ガンダム Gのレコンギスタ第4話「カットシー乱舞」雑感

この作品に出てくる登場人物は基本的に人の話を聞こうとしないよね(笑) 相手の発言は意に介さず、自分の言い分だけを一方的に喋るだけ。会話がまったく噛み合わないので、こっちはその会話の内容について行くのに大変なんですよ!

ベルリ「この船、衛星軌道まで行って帰ってきたんですよね?」
ドニエル「ベルリ君の名字は、キャピタル・タワーの運行長官とおんなじだな」
ベルリ「キャピタル・タワーのクラウンを三度襲った海賊舞台は、この船から出撃したんですよね?」
ドニエル「ウィルミット・ゼナム長官の息子さんか!」

このシーンでは意図的に相手の質問をスルーしていたのかもしれませんが、ここにヒステリックなノレド、マイペースなラライヤ、激情家なアイーダ、俺様なクリムと、フリーダムすぎる連中が次々口を挟んでくるもんですから、本当にカオスな空間になる(笑) でも、こういう一方通行な会話が軍人っぽいといえば軍人っぽいのかも?

ベルリらの身柄をアメリア軍に拘束されてしまったことで、今度は逆にキャピタル・アーミィ側が捕虜奪還のために、敵航空母艦メガファウナめがけてカットシー部隊を急襲させる。迎撃に向かうアメリア軍に荷担するのは、その人質であるはずのベルリ。

「返せる借りじゃないけど、返す努力はします!」

ここでの借りとは、カーヒルを殺してしまった件。彼の死を悼み幾度となく涙を流すアイーダを見て、ベルリはそのことに深く責任を感じていた。しかし、ウジウジ罪悪感に苛まれながら「もう戦いたくない…」と泣き言を抜かすのではなく、自分が戦力となってその借りを返そうとする姿勢がすごくいい。好戦的すぎず、厭戦的すぎず、丁度いいバランスの主人公だと思います。

デレンセン「Gセルフ! 降参してキャピタル・アーミィに来てくれるのか!?」
ベルリ「接触回線で聞こえる!?」

てっきり敵MS相手でも無線通信は可能なものだと思っていましたが、無理なんですね。相手MSに直接触れる「接触回線」によってようやく会話が成り立つみたい。って、今まで散々相手パイロットに語りかけるようなセリフがありましたけど、あれは全部独り言だったのですか(笑)

ベルリがデレンセンの話し合いに応じようとした瞬間、隙を突いてデレンセンを奇襲したのはクリム・ニックのモンテーロ。卑劣ともいえる奇襲を受けたデレンセンですが、慌てずすぐさま体勢を立て直し、逆にモンテーロの指をビームサーベルで切り落とす! さすがデレンセン教官! 先週に続いて超カッコイイです!

一方のGセルフは、カットシーに三方から囲まれ無力化されたところで、突然謎の光を放ってカットシーを撃退! ん~~。こういうのは全然格好良くないです…。

私はロボットバトルでもあくまで人間を見ているので、そのパイロットの優劣を評価したい。不意を突かれても返り討ちにしたデレンセン教官は純粋にカッコイイと感じても、ご都合的な謎の光で返り討ちにしたガンダム(Gセルフ)は、結局ロボットの性能がすごいだけじゃん……と白けてしまうんですよねぇ。

この作戦で部下を7人も失ってしまったことを激しく悔やんで涙していたデレンセン。能力的に優秀なだけでなく、人間的にも素晴らしいということを知り、ますます彼のことが好きになりましたよ。

ロボット同士のケンカにあまり興味がない私でも、今回の戦闘シーンは見応え充分でした。多彩な攻撃を駆使した、MS同士の迫力ある殺陣に興奮。単純な正面突破ではなく、雲の中から襲ってきたり、ちゃんと作戦が考えられていたのもいい。派手さはなくても、否、派手さがないからこそ感嘆させられるクォリティの高いバトルに仕上がっていました。

しかし、出てくる女性キャラもみんなして魅力的ですねー。よもや御年72のご老輩に、これほど現代受けする萌えヒロインが生み出せるとは…

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. ガンダム Gのレコンギスタ 第4話 『カットシー乱舞』感想

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     キャラの発言に違和感があり過ぎて頭に入ってこないのは相変わらずですけど(苦笑)…

  2. ガンダム Gのレコンギスタ 第4話 カットシー乱舞

    前回はコックピット内でのトイレタイムが2回もあったりと 面白い部分も沢山あったGレコ。今回はカットシー乱舞って タイトルだけど、カットシーが乱舞しちゃうのかな? とはいって…

  1. >無線通信は可能なものだと思っていましたが、無理なんですね
    ガンダムにはミノフスキー粒子という非常にご都ご…もとい便利な粒子がありまして、ガンダムで無線通信が出来ない理由はそこにあります。
    具体的にどれだけ便利かというと、
    「なんでレーダーで敵見つけないの?」「それはね、ミノフスキー粒子がレーダーや無線を無効化してしまうからさ。誘導ミサイルも無効化するんだよ。え?たまに使ってる?知るか」
    「なんであんなにポンポンビーム兵器が使えるの?」「それはね、エネルギー効率のとってもいいミノフスキー粒子を使っているからさ」
    「たまにビーム兵器弾いてるのは何で?」「ミノフスキー粒子は一定量集まるとビームを弾くようになるのさ。この技術を応用したサーベル同士がぶつかると反発してしまうからビーム兵器なのにチャンバラが出来るんだよ」
    「てか人型兵器が空飛ぶのっておかしくね?」「ミノフry」というくらい便利な粒子です。
    今回作戦前に「ミノフスキー粒子散布!」と言っていますので、これを翻訳すると「通信妨害をかける!」という意味になるわけですね。逆に「ミノフスキー濃度が濃い」といった発言が出た場合は「今はレーダーや通信機能を使うことが出来ない」≒「奇襲をかけられる可能性が高い」という意味になります。
    >あれは全部独り言だった
    なので、基本的に語り合っているように見えて実は独り言をぶつけあっていたり、おなじみニュータイプ的な何かでお互いの発言を感じ合っていることになるわけです。何でこいつら戦闘中に喋ってんの?という思われるかもしれませんが、気合を入れるためということにしておいてくださいwメタ的には線の多いロボットを動きの多い戦闘中ずっと映してたらアニメーターが死ぬのでキャラにセリフを言わせることで間をもたせようとしているんでしょうけど

    • ミノフスキー粒子ってそんなに万能粒子だったんですか~。「ミノフスキー粒子はありまぁす!」と発見できれば、ノーベル賞は間違いなしですね。

      ミノフスキー粒子がレーダーを無効化するジャミング的な効力を持っていることは何となく分かっていたんですが、ガンダムWだと普通に意思疎通できていましたので、会話にまで支障が出るとは思わなかったです。

      五飛「貴様のために、どれほどの人間が死んだと思っているんだ!」
      トレーズ「聞きたいかね。昨日までの時点では、99822人だ」
      五飛「何!?」
      トレーズ「戦いのために犠牲となった人々は総て記憶している。皆忘れられぬものたちだ」
      五飛「き、貴様という奴は!」

      こんな感じで、ガンダムWは延々敵とボイスチャットしていましたから(笑)

      >ミノフスキー粒子は一定量集まるとビームを弾く
      ビーム兵器や飛行技術にも応用されているというのは初耳でした。言われてみれば、ビームサーベル同士でチャンバラできるのっておかしな話ですよね(今まで疑問に思っていなかった)。その辺をミノフスキー粒子で全部説明してしまうのは確かにご都合的と言えますが、腑に落ちる設定であります。

      エヴァンゲリオンでもATフィールドという説得力があるようでない便利なシステムがありましたし、SFをやるために何かしらの未知の技術を使った設定は欠かせないものだと思います。後付けで次々と「実はこういう未知の技術が…」とか言い出して矛盾点を消し始めると、さすがに卑怯さを感じますけどね。

      >ロボットを動きの多い戦闘中ずっと映してたらアニメーターが死ぬ
      そうですね。あんな複雑なデザインのロボット同士の戦いを、大量の作画で見せているんですから大変ですよ。CG使わず敢えて手描きでやっているところも感心します。

  2. デレンセン教官は格好良いですね~。
    パイロットとして優秀なだけでなく、篤い部下への思いやりがあるとは。
    彼がベルリ君とすれ違ったのはベルリに倒される伏線じゃないかと心配です。
    クリムめ、いらんことと変な踊りしやがって…。

    ミリタリーな視点としては、技術の進歩が抑制されているから、作戦が生きてくる内容になっているのかもしれないですね。
    Gセルフのスペシャルなパワーは浅生さん的には面白くないようですが、少年少女は自分を特別な存在だと考えやすいので、こういう要素も子供に見せるには要ると監督は考えているのかもしれません。
    しかしこんなにこのサイトでロボット物が評価が高いのははじめてですね(笑)。

    それと、ご覧になっていない作品では「神撃のバハムート」が一見の価値があるかもしれません。
    ソーシャルゲームの資金がいかに潤沢か愕然とします。
    音楽が「相棒」の人で、海外の有名な音楽家を呼びまくってるらしいです。
    作画もハイレベルで、内容も2話からぐっと面白くなりました。
    2話以降も、ニコニコ動画で「ずっと」無料で観られるらしいので、お暇でしたらどうぞ。

    • デレンセン教官が2週続けて大活躍ですので、このまま戦死してしまいそうな危うい匂いがぷんぷんしますね。貴重なオッサンパイロット(年齢知りませんが)なんですから、大事に生かしてあげて欲しい…。

      >技術の進歩が抑制されているから、作戦が生きてくる
      その通りですね。ミノフスキー粒子があったり、お尻にコンセントが刺さっていたり、何かしら不便な設定がある方がバトルとしては味わいが出てきます。本当はロボットが自由に空を飛ぶのも反対なんですよ。地上戦なら、地形を活かした戦いもできるのに。

      >このサイトでロボット物が評価が高いのははじめて
      そうは言っても、エヴァンゲリオンとコードギアスが五指に入るほど好きなアニメだったりしますし、ロボットアニメは好き嫌い(合う合わない)が激しいだけで、決して「嫌い」ではないと思うんですよ~。

      だからいろいろなロボットアニメに挑戦はしているのですが、長続きするのは稀ですね。Gのレコンギスタは今のところ何も不満がありませんので、当分の間は大丈夫そう。

      >(神撃のバハムート)ソーシャルゲームの資金がいかに潤沢か愕然
      これは作画が劇場版レベルですごいと噂に聞いていました。音楽までそんなビッグネームを揃えているとは、よっぽど儲かっているコンテンツなんでしょうね。できればその潤沢な資金は、アニメよりもDeNAベイスターズに回してもらえるとありがたいですけど!(笑)

  3. 今までの状況整理と今後への展開の布石の回、という感じでしたね。

    個人的にはベルリと艦長の腹の探り合いからの「母は仕事人間だから」に対してだけはちゃんと反応してあげるあたりは優しさが感じられて好きです。

    Gセルフの能力の一端が見えましたが見直すと2話のカーヒルに反撃するときも同じような現象がおこっているんですよね。その場の状況を切り抜けることができても総合的にはむしろ追い込まれているのが一ひねりがきいているなと。姫様には責められるしあんな形で撃退したら帰りづらいことこの上ない。個人的にはまるで有利になった気がしません。道具の使い方、というのもGレコのテーマの一つだと思うので「道具に使われている」今からどう変わっていくのかがすごく楽しみです。

    >Gセルフのスペシャルなパワーは浅生さん的には面白くないようですが、少年少女は自分を特別な存在だと考えやすいので、こういう要素も子供に見せるには要ると監督は考えているのかもしれません。
    富野作品においてはたとえ主人公であっても人智を超える力に手にしたぐらいで幸せになれるかというとそれほど世の中単純じゃないよね、という場合が多いのでむしろ不安です。

    ミノフスキー粒子について補足するならサッカー場の歓声が大きくて監督の指示がほとんど聞き取れない状態だと思えばわかりやすいかと。聞こえる時もあれば聞こえない時もあるのでケースバイケースですね。

    >ロボットが自由に空を飛ぶのも反対
    富野監督はその辺り全く発想が違います。スタートからして全長18メートルもあるのにあんな足で自重を支えられる訳ねーだろ、歩行なんてもっての外。なのにいまだにアニメや漫画だと無神経にロボットを地上で歩かせている、馬鹿じゃねーの、と考える人ですから。

    • 完全に追い込まれた状況だったからこそ、あんなご都合的な光を使って局面を逆転させて欲しくなかったなという思いですね。ピンチになると、急に秘められた力が目覚めるとか、個人的にそういうのが好きじゃないんですよ。自力で切り抜けて欲しいから。逆に敵がピンチのときに、「ピカー!」って謎の光で逆転されたら、やっぱり「そんなのズルイ!」って思っちゃいますし(笑)

      >「道具に使われている」今からどう変わっていくのか
      幸いにして、Gのレコンギスタの主人公はパイロットとして腕に覚えがあるキャラクターですから、ロボットの性能に頼り切ったつまらないバトルにはならないと信じています。

      まったくロボットの操縦の心得のない一般市民(学生)が、いきなり超強力なロボットに乗って、敵をばったばったと倒す展開だけは許せません。ヴァルヴレイ……なんとかってアニメがまさにそういう展開でしたので、1話で見る気が失せてしまいました。ボタン1つで勝手に敵が倒せるスマホゲーム感覚でしたからね。

      >(ミノフスキー粒子)サッカー場の歓声が大きくて監督の指示がほとんど聞き取れない状態
      なるほど。クラウドノイズということですか。散布する側も通信不良を起こしてしまうのは不便だと思いますけど。

      >ロボットが自由に空を飛ぶのも反対
      富野監督はその辺り全く発想が違います。スタートからして全長18メートルもあるのにあんな足で自重を支えられる訳ねーだろ、歩行なんてもっての外。なのにいまだにアニメや漫画だと無神経にロボットを地上で歩かせている、馬鹿じゃねーの、と考える人ですから。

      >全長18メートルもあるのにあんな足で自重を支えられる訳ねーだろ
      そこは軽くて丈夫な金属を使っているという理由で大丈夫なような(笑) その辺のロジックを突き詰めていくと、そもそもガンダムが人型である必要性すらない気がしますので、なんとなく「そういうものだ」と割り切っていますけどね。ガンダムWの羽根が生えているゼロカスタムとかどう考えてもおかしいですもん!

  4. >ミノフスキー粒子
    そもそもモビルスーツという媒体を活動させる理論の原初がコレなんでしたっけ。

    ファーストガンダム開始直前においては普通に戦車や戦闘機が使われていた。
    が、えらい学者さんだかエンジニアが発見したミノフスキー粒子がすごい便利で、
    モビルスーツという新世代汎用兵器の実用化に大役を果たし、ジオン軍が地球連邦軍に質で勝り始めた…
    というのが一年戦争史のたたき台だった気がします。
    コードギアスのKMFもそうでしたが、人型なり飛行機なり、その形状を持つ事が有利であり必然であるというのは
    ミリタリーメカニックにおいてはとても重要だと思いますね。とくに量産機が登場する作品ではなおさら。

    >相手の発言は意に介さず、自分の言い分だけを一方的に喋るだけ
    御大の作品の味でもあり、悪いクセでもあります(笑)
    主義主張だけを喋る傾向が強いからキャラの印象は最初から強いんですけど、戦争のパワーバランスとか
    各人の所属とかをはっきり喋らないから、どんな立場で何を言いたがっているのかはっきりしない事も少なくない。
    Zガンダムなんかでは地名や戦艦の名前などがごっちゃになって、パイロットの出向先や
    今後の作戦目的がわかりにくい面もありました。

    >作戦を立てて戦闘
    コッチは逆に御大の純粋に腕が立つ個性。
    往々にしてロボットアニメは謎の超時代的エネルギーorシステム、パイロットの超能力だかで
    戦場の自然な干渉を無効化しすぎですが、御大の作品は逆に現場の環境を重視した戦闘を描くために
    戦況の流れを強く意識してるように思います。
    大気圏突入作戦とか、地球の重力に勝手が利かないスペースノイド達のもたもたした戦いぶりなど
    過去作品にも見られます。

    >よもや御年72のご老輩に、これほど現代受けする萌えヒロインが生み出せるとは…
    女性用のパイロットスーツのデザインに、妙に女体の張り出した部分をピックアップするような
    パーティングがなされていたり、スカートや上着がヒラヒラせず肌や足を出した服飾が多かったりと、
    まぁー薄い本が厚くなりそうなこのスケベっぽいセンスは、本当に性欲を持てあます男子高校生でも
    とうてい真似できません(笑)

    >バハムート
    監督とキャラクターデザインがタイガー&バニーの方々でもあるらしく、キャラの顔立ちはもちろん、
    顔芸っぷりに色々思い起こされるものがあります。
    外部原作、ましてソシャゲ、しかも主人公が橙色のアフロヘアとなると一見さんお断りな雰囲気が
    全力でありますが、レスにもあるとおりテレビアニメにあるまじき莫大な質・量の作画による
    麗美で活発な映像に驚かされ、見入ってしまいます。
    先週の話ではヒロインが初めて呑んだ酒に酔っ払って酒場で踊りまくるという一幕があったのですが、
    ただそれだけのシーンでものすごく引き込まれました。
    今から観て付いていこうというお気持ちになるかどうかはさておき、一見して驚く価値はあると思います。

    Zeroを経たufotableのFate/UBWという「明らかに強い映像で勝負かけてくる」作品が
    前々から鳴り物入りしていた今期に、よりにもよって一番スベると思われていた
    ソシャゲ原作のタイトルが互角以上の映像美をぶつけていますよ。

    • Gのレコンギスタ作中でミノフスキー粒子の説明が一切なかったのは、ガンダムを見る人間なら知っていて当然の基礎中の基礎だと言うことですか。

      小国ながらMSを開発して序盤を優勢に進めていたジオン軍が、次第に地球連邦軍の物量の前に戦況をひっくり返されたっていうのは、どこかで聞いたことのあるような話。ジオン軍=日本、連邦軍=連合国ということで、太平洋戦争をモデルにした話だったのかな。初代ガンダムは、後学のために一度ちらっと見ただけなので、そこまで深く考えていなかったですが…。

      >どんな立場で何を言いたがっているのかはっきりしない
      第4話は専門用語が飛び交い、正直理解できていない部分はたくさんありましたね。でもそれを1つ1つ丁寧に説明し始めると冗長になりますし、難しいところです。理想的なのは、「意味がわからないけど面白い」と感じられる作品かも。多少話に置いてけぼりにされても、面白ささえ失われなければ、こっちは必死について行きますよ。

      >現場の環境を重視した戦闘を描くために戦況の流れを強く意識してる
      それを聞くとますます期待したくなります。私の朧気なガンダムのイメージだと、ニュータイプと呼ばれる選ばれし人間が超常的な閃きだけで戦っている感じでしたので、あんまりそういった戦略的な妙味は薄いものだと思っていました。「感覚」で戦うのではなく、「頭脳」で戦うのであれば大歓迎ですよ。

      >薄い本が厚くなりそうなこのスケベっぽいセンス
      キャラクターデザインや衣装に富野さんの意向が反映されているかどうかは不明ですが、その人物の内面的な部分が魅力的であったり蠱惑的であったりするので、すごいなぁと。富野さんがその気になれば、日常系萌えアニメもできちゃいそう(笑)

      >(進撃のバハムート)莫大な質・量の作画による麗美で活発な映像
      いや~、すごいわ。1話だけ試しに見てみるつもりでいましたが、そのまま引き込まれるように2話・3話と続けて見てしまいました。酒場でのダンスシーンなんて、絶対に話に必要なシーンってわけでもない些細な一場面でしかないのに、こんな渾身の作画を持ってくるなんて、本当に贅沢すぎる作り。普通のアニメじゃ絶対考えられません。

      でも、真に驚かされたのは、脚本の完成度の高さ。ただ金をかけて映像美がすごいだけの中身のないアニメじゃないんですね。どうせ中2的な陳腐なストーリーだろうと舐めてかかっていたら、まったく想像と真逆を行っていましたので…。

      主人公のキャラデザも見事だと言いたい。安易なイケメンを起用することなく、内面で男の格好良さを体現するような素晴らしい主人公ですから。

      しかし、こんないい作品なのに、「進撃のバハムート」というのはなんかもったいない気がしますね(笑) 多分、私と同じように“ソーシャルゲームのアニメ”という時点で歯牙にもかけない人は相当多いと思う。でも、“ソーシャルゲームのアニメ”じゃなきゃこんなにお金はかけられなかったと思いますし、悩ましいところです。