Go!プリンセスプリキュア総括

天ノ川きららという絶対的エース擁するGo!プリ軍。彼女の存在がある限り、1年間の長いペナントレースも余裕で戦い抜けると確信していましたが、その通り1年間の視聴を最後まで楽しく続けられました。Go!プリこそ、私にとっての歴代最高のプリキュアシリーズでしたね(まぁ、ハピネスチャージから入ったんで)。

春野はるか  4勝6敗 防御率3.88
海藤みなみ  17勝3敗 防御率1.81
天ノ川きらら 24勝0敗 防御率1.27
紅城トワ   7勝7敗 防御率3.65(トワイライト時代に5勝)

※ 参考 ハピプリ軍
愛乃めぐみ  5勝15敗 防御率5.22(後半戦10連敗)
白雪ひめ   14勝7敗 防御率2.98
大森ゆうこ   2勝10敗 防御率5.50
氷川いおな  8勝4敗  防御率3.10

プロ野球風に各キャラクターの活躍度(好感度)を表してみるとこんな感じ。放送前のキャラ紹介で既に一目惚れしていたきららですが、本編でもその期待を一切裏切ることのない可愛さ!

中学生と思えないほど大人びていてエロいし、モデルの夢とプリキュアどちらも100%全力で両立していてエロいし、変身シーンが最高にあざとくてエロいし、ファッションがオシャレでエロいし、友情に厚くてエロいし、ドーナツが大好きでエロい。あと、エロい。非の打ち所がない最高のヒロインでございました。

みなみも、きららがいなければどこの球団でもエースを張れる器。10歳ぐらいサバ読んでいそうな見た目と振る舞いがたまらなく、生真面目でしっかり者であるがゆえの天然な一面がギャップとなって愛らしい。情感たっぷりに「根性ドーナツくんが!」と叫ぶシーン(12話)は大いに笑わせてもらいましたよ。

それからGo!プリを語る上で、七瀬ゆいという名リリーフの存在も無視できません。三つ編みメガネの大して可愛くもない彼女は、ぶっちゃけ最初はどうでもいいキャラ。助けられ役、守られ役、何も事情を知らないモブ的友人役、物語の立ち位置として重要なものではなかったものの、はるかたちがプリキュアである事実を知り、プリキュアのサポートを買って出たあたりから、その存在が輪郭を帯びてくるように。

とはいえ、所詮は何の戦闘力を持たないか弱いJC。できることと言えばディスダークが現れたときの避難誘導ぐらい(有資格者のような手際の良さですが)。無力な存在であることに変わりはなく、何度もディスダークに捕まっては、その度絶望の檻に閉じ込められてしまう不憫なポジションでした(笑) いつもお風呂を覗かれるしずかちゃんの如き扱いが続きます。

ラスト間際の48話(神回)でも通算4度目となる絶望の檻に監禁され、「お前、またかよw」と笑いを誘う場面があったのですが、なんとここで彼女は絶望の檻を自力でぶち破って脱出! そして、同じように囚われの身になった学校の仲間たち全員を救い出し、更に全滅寸前だったプリキュアたちまでも立ち直らせるという八面六臂の大活躍を見せたのです。“助けられ役”だった彼女が、今度は仲間の危機を救うという大立ち回りに、ストレートな熱さと感動がありましたね!

ここで重要なのは、ゆいを安易に5人目のプリキュアとして目覚めさせなかったこと。最後まで一般人の立場を貫き通したところに大きな大きな意義があったと言えます。

日本の作品で戦いに身を投じるキャラは、いつも決まって「特別な力」や「特別な生まれ」を持った人。そのせいで「○○は特別な力を持っているんだから戦って当然。自分は特別な力を持っていないんだから戦えなくて当然」という間違った解釈を視聴者に植え付けがち。戦える人間に戦いを押し付けて、戦えない自分を正当化させる風潮をずっと苦々しく感じていましたので、今回のような“戦えない人間が戦いに立ち向かう姿”は快哉を叫ぶものでした。

特別な力を持たなくとも、困難に怯むことなく立ち向かうことのできる強さ。その気高くタフな精神は、まさに彼女もプリンセスの1人であることの証明でしたよ。Go!プリの真の主人公は七瀬ゆいだったのかと思わせるほど、彼女の見る目は一変しましたね。最後は自身の同人作家になる夢を叶えて、念願のプリキュア本も出版することができましたし、めでたしめでたしです(笑)

ゆいちゃんがインスピレーションを受けたであろうと推察されるワンシーン。

一方、本来の主人公である春野はるかは、完全にお株を奪われてしまった格好に。私ははるかにこそ、こういった成長の実感を味わわせてもらいたかったのですが…。きらら&みなみという両巨頭に挟まれ、最初から明らかに格落ち感があったはるか。しかし、それは強みでもあったはずで、一番の伸びしろを持っていたのは彼女であったはず。グランプリンセスを目指す過程で、心身ともに美しく優雅な女性へと変貌を遂げ、最終的には誰よりもプリンセスだと思わせてくれるキャラになってもらいたかったな。

最終回では、希望を持つことで生まれる絶望を忌避することなく、その両方を受け入れる覚悟を持ってクローズを諭すなど、成長が見られなかったわけではないんですが、さすがに遅きに失した感じ。はるかの伸び悩みだけが、この作品の心残りとなってしまいました。

Go!プリンセスプリキュア vol.1 [Blu-ray]

販売元:ポニーキャニオン( 2015-10-21 )

定価:¥ 24,840 ( 中古価格 ¥ 16,280 より )

Amazon価格:¥ 19,180

時間:288 分

2 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL
  1. ハピネスチャージ軍から漂う暗黒臭が凄いですね(笑)地味にゆうゆうが炎上しまくりで笑いました。この成績で先発3番手って、どんだけ層薄いんですか…。
    まぁそもそもハピチャはブルーとかいう無能が指揮官でしたから、暗黒になることは運命づけられていました。悪いのは全てブルー。

    それはさておき、きららは本当に最高でしたね。可愛さとエロさ、両方のジャンルで歴代最高だったと認めざるを得ません。正に大谷クラスの化物です。
    みなみもめちゃくちゃ良かったんですけど、きららが化物過ぎたので若干影が薄く感じてしまいましたね〜。しかしそんなみなみんも「水着がエロかった」という事実は私の中で生涯忘れることはありません。

    シナリオも全体を通してあまり中だるみすることもなく、「夢」というテーマが一貫してしっかり描かれていたと思います。若干ダレそうなところもありましたが、その辺りはキャラの良さでカバーできていたので、特に退屈に感じることもなかったです。
    最終バトルに向かった盛り上がりも熱かったですし、最終回ED後の「数年後」の描写にもかなりグッときました。何気にプリキュアで「数年後」を描くのはレアなのですが、こういう描写はやはり感動してしまいます。

    全体的に戦闘シーンも非常に良かったと思います。第1話でも感じましたが、花びらや水しぶき、星などのエフェクトが舞う「美しさ」に焦点を当てたバトルシーンに、プリキュアの新境地を見ましたよ。

    はるかの成長に関しては概ね同意ですね〜。成長したとは思いますが、どちらかというと元々メンタルは強かったと思うので、そこまで「強くなった」と強烈に感じなかったのが正直なところです。
    初期の地点で「強く優しく」はクリアしていたので、あとはもうちょっと「美しく」の成長にも焦点を当てても良かったかもです。可愛いキャラだったとは思いますが、「美しいプリンセス」だったかと聞かれると、うーん…「勇ましい」印象の方が強かったかな…(笑)

    いっそもうちょっとゆうき君とのラブコメを展開しても良かったと思いますよ。ゆうき君視点で。ふとしたはるはるの仕草にドキッとさせられる、みたいな!あと恋する女子は可愛く美しくなりますしっ!

    • ハピプリ軍は指揮官が無能というレベルでは許されないほどの暗愚でしたので、単純な数字だけの比較は可哀想でしたね。選手に手を出す監督とか聞いたことないですし(笑)

      >「夢」というテーマが一貫してしっかり描かれていた
      テーマに恵まれたのはありますね。メインの4人だけでなく、サブキャラの夢までも丁寧に描いて。ゆいちゃん、如月さん、らんこ先輩、ゆうき君、サブキャラのこともちゃんと魅力的に描かれていたのは偉い。ハピプリはメイン以外誰一人記憶に残っていないもんなー。

      悪の組織ディスダークが思ったより中小企業だった(ただでさえ人手足りないのに若手有望株のトワイライトが引き抜かれるし…)ので、バトルモノとしては然程盛り上がりを感じなかったですが、それでもラストをしっかり見せ場を作ってきたので、もう文句なしです。

      >プリキュアで「数年後」を描くのはレア
      ああいうのはレアだったんですね~。顔見せはなかったですが、あの「数年後」はすごく印象的で良かった。プリンセスとしてどんな大人の女性に成長していくのか気になっていましたので、とても意義あるワンシーンでした。

      >(はるか)もうちょっと「美しく」の成長にも焦点を当てても良かった
      そうそう! そこなんですよ~。もし彼女が何かトラウマを抱えていて、絶望することを極端に怖がっているキャラだったとしたら、クローズに向かって「絶望を受け入れる」と言い切った姿に、「うおおおー!! はるはるも立派になったなぁ!!」と涙流しながらその成長を喜んでいたはず。

      でも、彼女は第1話から「プリンセスになりたい」と言い憚るほど、元々メンタル面はカンストレベルでした。強さと優しさは最初から高い数値が割り振られていただけに、あとは足りていない美しさ(失礼)のパラメーターを伸ばしてほしかったですよ。「ガキだと思っていたのに、いつの間にか立派な大人の女性になりやがって!」と思わせることが、彼女に求められる成長でした。

      その女の成長を感じさせるのに必要だったのは、これまたカズさんが指摘されているように、ゆうき君とのラブコメ!!! 夏祭りぐらいまではいい段階踏んでいたのに、いつの間にかゆうき君の存在が忘れ去られているんだもんな~。もっと2人の仲を進展させなきゃ! 瀬名さんを看病するあかりちゃんにグッと女が感じられたように、やはり恋愛なくして成長なし! まずは登下校手を繋がんかい! 小学生でもやっているぞ!

  2. あれれ?ゆいゆいの夢って同人作家だったかな、、、?後でも一度見直してみようw
    プリキュアは初代からリアルタイムで見てるプリキュアおじさんですが、今作はハトプリと一、二を争う出来だったかと
    ハトプリと比べて売り上げがあんまよくないのが残念です

    • 表紙こそファンシーな絵本ですが、中身はきっとえぐい陵辱ですよ(笑) コミケ行ってみると、大人しそうな顔してる人に限って、ハードな陵辱本出しているんだから…。

      >ハトプリと比べて売り上げがあんまよくないのが残念
      こういうシリーズモノって、前作の影響が大きいと思うんですよね~。今回のGo!プリでプリキュアの良さに目覚めたファンは、きっと魔法つかいプリキュアの方に流れてくれると思います。私も当たり前のように次の魔法つかいプリキュア見る流れになっているんで!