ガンダム Gのレコンギスタ第13話「月から来た者」雑感

アメリアもキャピタルも全然一枚岩じゃなく、それぞれの行動原理がバラバラなもんですから、全然内容が把握しきれない! この混迷極まった状況で、更に「宇宙からの脅威」という新たな勢力まで物語に介入し、とうとう私の理解のキャパシティを超えたかと項垂れていたら、なんと彼らの登場によって、宇宙人VS地球人という非常にシンプルな構図に切り替わってくれました!(笑) あ、ありがとう! 宇宙からの脅威!
国の結束を固めるためには、外圧or仮想敵国が最適だってことですね。威嚇混じりにザンクト・ポルトへ迫ってきたノウトゥ・ドレット将軍率いる宇宙艦隊は、月の裏面のスペースコロニー群で構成される国家トワサンガの所属。新たな脅威を迎え撃つべく、数刻前まで殺し合いをしていたアメリア軍とキャピタル・アーミィは、共同戦線を張ることで合意

宇宙の脅威という外敵を迎えて、アメリアとキャピタルが一致団結する流れは想定の範囲内でした。しかし、私はもっと先の話だと思っていました。まだこのトワサンガの脅威レベルが判然としない中で、意外とあっさり共闘関係に至ったのは、多少なりの違和感がありましたね。

そうはいっても、今まで敵だった同士が、より強大な敵を前にして協力し合う少年漫画のお約束展開には燃えるものがあります。まだお互い牽制しながら腹の探り合いをしている関係なので、“仲良く”って感じではありませんが、それでもG-セルフが、マックナイフが、グリモアが肩を並べて出撃する光景は壮観! 戦いについてこれなさそうなG-アルケインは置いてきました!

みんなで力を合わせて外敵から地球を守る……というと聞こえはいいですが、トワサンガ迎撃作戦として考案されたのは、“白旗を揚げながら投降するフリして、中央の旗艦(ギニアビザウ)をぶっ叩こう!”という、超卑怯な作戦(笑) いやいや! いくらなんでもさすがにそれはダメでしょ!

天才クリムが指揮する偽装降伏作戦はまもなく実行に移されましたが、トワサンガサイドは「前もって報せもない使者などはバカだな。追い払え!」「非公式の動きを見せるものは撃墜しておけ」「ホーミングミサイルで一撃で殲滅します」と、その小狡い作戦を一瞬にして看破(笑) 逆に無防備なクリムたちに容赦ない砲煙弾雨が浴びせられ、飛んで火に入る夏の虫状態。ちょっとだけ、「ざまぁ!」って思っちゃいました

G-セルフのチートシールドの力でなんとか事なきを得ましたが、下手すりゃ夢の連合軍が一瞬にして全滅していたところ。クリム、しっかりしてくださいよ~。

その後、トワサンガの猛攻に必死に応戦するベルリたち。やっぱりこういうシチュエーションの戦いは俄然テンション上がってくる。マックナイフも敵として見ていたときは「だせぇ!」「うぜぇ!」という印象しかありませんでしたが、いざ味方として見てみるとなかなか個性的で味のあるデザイン。如何なる体勢からも放てる指ビームがカッコイイです。

逆にトワサンガ側のMSは少し期待ハズレというか、もっと強力な奴が揃っているものと想像していました。宇宙世紀時代のMS製造技術を持つトワサンガは、地球の技術力より遥かに高度であるはずで、それこそG-セルフ級がうじゃうじゃ出てくるものかと。でも見る限り、そこまでの技術格差はなさそう。G-セルフはトワサンガで建造されたMSだと推察されますが、トワサンガにおいてもG-セルフは特別な機体だといえるのでしょうか?

クリムらと入れ違うように、トワサンガから派遣された交渉団がザンクト・ポルトの聖堂に到着。どうやらトワサンガには戦争の意志があるわけではなく、タブーを破って軍拡を続ける地球人に警鐘を鳴らしたいのだそう。更に、地球側に禁制技術を流出させた密航者がいるので、それを探し出して内部告発せよとの厳命。これを地球側が素直に応じるかどうかが、今後の展開を左右するポイントになるわけですね。

今週は珍しく素直にお留守番して大人しかった姫様でしたが、最後に「メガファウナでトワサンガに行ってみましょう!」と爆弾発言。2クール目からは、トワサンガが新たな舞台ということでしょうか。ドラクエみたいに次に何をすればいいのか明示してくれるのは、非常にわかりやすくて、ありがたいです(笑)

13話は久々に頭を使わず、感覚で楽しめる回でした。何度も話を見直して、その複雑に入り組んだ世界観を少しずつ紐解いていく過程はGのレコンギスタの大きな楽しみの1つではあるんですが、たまにはこういうわかりやす~い回もないと、頭がパンクしちゃうんで(笑) 特に最近はハードで、話について行くのが大変でしたから…。

主要キャラクターが勢揃いしたエレベーターのシーンなんて、単純に見ていてワクワクしましたよ。互いに殺し合いをしていた者同士とは思えないほのぼのした雰囲気。太平洋戦争でも日米のパイロット同士は憎しみ合っていなかったと聞きますが、そんな感覚なのかな? やっぱり戦争なんかやめて、みんなで仲良くするのがいいね!

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1 枚組 ( Blu-ray )


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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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