ガンダム Gのレコンギスタ第6話「強敵、デレンセン!」雑感

キャピタル・アーミィの目を引き付ける陽動役となるべく、宇宙へ航路を取るメガファウナ。これでキャピタル・アーミィとは3連戦。これまでの戦いはロボットバトル嫌いの私でも存外楽しめるものに仕上がっていましたが、今回は私の苦手な宇宙戦なので心配です。

「今回の作戦で、自分の教え子であるベルリ・ゼナムを救出してみせる!」

デレンセン教官はここに至っても、まだベルリを救出するつもりでいるんですね。度々救出作戦を邪魔され、大切な仲間も失っているのですから、もうアメリア軍の手先として見做されてもおかしくないのに(実際救出作戦が雪辱戦になっている)。デレンセン教官はいい人だなぁ。

斯くして、互いの素性を知らないまま、ベルリのGセルフとデレンセンのエルフ・ブルが宇宙で激突する。今回、Gセルフにはリフレクターという装備が施されているのですが、このリフレクターが相手のビーム攻撃を全部無効化するどころかエネルギーまで吸収してくれる優れもの。元々高性能なGセルフに装着すると鬼に金棒ですよ。って、ちょっとこれは万能すぎて卑怯なような…。なんか弱点はないんですかね?

Gセルフがことごとくビームを無効化している中、クリムさんは今日も安定の被弾(笑) でもこれは、危険を承知でGセルフの援護をしたから反撃を受けただけ。クリムもまたいい奴です。

そしてベルリは、至近距離からのビームライフルでデレンセンの乗ったエルフ・ブルを撃墜する。最期の瞬間になって、お互いが誰だか察してしまったのが切ない…。私としても、デレンセン教官がこんなところであっけなく散ってしまったのは大きなショック。敵味方関係なく、この作品で最もカッコイイと感じられる大人のキャラだったのに…。

ていうか、私はベルリの行動原理をイマイチよく理解できていないんですよね。本人は、カットシーではなく新型MSだったので、デレンセン教官が乗っているとは思わなかったと容疑を否認していますが、仮にデレンセン教官でなかったとしても、ここでキャピタル・アーミィのパイロットを撃ち殺してしまったらダメでしょ?

現状を整理すると、ベルリはあくまでキャピタル側に戻る意志があったわけですよね? ただ、ノレドとラライヤが人質になっているから、自分1人がすぐに逃げ出すわけにもいかず、ずっと好機をうかがっていた。

でも今回は、出撃前にノレドとラライヤに脱出を促して後方の憂いを断ち、周回軌道上にアメリア軍の大艦隊が陣取っていることも確認できて、もうアメリア軍に留まる理由はほとんどなくなったはず。あとは、敵(キャピタル・アーミィ)に白旗でも揚げて投降すれば良かったんじゃないの? いくら向こうが先制攻撃してきたって、反撃する必要はあったのか疑問です。

いずれにせよ、これでアメリア軍のカーヒル大尉を殺した上にキャピタル・アーミィのデレンセン教官を殺し、2つの十字架を背負ってしまうことになったベルリ。彼はこのショックから立ち直り、2人の分まで前へ進むことができるのでしょうか。

「シールドが利かない! どこまで持つんだ、この機体…! 室温も上がっている…」
「私にはっ! 無駄死にというチョイスはないんだ!」

自由落下による大気圏突入で、死の際に直面していたクリム。ここはGセルフが救助に向かい、なんとか事なきを得ました。デレンセンに続いてクリムまでいなくなったら、もうGのレコンギスタ終わっちゃうよ!

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9 Responses so far.

  1. yuki より:

    ほんとあっけなくデレンセン教官が死んでしまいましたね。
    どれだけ有能なパイロットでも一瞬の隙で簡単に死んでしまう。
    戦争らしいといえばそうなのですが、ベルリの行動原理がいまひとつはっきりしないのでちょっと釈然としないです。
    彼の行動はちょっと脚本の都合で動かされている印象があるのが残念です。

    まあEDでベルリが殺した2人と肩を組んでいるので、この2人を殺したことがベルリを変えていくんでしょうね。
    それと、ラライヤの世話をするノレドが毎回好印象。
    Zガンダムでも幼なじみとくっついたし、私はまだ彼女の勝利の可能性を信じています(笑)。

    • まだベルリの立ち位置がハッキリしていない感じなので、そこが収まれば、彼への感情移入もしやすくなると思うんですけどね~。どうせ今更キャピタルには戻れないんですから、もう諦めてアイーダと一緒にアメリア軍で戦ってください。

      >EDでベルリが殺した2人と肩を組んでいる
      こんな意味深なカットがあったなんて! 言われないと気付かなかった私の目が節穴だったのか。

      >Zガンダムでも幼なじみとくっついた
      本当ですか! これはノレドちゃんに朗報ですね! 例えベルリへの片想いが破れたとしても、どうかノレドちゃんには幸せになってほしい…。そうだ! クリムとくっつけばいいんだ!

  2. kaneushi より:

    個人的には地上戦よりも宇宙戦が断然好きなのですがガンダムファンでも意外に少ないんですよね。ミノフスキー粒子のせいで宇宙での接近戦を強いられたために、宇宙用の作業機械を戦闘に転用していったのがMSなので本来のフィールドは宇宙です。むしろ地上で使うために色々問題点がでたので随分苦労しています。MS自体に飛行能力を持たせたりMSを乗せて移動する支援兵器などです。

    >リフレクターが相手のビーム攻撃を全部無効化するどころかエネルギーまで吸収してくれる優れもの
    リフレクターは意外にあっさり壊れるので正直あてにならんなぁ、と思ってました。

    >彼の行動はちょっと脚本の都合で動かされている印象があるのが残念です

    Gレコほど脚本を感じないアニメも最近ないな、と思っています。渡された脚本をブン投げてキャラクターが好き勝手に動き回っている感じがするので次どーすんだよ、と楽しみです。それに、視聴者は両者の状況を俯瞰できますが登場人物は自分が手に入る限りの情報の範囲でしか行動できませんし。

    ベルリについてですが、おそらく、彼はキャピタル・ガードとアーミィは別物だと思ってます。キャピタル・ガードには帰りたいけどタブーを破るアーミィは許せない。極論すれば裏切り者だと思っているのではないかと。アーミィに対する拒否反応はベルリに限ったものではなくベルリの母のウィルミットも嫌悪感を隠そうとしませんし、アンダーナットの住民も同様です。ただ、自分が乗るGセルフそのものがタブーの塊であるという矛盾は自覚していないわけですが。ただ、海賊との出会いによってスコード教の教義が世界のすべてではないとの揺らぎが出はじめてもいるので行動規範があやふやになっているのが今の彼だと思います。

    今までは性能差のおかげもあって手加減してもどうにかなっていましたがそんな事できる余裕がない、やるかやられるかの状況ではああいう結果になると思います。多分教官が弱かったら死なずに済んだと思いますが。その強さが帰って命とりだったのは皮肉な話です。

    降伏しようにも自分一人ならまだしも今度はノレドとラライヤどーすんだ、ってことになりますね。というよりうまくいったところでどうやってあの二人と帰るつもりだったのか、そこが疑問です。

    えらく長々と書いてしまいましたが個人的には納得できる展開ではあります。

    • 宇宙は地形も重力もない広大で自由なフィールドであるだけに、戦術的な面白味に欠けるイメージなのです。そうなると、結局MSの有能性・強力な武器を持っている方が勝ってしまうことになりますから、見応えを感じないんですよね。今回も、むしろリフレクターを持つGセルフを攻略してくれた方が、戦闘としては意外性があって見応えありました。

      >リフレクターは意外にあっさり壊れるので正直あてにならん
      いや~、回数制限付きとは言え、背後からビームを撃たれても無傷っていうのは、さすがに便利すぎると思いますよ(笑) せめてコストが死ぬほど高いとか、何かしらのデメリットがないと納得できない!

      >彼はキャピタル・ガードとアーミィは別物だと思ってます
      なるほど。ガードとアーミィの違いを考慮に入れていなかったので、そのせいで私はよく理解できていなかったのかもしれません。キャピタル・アーミィが彼にとって戻る場所ではないのなら、あそこで反撃に打って出たのも少しはわかるかな…?

      アメリアVSキャピタルという構図に、スコード教という宗教が絡んでいることが余計理解を難しくしているというか…。同じイスラム教でもシーア派とスンニ派はまったく違うとか、外部の人間にはわかりにくい話ですからね(笑) でもこの設定はベルリの基板となる部分ですから、しっかり学んでおかないと。

      私がガンダムに慣れていないせいでもあるんですが、Gのレコンギスタは1回見た程度じゃ意味を把握しきれないところがあって、感想を書くのに難儀しますよ。多分、的外れで素っ頓狂な指摘もたくさん書いているでしょうが、そこは生暖かく見守ってください。

  3. smat より:

    ベルリの設定だとスコード教が科学技術の進歩をタブー視しているということと母親が敬虔なスコード教信者であることもあってベルリは作中人物の中ではかなりスコード教の教えに傾倒しており、技術の進歩というタブーを犯してアメリアに襲いかかるキャピタル・アーミィのことは毛嫌いしているということを理解しておくと分かりやすいのではないでしょうか。

    ただ、Gセルフの新装備に目を輝かせていたように自分の「オモチャ」であるGセルフのパワーアップを無邪気に喜んだり、キャピタル・ガードに戻ることを第一に考えつつもついつい一緒に過ごしたメガファウナのクルーを見捨てることも出来ない程度には八方美人でええかっこしいな子どもなんですよね。

    更にベルリ本人は気づいていないけど、毛嫌いするアーミィがここまで勢力を伸ばしているのは自分のせいなんですよね…名目上はさらわれた長官の息子以下2名と持って行かれたGセルフの確保もしくは破壊のためにキャピタル・アーミィがここまででばってるわけですし。3話でやけにあっさりアイーダの脱走が見逃されたのも奪われたGセルフの確保という大義名分を得るためでしょう。

    • とてもわかりやすい解説どうもありがとうございます。第7話に向けて良い復習ができましたよ。これで次回は混乱せずに物語を追うことができるはず!

      しかし、技術の進歩をタブー視しながら、最新テクノロジーであろう軌道エレベーターを神聖視するスコード教というのは、常人には理解しづらい宗教だわ…。

      >メガファウナのクルーを見捨てることも出来ない程度には八方美人でええかっこしいな子
      まだ主義主張もハッキリしていないであろう子供ですから、深く考えることなく、目の前にいる人たちの手助けをしたいと考えるのはいい。でもそのどっちつかずの態度が、戦況をどんどん悪化させていることに気付いてほしいとも思いますね。

      ベルリは完全にキャピタル・アーミィに泳がされている状態ですし、軍拡する体のいい口実として扱われているだけ。その事実に気付いたとき、ベルリがどういった行動を取るのかも見物だと思います。

  1. 「Gのレコンギスタ」6話の「映像の原則」-ベルリとデレンセンの上手下手

    はじめに
    Gのレコンギスタ6話を視聴。

    サブタイトル名、そしてEDの絵を含め、
    デレンセンが死ぬとは予想されていたが、
    実際に死ぬシーンは衝撃だった。

    デレンセン「何で避…

  2. ガンダム Gのレコンギスタ 第6話 『強敵、デレンセン!』 ベルリやらかした!…いつかこうなるとは思ってたけど。

    天才ボンボン主人公の挫折。運行長官の息子で飛び級で養成学校に通い、限られた人物しか動かせないGセルフを起動できるという特殊性。加えて傍らにはいつも可愛い子が居て世話を焼…

  3. (アニメ感想) ガンダム Gのレコンギスタ 第6話 「強敵、デレンセン!」

    投稿者・フォルテ

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