THE IDOLM@STER シンデレラガールズ第11話「Can you hear my voice from the heart?」雑感

前川みくと多田李衣菜というキャラ的にはまったく共通点がないといえる2人が、どうして一緒にユニットを組むことになったのか。李衣菜も指摘していたように“余った2人を適当にくっつけた感”が半端じゃなかったのですが、プロデューサーはちゃんと2人の相性を考えた上でのユニットだという。

このプロデューサーの考え、わからなくもないです。2人組というのは、性格が正反対な者同士の方が得てして上手くいったりするもの。異なる価値観を持ちながら、お互いをリスペクトして尊重しあえる関係はものすごく素敵だと思いますし、根っこの部分では馬が合っているみくと李衣菜なら、充分そういう関係になれると見ていました。

そうはいっても、一朝一夕でそんな理想的な関係に辿り着けるものではなく、彼女たちはことあるごとに言い争いをして衝突しあう。可愛さを押し出したポップなイメージを主張するみくと、格好良さを押し出したクールなイメージを主張する李衣菜は、互いの意見が交わることなく平行線。デビュー前から、音楽性の違いによる解散の危機です(笑)

このままではさすがに拙いということで、コミュニケーション不足を解決すべく、2人は同じ部屋で共同生活を始めることに。これは思わずテンションの上がる展開というか、まさにプリティーリズム レインボーライブの第36話「お泊り会でふたりはめちゃウマ!?」を彷彿とさせる展開ではないですか!

このプリリズ36話も、福原あんと森園わかなという性格の噛み合わない2人のアイドルが、急遽パートナーを組まされることになり、一緒に寝食を共にすることで互いの絆を深めあうという話だったんです。私がプリリズにのめり込むきっかけとなった回ですので、かなり想い出深いエピソードなんですよ。あれ、そういえば森園わかなも語尾に「にゃ」をつけるキャラでしたっけ(笑) デジャヴを感じるはずだわ~。

みくと李衣菜の共同生活では、お互いの意外な一面が見えてきたのが面白かったです。みくは魚料理が苦手だったとは(笑) 猫キャラやっているのに魚嫌いなのはダメでしょ~! 李衣菜もロックを愛してクール気取りなくせに、ミントは辛いから苦手だと言っていたのが笑えます。

一緒に暮らし始めてもなかなか歩み寄れなかった2人でしたが、一緒に新曲の歌詞を考えるという共同作業を経て、ようやく2人の気持ちは1つに重なっていく。猫キャラとロックという互いの個性を消しあうことなく、互いを尊重しあって、共存する道を見つけた2人。紆余曲折ありながらも、最後はなんとか丸く収まって大成功を収められたのは何よりです。

今回のエピソードも、大いに楽しませてくれた良回だったのですけど、個人的にはちょっと物足りなさを感じてしまった部分もあります。というのも、あんなにデビューしたがっていたみくのデビュー順をわざわざ最後まで遅らせたからには、そのことについて何かしら言及があるべきだったんじゃないかと。

前回、凸レーションがファッションブランドとのコラボで大々的に売り出されることを知り、「いいにゃあ…」と悲しそうに呟いていたみくに、私は激しく心を痛めていました。誰よりもアイドルに強い意気込みを持っていながら、なかなかデビューをさせてもらえず、でも文句1つ言わずにプロデューサーの言葉を信じて、じっとデビューを待ち続けていたみくにゃん。その姿があまりに健気で、私はずっと彼女が報われる瞬間を心待ちにしていたんです。

それはSHIROBAKOのずかちゃん(坂木しずか)に抱いていた感傷と同じ。彼女も声優デビューするまでの道程があまりに険しく、「早く報われてほしい!」という痛切な思いが募りに募っていました。そして、23話でとうとうその念願が叶った瞬間の感動は、筆舌に尽くしがたいものがありました。みくのデビューもこれだけ引っ張ったからには、やはりそれなりの感動というか、特別感がほしかったです。私はみゃーもりのように号泣する準備ができていたのに…。

★今週の渋谷凛★


凛は意外と付き合いがいいというか、他のメンバーのライブやイベントには必ず顔出しますね。先週の凸レーションのトークショーは卯月と未央が不在でしたので、皆勤賞は凛だけという。

好感度ランキング推移

1 - 渋谷凛
2 - 新田美波
3 - 諸星きらり
4 ↑ 前川みく
5 ↓ 島村卯月
6 - 双葉杏
7 - 城ヶ崎莉嘉
8 - 神崎蘭子
——————————————–
9 - アナスタシア
10 - 本田未央
11 ↑ 多田李衣菜
12 ↓ 三村かな子
13 ↓ 赤城みりあ
14 - 緒方智絵里

学校ではメガネをかけて真面目そうにしているみくにゃんに萌えました! みくの第1印象として、「プリパラの南みれぃに通ずるものがある」と語ったことがありますが、そのイメージは正鵠を射ていたよう。みれぃも普段は真面目なメガネ委員長なのに、語尾に「ぷり」をつけて、まったく正反対なキャラ作りをしているアイドルですからね~。

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  1. 李衣菜がカレイの煮付けを作っていた時に「あっ・・・」となりました。(笑)

    とはいえ、一生懸命手料理を振る舞おうとしていた李衣菜の努力を認めた(落し蓋とか上手すぎ)、みくの心の広さに改めて感心しました。おっしゃるように、最後にデビューさせた理由は私も気になりましたが、今回はみくの人柄を上手く描いてくれたことに満足です。他のユニットとは異なり、バックアップが少し弱い状況の中でのスタートなので、2人の奮起に期待です。

    11話ではみくと李衣菜のユニットだけではなく、同時にさりげなく凜、卯月、未央のユニットのCD販売日が発表されましたが、私の中では未央の挽回場面が見られない限り、6話、7話の出来事が済んだとは思っていません。未央の挽回があってこそnew generationsの再スタートだと思うし、この辺も今後どう触れていくのか楽しみです。

    好感度ランキングで5位に転落した卯月は最初の貯金が徐々に無くなってような気が・・・(笑)

    • 私はむしろ、せっかく一生懸命李衣菜が作ってくれた料理なんだから、苦手な食べ物でも文句言わずに食べようよと思いました(笑) でも謝るときの猫っぽい仕草が可愛かったから許す!

      >未央の挽回場面が見られない限り、6話、7話の出来事が済んだとは思っていません
      未だに未央の件を蒸し返すのは好きではないですが、彼女は損な役回りで割を食ってしまっただけに、もっとストレートに未央の魅力が伝わるようなエピソードを設けて、補填してあげる必要はありますね。じゃないと、あまりにも不憫で…。

      >好感度ランキングで5位に転落した卯月は最初の貯金が徐々に無くなって
      卯月が転落したのではなく、他が上昇して追い抜いてしまったんですよ~(笑) だって、最近卯月の出番が全然ないんですもん!

      卯月は自分がメインで使われると抜群のヒロイン力を発揮しますが、他のキャラがメインの回だと完全にキャラが埋没してしまう。スタメンで使うと活躍するけど、代打で使っても全然打たないみたいな…。

  2. ついに全員がデビュー出来て良かったです!!

    >じっとデビューを待ち続けていたみくにゃん
    一度、爆発してストライキを起こしたけどねww

    >プロデューサー
    コミュニケーション能力に難ありだけど、アイドルの組み合わせやユニット名を発案する能力は称賛に値しますね。
    まぁ、ユニット名に関しては、偶然の要素が強いけど、アイドルユニットの構成力は凄いです。

    >メガネをかけて真面目そうにしているみくにゃん
    私も萌えましたwww素晴らしいです。

    • 自分の意見を出さずただ周りに追従するよりも、自分の意見を主張した上でその気持ちを押し殺せることが真の健気さだと思いますから、最初に爆発してストライキを起こしたみくだからこそ、その後の殊勝さが胸を打ちましたよ。

      >アイドルの組み合わせやユニット名を発案する能力は称賛
      最初のnew generationsとLOVE LAIKAは無難な組み合わせでしたが、凸レーションや*(アスタリスク)は意外な組み合わせだったり、バラエティに富んでいていいですね。単純に仲良し同士だけでユニットを組ませても面白くなかった。

  3. みくはぶーたれてブツクサしゃべったり、しょんぼりしてポツポツつぶやく時の
    か弱くて甘ったるいトーンがなんともたまりません。
    寝オチしたりーなのためにケットをかけてやったり、好みを理解して
    先んじておしょうゆをかけてあげたりする所など甲斐甲斐しいのがまたかわいい。
    この声の人がとある週では最速放映直後にエジプトで38歳独身の変態おやじを
    素手でボッコボコに殴り倒していたかと思うとなかなかシュール。

    >メガネをかけたみくにゃん
    通称「(クラス委員の)前川さん」。
    彼女のこの姿は原作中のユニットカードとしても登場するのですが、ファンの間では
    その登場よりずっと以前から、有志によってみくのビジュアルにメガネをかけたコラ画像が
    似合いすぎててやバイという評判が立っている所にカード化されて
    ナイスなファンサービスじゃないか!と好評だったこともあります。

    デレマスは近年のギャルゲーでは珍しく、有志の供出したネタや
    ニコニコ動画にアップされた二次創作ストーリーのネタなどを取り込むことに
    妙に意欲的な一面があります。
    もしかしたら共同生活のくだりもプリリズのオマージュかもしれませんね(笑)
    デレマスにはすでにビデオゲーマーアイドルはいますが、カードゲーマーはいないんだよなー・・・
    アイカツおじさん、幼女先輩に続くプライズカードアイドルがいてもいいと思うこの頃。

    • 朝ご飯で調味料をかけてあげたり、お風呂でしっかり暖まるように指示したり、居眠りした李衣菜にブランケットを掛けたり、みくは世話焼きというか、かなりのオカン体質っぽい(笑)

      みくは大阪出身、李衣菜は東京出身みたいなので、目玉焼きの調味料の好みは、東西の食文化の違いが出た部分でしたね。ちなみに私は、目玉焼きは醤油以外考えられないですけど!

      >二次創作ストーリーのネタなどを取り込むことに妙に意欲的な一面
      デレマスに限らず、こういった二次創作ネタを公式が拾い上げることが最近増えてきましたが、これが良いことなのか悪いことなのか、私には判断が難しい…。ファンの意向を汲み、ファンと同じ目線で作品を作り上げる姿勢は素晴らしいことですが、一部のファンが内輪的に盛り上がっていたネタを公式化してしまうのは、やっぱり抵抗感があったりもしますし。

      でも、デレマスのような確固としたストーリーのない作品なら、ファンの二次創作設定を取り込むことはありだと思いますね。メガネ前川さんは最高に可愛かったですし! 節操なくやりすぎない程度なら、どんどん取り入れていってください。

  4.  アイマスは発展の仕方が仕方ですからねえ。アーケードでスタートしたアイマスのコンシューマ版が発売された2007年ってちょうどニコニコ動画やpixivがサービスを開始し、アマチュアクリエイターたちがわざわざ同人イベントに参加したり、個人サイトを開いて管理したりといった手間を掛けることなく作品を発表する場が急速に整備されていった時なんですよね。

     そんな中、ゲーム中に楽曲やライブでのダンスシーンなどの素材が豊富にあり、その上でアイドルたちにガチガチの設定がなかったアイマスは絶好の素材で、いろんなPたちがニコニコ動画でライブPVを作ったり、またある人は有志が作ったキャラの立ち絵素材を使って紙芝居動画を作ったりして、ニコマスという1つのジャンルが出来上がるほどでした。ハードが一般ユーザーに浸透していたとは言い難いxbox360だったこともあり、ゲームはやったこと無いけどニコマスなら見たことがあるという人は一定以上存在したものです。(かくいう僕もその一人なんですが笑)そんなゲームはやったこと無い二次創作のファンたちを取り込むために二次設定を取り込んだり、人気二次作品を公式化したりして発展してきたのがアイマスなんですよね。

     

     話は変わりますが、誰よりもアイドルに強い意欲を持つみくにたいして好印象な浅生さんだと、安部菜々というアイドルも気に入りそうだなーと思ったり。彼女は中々強烈なキャラでして、長年アイドルを目指して頑張っていたけどデビューできず、それでもメイドカフェでバイトしながら歌って踊れる声優アイドルを目指す東京から電車で1時間の距離にあるウサミン星に住む永遠の17歳なんです。…自分で書いといて頭が痛くなってきましたが、仕事への意欲ということなら誰にも負けないくらいで、あるカードでの一言(お仕事楽しすぎて…ヤバい…)にもそれが現れています。今月のデレマスのボイスドラママジックアワーにも出ていますので、よければ動画サイトなどで一度その魅力を堪能して欲しいですね。

    • そういえばそうでしたね。XBOXという一部のコアなファン層に向けた作品が、黎明期のニコニコ動画の力によって幅広く認知されるようになった。出発点からしてTHE IDOLM@STERはインタラクティブなコンテンツで、ファンと共に成長していったものですから、二次創作のネタを公式が吸い上げても、それほど抵抗感がなかったりするのかもしれません。

      私も当時からニコニコ動画は利用していましたが、アイマス関係の動画はほぼノータッチだったので、どのように人気が拡大していったのか全然疎くて。未だに「ごまえー」と「千早が貧乳」ぐらいの知識しかありません。再放送のTHE IDOLM@STERを拝見して、後追いでその魅力を学びたいと思います(ラブライブ!のようになりませんように…)。

      >浅生さんだと、安部菜々というアイドルも気に入りそう
      おお、彼女は第2話に登場していたキャラですね。あと、みくにゃんがストライキしたときにも。

      そのときは特に何とも思わなかったですが、その苦労人気質な設定を知ると確かに愛おしい(笑) 努力しているのになかなか報われず、それでも諦めず長年頑張っているところなんて、ものすごくそそられますね~。一番萌えるポイントは、「通勤に1時間かけている」ところですが! これは大変だぁ~。

      しかし、こういうタイプのキャラを好きでいるのは、かなりパワーを使いますよ。SHIROBAKOのずかちゃんもそうでしたが、報われなさすぎる娘を見ていると、こっちの胃がきりきり痛んで、もう大変。かといって、簡単に報われてしまうと、そのキャラの味が全然でないですし…。報われてほしいけど、報われてほしくない。でもやっぱり報われてほしい! そんな内なる葛藤がパワーを多大に消費します(笑)

  5. プリパラの方の記事を拝読して気づいたのですが、この回の脚本を書いたのは、プリパラのシリーズ構成の方ですね。
    本家のアニメTHE IDOLM@STERでも良回・神回と言われている回をいくつか担当された方なのですが、今はプリパラを書いていらっしゃるとは知らず……俄然興味が沸いてきました。

    • あ、本当だ。プリパラのシリーズ構成を務める土屋理敬さんが手掛けていたのですか~。この方が「脚本」をされていた回は、どちらかというとストーリーや萌えに重きが置かれたものが多かったので、それがデレマスにも良い相性をもたらしたのでは。ちなみに、ギャグに振り切っているのはふでやすかずゆきさんですね(ジョジョも手掛けている)。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。