THE IDOLM@STER シンデレラガールズ第16話「The light shines in my heart.」雑感

美城常務主導によるイメージ変革の煽りを受け、バラエティ色の強いアイドルはこぞって路線変更を余儀なくされる大刷新。ブランド価値を高めるためには芸人紛いのアイドルは不要ということでしょうが、彼女が指向するアイドルの具体像がイマイチ見えてこないんですよねー。こんな感じのアイドルをイメージしているんでしょうか? はっ! もしや美城常務自身がアイドルに…!?

無慈悲な通達によって居場所を追われたイロモノキャラたち。うさみんこと安部菜々さんもその1人。若者の手本となる高いプロ意識で、年季の入った徹底したキャラ設定を貫く古株も、会社の方針によってキャラ変更が迫られる憂き目に。幾星霜こつこつ築き上げてきたキャラを急に取り上げられ、食い扶持であるお天気コーナーまでリストラされてしまうなんて、あまりに菜々さんが不憫すぎる…! 年齢的に再就職だって厳しいのに!!

猫キャラとして同じ路線を行く前川みくは、大先輩の安部菜々は憧れであり目標となる存在。だから、自分のキャラを曲げることなく、いつまでもお達者でいてもらいたいと、キャラ封印ですっかり老け込んでしまった菜々さんに、客席から精一杯のエールを送り続けた。

「うさみんコールにより、メルヘンチェンジを妨害していた不確定因子が排除された模様!」
「うさみんに施された封印を解除しまぁーす!」
「せ~の! メルヘンチェーーンジ!」

みくの必死な思いに応じるべく、老骨に鞭打って再び自分のキャラを取り戻した菜々さんは感動的でした。まだまだ若い者には負けんぞと言わんばかりの老獪なパフォーマンスで、観客を大いに沸かせたいぶし銀のステージ。意気軒昂なベテランアイドルの姿は、超高齢社会を迎えつつある日本に活力をもたらしてくれましたね。

菜々さん同様、路頭に迷っていたその他イロモノアイドルたちも、その壮健な姿に触発されて自分のキャラを貫くと決意。今後は、独自路線を進むシンデレラプロジェクトのメンバーと連携して活動していくことに。プロデューサーは、こうやって美城常務の圧政に反発する不満分子をオルグしながら、一斉蜂起するタイミングを伺っているのでしょうか? シンデレラプロジェクト地下事務所は、すっかり反乱軍のアジトめいてきました(笑)

対立軸を深めて社内クーデターを起こす展開も面白そうですけど、今のところ政権を握る美城帝国がそれほど強大さを感じさせてくれないというか…。先週トップアイドルの高垣楓から袖にされると、今週は古株のアイドルに加えて、下っ端アイドルまでもがあっさり反旗を翻してくる始末。プロデューサーを含めた他の重役たちも美城常務のやり方に納得がいっていない様子ですし、事実上美城常務は孤立無援じゃないですか? なんかオバサンが独り相撲しているだけの滑稽さがあるんですよね。もうちょっと彼女の方針に賛同する人間も出てこないと面白くないな~。

好感度ランキング推移

1 - 渋谷凛
2 - 新田美波
3 ↑ 前川みく
4 ↓ 諸星きらり
5 - 島村卯月
6 - 双葉杏
7 - 神崎蘭子
8 - アナスタシア
——————————————–
9 ↑ 多田李衣菜
10 ↓ 城ヶ崎莉嘉
11 ↓ 本田未央
12 - 三村かな子
13 - 赤城みりあ
14 - 緒方智絵里

美城常務の方針を知り、それとなくみくにゃんにキャラ転換を進める李衣菜。反体制こそがロックの原点なのに、会社の方針に素直に従いがちな李衣菜カワイイ。でも最終的には、みくの判断に任せて、自分もその選択を尊重しようとしたところはロックでした。

「誰かに言われたからやめちゃうって、菜々ちゃんにとってのうさみんってその程度のものなの!?」

自分のことのように他人のために必死になれるみくにゃん、ホント好き。久々にメガネみくにゃんも見れましたし、満足。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 常務は多分松田聖子のようなアイドルが理想なんでしょうね。
    逆に今のバラエティーアイドルが何らかの理由で嫌いと。
    だからと言って今まで貢献してきた人間を切り捨てるやり方はこけるのがほぼ見えているだけにキツイ。
    せめて最初っから一人くらい黒船アイドルをヘッドハントするなりで用意しておけば、従来路線VS新規路線で対立構造がはっきりするのに常務の目指すべき理想がまったく形になっていないせいで超無能に見えるのが何とも。
    しかしそれならそれで新規ブランド立ち上げればいいのに。創業者一族だけに346ブランドにこだわりでもあるのでしょうか?

    そして安心のみくにゃんの素晴らしさ。346プロ全員がネコミミをつけてれば企画書の200匹猫ちゃんライブ可能なのではw

    • うーん、美城常務のイメージは、昭和的な神秘性を持ったアイドルですかねー。ヴィジュアル面やパフォーマンス面を意識したK-POP的なアイドルが理想なのかなとも思っていました。

      何にせよ、その辺の方向性は早く提示してほしいですね。会社の方針を根底から覆す大改革の割りには、方向性があまりに漠然としすぎていて。

      >黒船アイドルをヘッドハントするなりで用意しておけば、従来路線VS新規路線で対立構造がはっきり
      この意見は私にではなく、どうか脚本家に直接届けてくださいな(笑) 全面的に同意で、この脚本は本当にそうあるべきだったと思いますよ!

      美城常務の構想を具体化させるには、手ずから引っ張ってきたアイドルを見せてくれるのが一番わかりやすい。路線の異なるアイドル同士、いいライバル関係になって盛り上がりそうですもんね。

  2. 初めまして。「常務の志向するアイドルの具体像が見えない」というお言葉、
    まさにその通りだと感じました。
    前にDSで出てたアイドルマスターのゲームで、引退した元トップアイドルが
    「A級アイドルなら歌番組に出るべき。バラエティに出るのはB級」という趣旨の
    発言をしており、常務のスタンスもそれに近いのではないかと思われますが
    そこは常務の口からはっきり言わせないとダメですよね…

    あと、「反体制こそロックの原点なのに~」に吹き出しましたwww
    これからもキレのいいツッコミに期待しています。

    • A級アイドルは歌番組。B級アイドルはバラエティ。やや乱暴な発言ですが、的を射ている発言でもありますので、そういうスタンスでいきたいなら、わかりやすくそう明言してほしいですね。でも、キャラ変更を迫ってバラエティの仕事をやめさせたところで、B級アイドルが急にA級アイドルにはなれないと思いますが…。

      >「反体制こそロックの原点なのに~」に吹き出しました
      李衣菜のロックロックいうだけの底のあっさいキャラ(黒須あろま談)大好き(笑)

  3. 最初に楓さんを戦略の先鋒に用いようとしたあたり、やはり常務の志向は
    アイドルの中でも跳びぬけた至上の品格・風格を持つ者が望ましいと言うところなのでしょうか。

    うら若き女子がイロモノに走ったりバラエティに傾倒しすぎた市場の中でイジられながら戦う姿は
    下品とは言わないまでも、オッサン的な視野からすれば微妙に痛々しいというか、
    なんか自分を安く売ってるな~という気がするのは分からなくもないです。
    (AKBメンバーがバラエティで漁船に乗ったりしてる番組を見て「うわキツ」とか思ったり)
    ただ、そういう擁護的な目線をくれてやるには常務の現状が強行すぎる上に時流に合ってないんですよね。

    強いて言うなら今までの展開は武内P周囲の環境でライブ主体、いわばドサ周りの視野中心です。
    強力な訴求力と普及力を持ち、かつメジャーアイドルの真の主戦場であるテレビ番組などの中で
    実力を披露しておらず、小さい所で満足し、自己肯定に腐心している所もあります。
    言いかえるなら
    「自分のウリを前面に押し出し、理解あるお客さんと生で触れあい、直接頒布する同人の方が
     絶対的に誠心誠意で善良。商業誌は金儲け主義で客受け優先の悪!」
    と言ってるようなもの。客観公平に見るなら普通はテーマやウケを含めた推敲に基づき、
    商業誌を目指して戦う方がよっぽど貪欲に高みを目指してるんですけどねー、ってことです。
    果たして残りの話数でそんなところを見せてくれるのか。

    とまれ、武内Pが支持するのは
    「個性的な少女たちがありのままステージで受け入れられるという形での、十人十色のシンデレラ」
    であるのに対し、常務が志向するのは
    「個性云々ではなく、多様市場に許容されるのでもなく、逆に市場を追従させるほどに支持され、
     そのために全てを懸けて邁進できるシンデレラ中のシンデレラ」
    なのではないかと個人的に思います。まさしく松田聖子、山口百恵的なものですね。
    前者はともすればメディアに一花異色を添える脇役・時代の徒花に留まりがちで、
    後者は仕込んで生まれるかどうかも難しい所ですが、当たれば時代や流行を象徴する、
    業界の伝説を生きる存在になります。
    どっちも意識高く、どっちも無謀な博打ではありますが、常務はまだ具体案を見せてくれないのが・・・
    こういう、勢力の要素が絡むとどうも上司は強力で無能な悪、部下が無力で有望で正義にしかならないあたり
    つくづく日本人は本場よりシンデレラストーリーが大好きです(笑)
    個人的には常務の常務たるデカイ器と手腕を見てみたいところですが、まぁ無理だろうな・・・。

    >安部さん
    所々年齢と肉体的限界を激しく想起させる表現を入れるのは止めて差し上げて下さい(懇願)

    • 楓さんが常務のアイドルとしての理想像であるなら、迂闊な発言で彼女の反感を買い、理解を得られなかった常務の無能さが浮き彫りになりますね…。他から嫌われても、楓さんだけはちゃんと自分サイドに取り込んでくれないと。

      >うら若き女子がイロモノに走ったりバラエティに傾倒しすぎた市場
      わかりますよ。アイドルもバラエティの1つや2つこなせないようじゃ失格だとは思いますが、歌やダンスといった本業部分で凄みを見せられずに、芸人の真似事ばかりをしている人間がアイドルを自称しているのも若干腹立たしい。バラエティに偏りがちな昨今のアイドルのイメージを是正したいという常務の考えには、私も賛同できる部分はあるはずなんです。

      だから、美城常務には単なるヒステリックなオバサンで終わってほしくないというか…。“物語の都合で駆り出された嫌われ役”という存在で終わってしまっては、それこそつまらないです。彼女の考えを肯定しつつ、その上で彼女の考えを改められるような深みのある脚本が求められますね。プリパラはできていたんですから、デレマスも頑張って!(笑)

      >同人の方が絶対的に誠心誠意で善良。商業誌は金儲け主義で客受け優先の悪!
      わかりやすい例えです(笑) でもシンデレラプロジェクトは地下アイドルじゃないんですし(事務所は地下ですが)、一人前のプロのアイドルとして売りだしている異常、プロデューサーもさすがに商業主義を批判することはないと思いたい…。常務のやり方に反発するがあまり、上辺だけの綺麗事を並び立てるようになったら、逆にプロデューサーの方に「ええー」って幻滅しかねません。いくら敵対している関係でも、お互い極端すぎる考えに走らないよう気をつけて…。

      >勢力の要素が絡むとどうも上司は強力で無能な悪、部下が無力で有望で正義にしかならない
      それが一番危惧しているパターン。無能な悪の上司をやっつける話なんて飽き飽きですし、そもそもそんなのデレマスでやるべき話ではないはず。プロデューサーの立身出世モノならいいですけど、デレマスの主役はあくまでアイドルですから!

      >(安部菜々)年齢と肉体的限界を激しく想起させる表現を入れるのは止めて差し上げて下さい
      すみません! 菜々さんの年齢弄りがエスカレートして、いつの間にか後期高齢者のような扱いに(笑)

  4. こんばんは。

    強大な敵(笑)が痛々しくて、ちょっといい話をされてもよくわからなくなっちゃいました。

    あのオバさんが目指してんのが他の皆さんも仰ってる昭和型スーパースターなのか欧米型の歌姫なのかわかりませんが、そもそもプロダクションの全アイドルを路線変更・統一なんてしたら廃止したジャンルのニーズに応えられなくなってプロダクションとしての仕事が減るわけで、そうなればオバさんに対する責任追及で早々にオバさん退場になっちゃうと思うんですよね。
    昔よりもニーズが多様なのだから色々なジャンルのアイドルを数多く取り揃えて、それぞれ売れっ子にして業界を席巻することを目指すべきなのに「手の届かないスーパースター專門店」になろうとするのは大きな会社であればあるほどありえないと思います。どうしてこんな話にしちゃったんだか。

    今回も状況に説得力さえあれば熱い話だったはずなんですが、見過ごせない部分が私に対して激しく主張して来るもんで、つらいですね。
    早くみんなで団結してポンコツを倒しにかかるパートに入んないかなぁ。

    • 芸能プロダクションとしては、先手先手で次の手を打って、新たな流行を生み出すアイドルを輩出していかなくてはなりませんから、ただ世間のニーズに応じているだけじゃダメだとは思います。現在はアイドルに多様性が求められていますけど、かつてのようなスター性を求める時代に回帰する可能性もありますし、常務にはそういった先見があっての行動かもしれません。

      とはいえ、やっぱり時流を逆らった舵取りをするからには何らかの説明はほしいですし、現在活躍中のアイドルを全員潰してしまう理由がよくわからない…。だからモヤモヤするんですよね。常務はちゃんと深い考えがあってのことなのか、特に何もないのか(笑) なかったら、擁護している私がバカみたいですから、早くはっきりさせてください!

      >早くみんなで団結してポンコツを倒しにかかるパートに入んないか
      偉そうな女上司をこき下ろして溜飲を下げるような脚本は三流もいいところなので、個人的にはそんな展開反対ですけどね。大体、孤立無援の今の常務を倒したって、弱いものイジメになるだけ。

  5. なんというかもっと目先の話で、自社で企画・制作まで出来ちゃう大きな会社であってもクライアントやスポンサー、取引先的なものが必ずいて、そういう仕事くれる会社さんやお金出してくれる人達はこういうやり方を絶対に許さないと思うんですよ。
    それに自社で企画・制作が出来たって依頼がないとか作ったものを買ってくれる人がいない、では何も出来ないのと変わらないのに、この常務さんは自分(達)に主導権があるかのような態度をとっちゃうし。客はファンだけじゃないぞと。
    ちゃんとした戦略でスーパースター路線に回帰するというのなら、どなたかも仰っていたような常務の秘蔵っ子を用意して、そいつの育成も兼ねて既存のアイドルと競わせるとかの方がすんなり飲み込めたと思います。
    アイドルアニメで夢のないおかしな所で突っ掛かってんじゃねぇよ、て気もしますが気になっちゃうんですよね。全くの子供向けアニメではない、というか観てるのは大人でしょうし。

    あと、この物語を書いてる人、というか制作に関わっている人たちは何処かからオファーがあって初めて仕事が成立している人たちなはずなのに、そういうのを履き違えているかのような態度を常務にとらせてんのはいかがなものかと。
    でも勘違い野郎な感じとかすげぇ癇に障ったので常務には酷い目に遭って欲しいです(笑)ただ、たしかに使い古された三流シナリオで面白くはないんですよねぇ。

    いらんことを気にして出されたものをまんま楽しめないよりは余計な所を気にしないでいい所を楽しめればいいんですけど、目についちゃったものはどうしても気になっちゃいますね。
    つうか、アイドルのアニメなのにオバさんばっか気にしちゃってる自分に愕然。

    • きっとジャニーズ事務所みたいなものなんですよ。「文句あるならうちのアイドル、一切おたくの局に出しませんけど?」がいえる立場。常務は関ジャニ∞みたいなのはお嫌いなようで。

      ……と思っていたら、17話で346プロダクションはアイドル部門は歴史が浅いと明かしていましたね。となると、現実の芸能事務所的にはどこに当てはまるかなぁ。芸能事務所としては大手だけれど、アイドルは歴史が浅いとなると、エイベックスとかアミューズとかその辺でしょうか。

      何にせよ、俳優・女優・アーティストなどで基盤があって、人気タレントを多数抱えている大手事務所なら、テレビ局やスポンサーにもある程度無理は通せるんじゃないでしょうか? 最悪アイドル部門はなくなってもいいやという考えだから、ここまで強権的な改革ができるのかもしれませんね。

      >アイドルのアニメなのにオバさんばっか気にしちゃってる自分に愕然
      私も同じですよ(笑) まぁ、私はそこまで美城常務嫌いじゃないのでいいですけど、自分の推しアイドルの活躍だけを見たかった本来の視聴者層を考えると、どうでもいいオバサンばかりが気になってしまうのは不幸。プロデューサーもそうですけど、メインはアイドルたちだということを忘れずに、あくまで物語の補助的な役割に徹してもらいたいですね。