古い作品。原作未読で想い出補正皆無の私には周りが騒ぐほど楽しめないだろうと思い込んでいたら、第1話から存分に楽しませていただきました!

ストーリーも思ったより正統派でしっかりしている。まっすぐで正義感溢れるジョナサン、ジョースター家の乗っ取りを企てる悪辣なディオ。対照的な2人のライバル関係を軸に展開される物語はワクワクします。外連味のない脚本は、今の漫画では見られない熱量と求心力を感じられますね。

ジョジョ名物ともいえる独特なオノマトペを視覚的に表現していたのも味があって良かった。ディオが馬車から飛び降りるシーンは、無駄に長尺に、無駄にスタイリッシュに描かれていて笑いましたね~。

友好的に握手を差し出すジョナサン

近寄ってくる愛犬ダニー

フルパワーで犬を蹴飛ばすディオ

何をするんだぁーー!!

この4コマ漫画のようなテンポの良さが心地いい(笑) それにしても、初対面で他人の飼い犬にいきなり蹴りを入れるディオは鬼畜過ぎてドン引きですよ! 最初は友好的なフリをして徐々に貶めていくのかと思いきや、いきなり敵愾心剥き出しだったのは意表を突かれました。

ジョナサンの悪評を流して孤立させた挙げ句、ガールフレンドの唇を強引に奪って2人の関係を気まずくさせるとか、狡っ辛いけど効果覿面なディオのやり口。

「やったッ!! さすがディオ!」
「おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!」
「そこにシビれる! あこがれるゥ!」

この有名なセリフがもう出てくるとは!

直後の泥水で口をすすぐエリナの矜恃もアメトーーク!のジョジョの奇妙な芸人で見たことあるネタでしたので、なんだか嬉しくなりました。

「君がッ、泣くまで、殴るのをやめないッ!」の名言も回収できましたし、第1話で早くも私の知っている“ジョジョネタ”が満載。

これもアニメジョジョの楽しみの1つというか、ネット界隈やエロゲのパロディでも多用されるジョジョネタの元ネタを見てみたいという欲求。まったく未知の物語でありながら、デジャブのように断片的に自分が見知っている知識が出てきますので、なかなか新感覚のアニメだと言えますね。

脚本にせよ、セリフ回しにせよ、シリアスでありながらどこかしらギャグっぽく感じてしまう絶妙のセンス。第1話にしてジョジョ人気の片鱗を垣間見たような気がします。これは最終回まで楽しく見続けられるアニメとなりそう。

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4 Responses so far.

  1. 名無し より:

    ジョジョの台詞はエロゲーでも広くパロられてる漫画なんで、なんかエロゲの元ネタを見てる気分になりながら見てましたwエロゲーマーならではの感想というかなんというか。

    エロゲといえば、最近有名な桐谷華という声優の双子の妹がアニメに出演されてました。これを機に表での活躍が増えたらいいなあと思ったり。

  2.  名無しさん
    オタクをやっていく上で、ガンダムネタとジョジョネタはある程度勉強しておかないと話について行けない…。「オタクなら当然知っている」という前提で放り込んできますから。

    >最近有名な桐谷華という声優の双子の妹がアニメに出演
    となりの怪物くんの夏目あさ子役として出演されているんですね~。最近めっきりエロゲ声優に詳しくなくなってしまったので、残念ながら桐谷華さん自身を存じていなかったのですが…。

  3. TOIMOG より:

    自分の住まいで放映していなかったのでニコニコでようやく観られました。
    うん、面白かった、非常に面白かった……けど、これ見終わったあとに原作を読むことをお勧めします。少々原作をはしょりすぎです。

    サクサク進むし、いいエピソードは外していないし、2クールで2部(単行本12冊分)まで進むらしいのでこのペース自体は正解だと思います。
    ですが、せっかくジョジョに触れたのに、あのエピソードとか、あのシーンとかを見ずに終わるのはもったいなので、アニメのあと原作に行きましょう。
    (例:ダニーが死んだシーン、原作では焼けたダニーが飛び出してくる)

    それ以外はほぼ文句なしですね、強いて言えば色彩が少々明るすぎるくらいでしょうか。
    擬音語の文字も非常に良かったですが、あの芝居がかったポージングを要所要所できちっと再現してくれたのが個人的にはポイントが高いですね。
    最近はよくも悪くも映像的というか、なんというか「自然体」で見せようという作品が多いので、こういった劇場的な作品は貴重です。

    >ジャンプの名作って序盤は大して面白くない
    実際、1部連載当時は大して評価されなかったようです、北斗の拳の二番煎じということで。
    多分人気が出てきたのは3部になってからでしょうね。

     >今の漫画では見られない熱量と求心力 
    昔の熱いノリを今でも突っ走っているので、現代でその辺を渇望している人間にとってはジョジョはオアシスです。
    主人公は全員マッチョ、知的でクールなマッチョがいっぱい出てくる、ストレートに善悪を論じる、など、良くも悪くも昔のセンスですが、一方でいわゆる能力系バトルや心理戦の走りでもあるのでそういう意味では非常に現代的ですね。

     >まったく未知の物語でありながら、デジャブのように断片的に自分が見知っている知識が出てきます
    これは初めて読んだ時、私も感じました。こんな楽しみができるのはガンダムとジョジョだけでしょうね。

    この文書いている最中にROBOTICS:Notesやっていたので、観ています。
    原作未プレイですが……これって、あれだよね?瀬乃宮あき穂が主人公でしょ?
    彼女がやる気のない協力者をその気にさせながら、ロボット作りに青春を傾ける熱い話でしょ?
    な、なんか、公式サイト見ると、全然目立ってなかったゲーマー男が一番上だったけど……。

  4.  TOIMOGさん
    昔の漫画は総じて展開が早いものですが、それを差し引いても突拍子がないともいえる展開の速さに、相当原作削られているんだろうなと感じました。

    このスピード感を崩さないで欲しいものの、坂道のアポロンのように、名シーンがカットの嵐になるのは避けて欲しいですね。

    >ダニーが死んだシーン、原作では焼けたダニーが飛び出してくる
    そうだったんですか~。ここは大変ショッキングなシーンでありましたが、お爺さんのセリフには笑わせてもらいました。
    「中に誰かいるのだ! 大変だ! 生きたまま焼かれているのだ!」そんな悠長に実況していないで、早く助けるのだ!(笑)

    >強いて言えば色彩が少々明るすぎる
    それは見ていて最初に気になりました。なんでこんなサイケデリックな極彩色なのかと。違和感ありありでしたが、2話3話と見ていったら慣れてくるかな?

    >芝居がかったポージングを要所要所できちっと再現してくれた
    特にディオはイチイチポージングがカッコイイ。怒りのジョジョが殴りかかってきたとき、立ち上がり方とそのあとの挑発的なポーズが実にスタイリッシュでした。

    >人気が出てきたのは3部になってから
    実際アニメを視聴する前にそういう意見は耳にしていましたし、1部2部はそんなに期待せずに視聴し始めたので嬉しい誤算。

    >主人公は全員マッチョ、知的でクールなマッチョがいっぱい出てくる
    ジョナサン・ジョースターの195cm・105kgという体格は素晴らしい。先天的に恵まれた体躯と、後天的な努力によって磨き上げられた鋼の肉体。やはり強さとは体格が伴うものでなければ!! 小さくて、細身で、女の娘みたいな奴が強いだなんて私は認めん(あ、緋村剣心は好きですけど)。

    ちなみに、サッカーでは当然メッシよりもCロナウドの方が好きです。

    >(Robotics;Notes)これって、あれだよね?瀬乃宮あき穂が主人公でしょ?
    ええ、その通りです(きっぱり)。彼女を中心として、部員たちが一致団結し、ロボット製作に青春を賭けます。

    約1名協調性のないバカが混じっていますが、どうでもいい存在なので無視してくださいね。