ハイキュー!!第12話「ネコとカラスの再会」雑感

前任監督から因縁があった烏野高校と音駒高校の対決は、縄張り争いをしているカラスと猫に準えた通称「ゴミ捨て場の決戦」! 今後、最大のライバルとして競い合っていく両校には、何故かお互い似通っているキャラが多いという不思議。特に音駒の山本猛虎は田中龍之介に見た目も性格もそっくりで、まるで田中の2Pカラー(笑) 山本VS田中の地味名字同士の諍いに目が離せません!

それぞれ似た者同士が存在していながら、セッターの影山と弧爪だけは好対照。影山は相手監督に「化け物」と言わしめる突出した才能を持ち、自らが陣頭に立って厳しくチームを牽引していく王様タイプ。言わば、がんがんキラーパスを出して仲間を走らせる中田英寿のような選手

対して、弧爪は身体能力や運動神経が特別秀でているわけでもなく、やる気なさそうなゆったりした動きながら、人並み外れた観察眼に裏打ちされた高い洞察力と視野の広さを持つチームの心臓。こちらはゲームメイクに長けた遠藤保仁だと言えますね!

ブロッカーの月島がクレバーなタイプだと見抜くや否や、その読みの鋭さを逆手に取り、視線フェイクで逆方向へ振ってしまうテクニックなんて本当に痺れます。いい意味で脱力感があり、常に落ち着いた冷静な視点で瞬間瞬間での最善手を選べる頭脳派セッター。私はこういう選手に憧れていたんですよー(笑)

試合は、初っぱなから烏野必殺の変人速攻が炸裂。影山の精密なトスと、日向の高速のブロード(移動攻撃)による電光石火のコンビプレイに音駒高校の選手たちは面食らうばかり。普通なら、このまま一方的な試合で終わってしまいそうなところですが、すかさずタイムアウトを取って日向の速攻対策を練り、瞬時にチームを建て直してくるのが音駒高校の強さ

音駒高校が取った対応策は、ブロックをサイドに寄せるデディケートシフト。前列の3人が固まってブロックすることをバンチシフトと言い、それを中央ではなくライトかレフトかの一方に偏らせることをデディケートシフトと言います。通常はレフトに陣取る相手エースを徹底マークするためのシフトですが、今回は日向をウィークサイドへと誘導させるための罠として利用してきました。

日向は必ずブロックが薄い方向へ移動してスパイクを打つため、敢えて片方の守備を手薄にさせて誘い込み、7番犬岡がマンツーマンで潰すというやり方。わかりやすく三国志で例えるなら、偽撃転殺の計に対する虚誘掩殺の計ってことです。

この謀はずばり的中。得意の速攻が無力化され、一転して烏野高校は軸となる攻撃パターンを失う。そこで日向は、閉じていた目を見開き、ボールと相手のブロックを見ながらスパイクを打つことを決意。これまでずっと影山に依存していた日向だけに、自分の力でスパイクを打つとなると途端に上手くいかなくなりますが、それでも心折れることなく何度もトライ。次第に、影山のトスとのタイミングが合い始めていく。

この日向の成長の裏には、仲間たちの協力があるというのがいいです。失敗しても、失敗しても、失敗しても、仲間がそれをカバーして日向をバックアップしてくれる。1年生の新人に対して、先輩たちがこんなにも力を尽くしてくれたなら、粋に感じなくちゃ嘘ですよね。次回は、バシッと気持ちよくスパイクを決めてください!

★今週の清水潔子★


うぐぁぁぁぁぁ!! 軽く会釈しただけでこの破壊力!!

烏野高校→潔子さんがいる。音駒高校→潔子さんがいない。この時点で、両校の勝敗は既に決しているようなもの(笑) このあとバレーで勝とうが負けようが、そんなのは些末な話ですよ。潔子さんがいる時点でスコンク勝ちに等しいのですから。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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