THE IDOLM@STER シンデレラガールズ第3話「A ball is resplendent, enjoyable, and…」雑感

カリスマJKモデル城ヶ崎美嘉の推薦でいきなり決まったステージデビュー。バックダンサーとはいえ、大勢の観客の前でダンスを披露するからには、みっともない姿は晒せない。ライブ当日に向けて、次第にレッスンにも熱が入る。

こういった地味なレッスンシーンもちゃんと疎かにせず描いてくれるのはありがたいですね。ただ、今回作画がかなりヘタレていたような…。顔付きや頭身がおかしかったり、第3話にしてもう息切れとは先行き不安にさせられますよ(Bパートはかなり盛り返しましたが)。

ライブ前には楽屋で出演者の方たちとご挨拶。小日向美穂、川島瑞樹、日野茜、佐久間まゆの4人は城ヶ崎美嘉と同じグループのアイドルってことでしょうかね? それとも、安室奈美恵 with SUPER MONKEY’Sみたいな関係? とりあえず私は、佐久間まゆさんのサディスティックな眼差しが気に入りました(笑)

始めはアイドルデビューできる喜びから、純粋にこの日を楽しみにしていた3人も、いざ会場に足を踏み入れると気分は一変。素人である自分たちが、突然放り込まれたプロの世界。威圧感すら漂う会場の雰囲気にすっかり気圧されてしまい、集中力を欠きながら始まったリハーサルは案の定大失敗。やり直しをさせてもらえる時間はなく、不安だけを募らせたまま誰もいない控え室で待機させられることに…。

本当に今から自分たちがこんな大きな舞台に立つのかという実感すら沸いていないまま、刻々と近付いてくる出番。まだ心構えが全然できていないのに、時間だけが迫ってくる焦燥感と恐怖感は誰しもが経験あることだと思いますよ。あれだけ口喧しかった未央が一言も喋らなくなったところに、彼女たちが感じているプレッシャーのでかさが伝わってきます。

こんな状態でステージに立っても絶対失敗をしでかしそうで、見ているこっちも心配でハラハラしていたのですが、出番前に小日向美穂と日野茜の2人から、「登場する掛け声として好きな食べ物を叫ぶといい」というアドバイスをもらい、それで卯月・凛・未央の緊張は解れた。寸前で覚悟も決まり、リハーサルのときとは別人のような顔付きに

さすがこういったとき先輩アイドルは頼りになるな……と思いきや、実はこのシーン、直前にプロデューサーが何やら美穂と茜の2人に話しかけているんですよね。会話の内容は明かされませんでしたが、恐らく緊張でガチガチな3人の緊張を解してやってくれと頼んだのでしょう。このさりげない気遣いと優しさ。目立つことなく、しっかりその存在感を示すプロデューサーは、やはりこの作品で最も魅力あるキャラクターなのかもしれません。

ポップアップで勢いよく舞台上に飛び出し、華麗にライブへの登場を果たすと、満員の観客の前でも物怖じすることなく、堂々とバックダンサーを務めた3人。その姿を見て、大きな安堵の溜息をつくプロデューサーでしたが、このとき私もシンクロするように同じ反応でした(笑)

卯月・凛・未央の見事なダンスは城ヶ崎美嘉のパフォーマンスを際立たせ、観客席のファンたちも野太い声援でそれに応える! アイドルのライブはこの野太い声援があってこそだと思いますよ。プリパラはキャーキャー女の娘の黄色い声援しか飛んでいないので、やっぱり物足りないところがありましたから~。アイドルに野郎の声援は必須です!

数々の失敗フラグを振りきり、文句なしの最高のステージデビューを果たした彼女たち。一事はどうなることかと思いましたが、何事もなく大成功に終わって本当に良かった。私は感情移入しすぎて、「ライブが無事成功しますように…!」と普通に祈りながら見守っていましたもんね(笑) 最後に渋谷凛のこんな満面の笑顔が見られて嬉しい!!

未央「これって…現実なのかな」
卯月「夢みたいでしたね…」
凛「うん…」

アイドルとしての踏み出した輝かしい第一歩。この先も順風満帆であることは約束されていませんが、苦労も困難も蹉跌も乗り越えて、トップアイドルまで駆け上れるよう精一杯頑張ってほしいものです。もうアニメというより、普通にファン目線で視聴しつつありますよ~。

★今週の渋谷凛★


クール=笑ってはいけないという誤解も多いですが、凛のように笑うべきところは自然と笑顔を見せてくれた方が全然いい。凛の魅力を「笑顔」と言い切ったプロデューサーの先見性はさすがです。

好感度ランキング推移

1 - 渋谷凛
2 - 島村卯月
3 ↑ 新田美波
4 ↓ 諸星きらり
5 ↓ 本田未央
6 ↓ 城ヶ崎莉嘉
7 - 神崎蘭子
8 ↑ アナスタシア
——————————————–
9 ↑ 前川みく
10 ↓ 多田李衣菜
11 - 双葉杏
12 ↑ 三村かな子
13 ↓ 赤城みりあ
14 - 緒方智絵里

スパシーバ! つまり、ありがとう! 片言日本語が愛らしいアナスタシアが見事にJ1昇格。これは紅林珠璃ちゃんに強力なライバル登場ですね(笑) EURO2008のロシアVSスペイン並みの熱い戦いが繰り広げられること必至。

もう1人大幅に順位を伸ばしたのは、新田美波。地味な風貌に、異様な色気を嗅ぎ取った私の第一印象は間違っていなかった。髪を下ろした私服姿の美波さんの姿はあまりに美しすぎる…!! ぶっちゃけ、ルックスだけで言えば渋谷凛よりも好みだわ~。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. ライブシーンは素晴らしかったです。
    直前までの状況からかなりハラハラしましたが、無事に終わって良かったですww

    しかし、新人3人は一曲のバックダンサーをするだけで、かなり大変そうだったのに対して、城ヶ崎さんは普通に何曲も歌って、踊っている。
    ベテランと新人の違いだとしても、歌って、踊れるのは凄いと思う。
    アイドルという職業の大変さの片鱗を見た気がします。

    あと、最後の渋谷さんの表情が気になります。何かを決意したんだろうか?

    • お返事遅くなり申し訳ございませんでした。体調不良によりちょっとお休みさせてもらっていて…。既に4話も放映されましたが、これからチェックしないと~。

      >ベテランと新人の違いだとしても、歌って、踊れるのは凄い
      アイドルに求めるものは人によって様々ですが、私が求めるのは「プロ意識の高さ」なので、そういう意味では城ヶ崎美嘉は理想的なアイドル像ですね。キャリアの違いはあれど、卯月・凛・未央の3人と年齢的には同年代。ただ憧れの存在というだけでなく、いずれ城ヶ崎美嘉に追いつき追い越そうと奮起してもらえるようになると嬉しいです。

  2. ガイナックス作品やグレンラガンで実績を上げてきた錦織監督作品のアイドルマスターが
    コミカルでキビキビしたダイナミックな動きを見せつけたのとは逆に、モバマスでは
    いわゆるけいおんのような、ふわふわと余裕があって女の子らしい可愛さを充実させた反面、
    ともすれば丸っこくてモタモタしているように見えるアクションが多いのが印象的です。
    同じシリーズや製作会社でも、監督やコンセプトが切り替わるだけでこうまで変わるのか・・・。

    >作画が
    同じアイマスシリーズでもポリゴンモデルが徹底してメインを張る事で
    良くて安定、悪くて平板という印象だった本家アイマス(のゲーム原作)と違い、
    アニメ的な手描きのいわゆる「二次絵」の原作であり、そのクオリティの高さが
    従来のアイマスになかった売りでもあるモバマスだけに、こういった崩れは
    他の作品のそれよりも大きく目立つ印象があります。
    進撃の巨人やジョジョなんかでは、キャラデザの時点で線画を太くしたり
    面構えのアクを強める事によって「崩れてもなおソレにしか見えようがない」という
    デザイン上の保険をかけられていましたが、繊細で愛らしい顔立ちが求められる
    美少女アニメではなかなか難しい手法ですね。
    A-1Picturesさんがもともと人物動画を緻密に描かないチームだと言うのもありますが。

    >今週の武内P
    この「助言」のシーンは原作ファンの間でも熱く評価されてますね。
    アニマスの赤羽根Pのように、あるいはWUGの松田マネージャーのように
    アイドルを扱った作品では往々にしてアイドルの実力が主役であり
    裏方はソレに引っ張られて成長するケースが多いですが
    (松田さんが成長したかどうかは、まぁ・・・うん)
    武内Pのように「最初からさりげなくデキル男」というのはとても新鮮。

    >新田さん
    原作ではビジュアルからセリフまで、もっととんでもない事になってます(笑)

    • オリジナル(?)の方のTHE IDOLM@STERは拝見していないので、そちらと比較対象にすることはできないのですが、デレマスのキャラの動きの可愛らしさは高いレベルにあると思いますので、あとはこのまま作画のクォリティさえしっかり維持してくれれば、文句なしの名作に仕上がりそうです。同じA-1Picturesさんが手掛ける「冴えない彼女の育てかた」は人物描写に気合い入っていましたから、そっちの人員をデレマス側に持ってきてくれないですかね(笑) ていうか、A-1Picturesさんは今期アルドノアに七つの大罪に四月は君の嘘もやっているのか。これは今後もちらほら怪しい作画が出てきそうな…。

      まぁ、デレマスはライブシーンにリソースを割かなくてはならない事情もありますし、そこまで神経質に作画が~作画が~と批判する気はありませんが。ただ、Wake Up, Girls!みたく、ここぞのライブシーンで作画が崩壊しているようじゃ、叩かれても仕方ない。そこだけはプライドを持ってやってほしいです。

      >「助言」のシーンは原作ファンの間でも熱く評価されてます
      実際ここはいいシーンでした。不器用なタイプかと思ったら、こんなに気遣いのできる人なんて。前面に出すぎず、かといって空気になりすぎず、本当に「プロデューサー」という立ち位置を誰よりも弁えていますよ。第2話で遅刻に釘を刺したシーンも、厳しすぎず、甘すぎずで良かった。

      こうしてみると、艦これも「提督」は出しておくべきだったと思いますね。これからは、男のキャラクターを登場させることを極端に恐れないでほしい。男の存在を排除して、ショーウィンドウのように美少女を並べて鑑賞するだけのアニメは、もうアウトオブデートなんですよ。「そうであってほしい」という私の願望が混ざっていますけど(笑)

      >(新田)原作ではビジュアルからセリフまで、もっととんでもない事になってます
      え、そうなんですか? それは今後も期待してしまう~! 今後1位渋谷凛の座を脅かす存在がいるとするなら、彼女かもしれません。

  3.  シンデレラガールズと艦これのアニメにおける男性キャラの扱いには二次創作やファンアートによって強い盛り上がりを見せた作品同士の長い歴史によるノウハウの差と今までどれだけ両者が実験的だったかの差が如実に出たかな、と感じますね。

     両者とも原作での描写はけして豊富なものではなく、ファン一人一人が妄想を重ねる中でそれぞれのアイマスや艦これを生み出してきた作品なのは間違いありません。しかし、アイドルマスターは今までにもキャラの名前だけ借りたロボットアニメをやってみたり、女装アイドルを出してみたり、プレイアブルからリストラされるキャラを出した上で男性アイドルをライバルに据えてみたりと、色々と物議を醸すような事をやって「実験」をしてきています。「実験」に対してファンがどういう反応をして、売れ行きがどう変わるか、というデータは豊富にあるし、ファンにアイマスは女の子しかメインに据えない「美少女動物園」はやらない、そもそもアイマススタッフはファンの思い通りには動いてくれないという意識を植えつけているんですよね。だからこそシンデレラガールズのプロデューサーのようなアクの強いキャラを出すことができるし、それに対してファンがどう反応するか恐れる必要がない。

     対して艦これは、公式で男性キャラ=提督を前面に押し出したことがありません。ファンに対して「艦これ」という作品の意識付けが浸透していない中で、いざアニメに提督を出せるか?というと、難しかったんでしょうね。アイマスがうまく言ってるんだから艦これもうまくいくか?と言うと、ファンの層や考え方の違いもありますし、おそらく「俺の考える~とは違う!」と言い出すファンが続出して、うまくいかないだろう、と判断したのではないでしょうか。

    • デレマスのプロデューサーが受け入れられたのは、下地となる長年の積み重ねがあったからこそということですね。「実験」を繰り返すことで、作り手とユーザーの距離を少しずつ縮めていくというやり方は、理想的な信頼性の構築であるように感じます。

      消費者の声がでかくなり、ノイズィマイノリティが跋扈する今の世の中、人気コンテンツはどう料理したって批判に晒されてしまうもの。ですから、最初から丸ごと受け入れてもらおうと欲を出すのではなく、批判覚悟の主張を繰り返し、徐々に純度の高いファンのみが残るようコントロールすることが求められている気がします。その結果、デレマスというファンにも新規にも受け入れられる作品を生み出せたのなら、実験の価値は充分にあったということ。

      艦これも最初は批判されるのを覚悟の上で、提督のキャラを出せば良かったのに…。もし本当に艦これファンがそれを受け付けず、批判が沸き起こるならば、次は違うタイプでの主人公像を提示すればいいですし、もしくはそこで「出さない」判断をしても良かった。

      最初から来てもいない反発を想定してびびってしまうと、次回以降も無理でしょう。最初に「出さない」という判断をしてしまったことで、これから先もきっと出せなくなる。ノウハウを築く機会を放棄したも同然なので、ちょっともったいなかったなと思います。

      でも艦これ的には、1人のヒロインを轟沈させたことが「実験」だったのかもしれませんね。そこで沸き上がったバッシングに対して、どう向き合うのか。アイマスのようにファンの意識を矯正していくのか、それともこれ以上煩いファンを刺激しないように、平易な美少女動物園アニメに方向修正してしまうのか。