ガンダム Gのレコンギスタ第10話「テリトリィ脱出」雑感

機転を利かせてキャピタル・テリトリィからの脱出を手助けをしてくれたケルベス中尉に、お礼のステップを踏んで感謝を示すアイーダ。それを見ていたベルリが「お、お礼が言える人だったんだ…」と衝撃を受けていたのがひどい(笑) いくらなんでも、みんな姫様をダメな子だと思いすぎですよ!

ドニエル艦長も、G-アルケインで出撃しようとするアイーダに「メガファウナの護衛をしていただきます」と、暗に「もうお前は戦うな」と諌めていましたからね~。「私はパイロットとして補欠ですか!」と激怒して、結局強引にG-アルケインで出撃しちゃいましたけど(笑) これはじゃじゃ馬娘だわ。

「しゅつどう! G-セルフ、しゅつどう!」

ひたすら「チュチュミィ!」を連呼していたラライヤは随分言語が達者になってきて、精神年齢が3~4歳ぐらいになってきた感じ。なんだか娘の成長を見守っているようで微笑ましい。何かをきっかけに一気に元通りになるより、こうやって少しずつ精神年齢が上がっていく方が面白いかも。最終的には、めっちゃクールで大人びたお姉さんキャラになってほしい!

キャピタル・アーミィの新型機ウーシァを駆り、ベルリとラライヤの引き渡しを要求しながら襲撃を開始するベッカー・シャダム大尉。すぐさまG-セルフで追っ払いたいところですが、新たな兵装「高トルクパック」の準備に手間取り、なかなか出撃ができない。その間にも、先行して出撃していたG-アルケインが案の定速攻でやられている! アイーダ、ダメな子…!

ウーシァにG-アルケインが背後から羽交い締めにされた光景は、何やら電車で痴漢されているようにも見えて複雑な気分。姫様が操縦すると、心なしかG-アルケインも女性っぽく感じてしまうから不思議です(笑) 愛すべき彼女がいかがわしい目に遭っているのを目の前で見せつけられて、ベルリも黙っちゃいられません!

「恋を知ったんだ! 誰が死ぬもんか!」

ようやく準備が整い、G-セルフ発進の際に叫んだこのセリフがカッコイイ! ベルリ君がやっとアイーダへの好意をハッキリ口にしてくれたのも嬉しいですよ~。

高トルクパックによる凄まじい推力に戸惑いながらも、襲いかかるカット・シーとウーシァを鎧袖一触で撃破。残る標的は、アイーダを浚ったベッカーのみ。ジャングルへと逃げ込んだベッカーを全速力で追跡する。

ここでベルリは高トルクパックをあっさり分離し、それを単体で飛ばして囮に使うという大胆な戦法。そして、身軽になったG-セルフでウーシァの懐に潜り込むと、渾身のパンチを叩き込む!

吹っ飛ばされたウーシァをダッシュで追い抜き、 更に今度は空中へ蹴り飛ばすというアクロバティックな格闘シーン。昔のドラゴンボールを彷彿とさせるバトルは、もはやロボットの戦いから逸脱している気がしないでもないですが、大変見応えありましたので良しとしましょう!

無事姫様を救出することができたG-セルフは、破壊されて飛べなくなったG-アルケインをおぶってメガファウナに帰還。怪我をして動けない女性を男性がおぶって帰るというイベントは、昔のエロゲやドラマで多く見られた定番イベント。今回はとことん90年代風味な脚本でしたね。

最近ひっきりなしにロボット戦闘が繰り返されていて、キャラクターの掘り下げや恋愛模様が少しおざなりになっていた感がありましたけど、ようやくその恋愛模様に進展が見られたのは喜ばしい。私にとっては、国同士の揉め事より男女間のラブコメの方が大事なんで、そこも疎かにせずしっかり描写してもらいたいです(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. ガンダム Gのレコンギスタ 第10話 『テリトリィ脱出』 シャダムがノリノリで面白かった、そしてアイーダ安定のヘッポコ。

    トワサンガ=スペースコロニー!この時代でも宇宙に人は住んでいた。交流は絶えているのか、密かに繋がっているのかが気になります。∀ガンダムではムーンレイスが地球に来る所…

  1. 「恋を知ったんだ。誰が死ぬもんか!」はいいセリフでしたねぇ。
    予告の「足の下は、地球なんだぞ!」もすごくよかったです。
    Gレコは童心で観られるというか、ワクワクする感じとか、敵も味方もユーモラスなところとか、監督が子供に観てほしいと言っていたのもうなづけます。
    もう個人的には一番好きなガンダムですね。
    昔のガンダムは小難しくてシリアス一辺倒な印象でもうひとつ夢中になれなかったですが、Gレコは毎週本当に楽しみ。
    じいさんになっても進化し続けるって富野監督はまったくもって大したお人です。

    今回の絵コンテ演出は「進撃の巨人」の監督の荒木哲郎さん。
    富野監督に直訴して参加されたそうです。
    コンテ案に山のような注文を富野監督から返されたそうですが、それだけあって非常に今回は見応えがありました。
    高出力パックはGセルフ自体の出力も一時的に高めてたんでしょうかね。
    大迫力のGセルフの機動だけでなく、倒したパイロットが味方のダウンバーストに吹っ飛びそうになりつつ足元にはワニが迫っているとか、アイーダを背負って上下を繰り返すシーンのコクピット視点の絵を挟んだり、いろんな映像的、キャラクター的楽しさがありましたね。
    富野監督は荒木さんをかなり買ってらっしゃるそうで、それだけの実力を確かに感じた一話でした。

    • 戦争では結構人死にが出たり、恋愛では複雑に関係が入り乱れたりしているのに、ネガティブなドロドロ感がないのはありがたい。敵味方合わせて、嫌なキャラというのが1人もいないですし~。ベッカー大尉もいいキャラしています(笑)

      >個人的には一番好きなガンダム
      そうなんですか~! 何となくガンダムファンの方は、最近のガンダムはガンダムと認めないような、昔のガンダムこそ至高であるという厳しい考えの持ち主であるような思い込み(偏見?)があったので、これを一番と認めてしまうのはちょっと意外でした。

      でも、Gのレコンギスタは本当に良くできている作品ですよね。私の場合比較対象が少なすぎますが、2期切りした00ガンダムと3話切りしたガンダムAGEよりは断然面白いです(笑)

      >(10話)いろんな映像的、キャラクター的楽しさがありました
      1つの話の中で驚くほど情報量が多いですね。繰り返し見ることで、新たな発見や理解があって楽しいんですが、反面感想を書くのが大変。本当はもっと言及したいことがたくさんあるんですが、気になったことを1つずつ拾っていくと、感想がものすっごい長文になっちゃうんで…。

      本当は、マニィが髪の毛をバッサリ切ったところとか、じっくり語りたいところだったんですが、感想が長くなりすぎるので泣く泣くカットですよ。

  2. http://blog.livedoor.jp/gundam_matome/archives/42202708.html
    まとめサイトですが、割と本編開始までの状況をわかりやすく説明してくれています。
    今までの本編の状況はこれを理解しておけば大体理解できるのではないでしょうか。

    >>1つの話の中で驚くほど情報量が多い
    これが富野監督の語る「子供向け」なんですよね。情報量を絞ってわかりやすくするのではなく、「あれってなんだったの?」というフックを作って、後々ふとした時に見なおして「ああ、実はこういうことだったのか。こんなことを言おうとしてたのか」とわかるような仕組みになっている、という。結果的にその方式が濃いオタクに好かれたというだけでw

    • まとめサイト拝見しましたが、今のところ私の理解はそんなに外れていなかったようなので安心しました。このあらすじを説明されている方は解説が上手いですね。

      Gのレコンギスタは、説明なしで次々場面が転調しますから、その唐突さに理解が遅れて面食らうことばかり。でも、小難しいタームで煙に巻いたり、伏線と称して説明をだらだら引っ張ったりする従来のロボットSFとは違い、その話と今までの話の中でほとんど説明がついている。難解ではあるけれども、「ちゃんと見て考えれば理解できる」ところが絶妙だと思います。

      私は一度見ただけで理解できる頭を持っていませんので、毎回授業内容の復習が欠かせません。「意味がわからん!」と叫びたくなるのをグッと堪え、冷静にもう一度見直して理解を深めます。毎回同じアニメを繰り返し見なくちゃいけないので、いつも感想を書くのが大変ですが(笑)