ゴールデンタイム第21話「アイル・ビー・バック」雑感

ここ最近の万里君の態度がひどい。失われた記憶がフラッシュバックするたび、今の自分の存在が希薄になってしまう不安は大いに同情すべき余地はありますけど、それにしたって、今の彼は自分のことしか頭が回っていなさすぎる

記憶喪失を抱えつつも、そのことを周りにはおくびにも出さず、前向きに人生を謳歌しているのが万里君の魅力だったはずなんですけどねぇ。それが今や悲劇の主人公気取りで、うじうじうじうじ女々しくなり始めたから鼻に付きます

香子はそんな彼のことを本気で心配しながら、彼女として支えになりたいと必死にアピールしているのに、自分しか見えていない視野狭窄な万里君は香子の気持ちを察しようとせず、ずっと蔑ろにしている不快感

抱えている不安を光央と二次元君には打ち明けていましたが、お前がそれを真っ先に打ち明けて相談する相手は、彼らではなく彼女の香子だろうと(光央と二次元君の友情にはうるっと来ましたけど)。そういう方向に思考が回らない時点で、万里君にとって香子とは一体どういう存在なのか、疑問に感じてしまいますよ。

だから、香子が指輪の受け取りを拒否し、「もう潮時だと思う」と別れ話を切り出したのは、正直私としては胸の空くような気持ち。まだ香子の真意が計り知れないので、ハッキリしたことは申し上げられませんけど、万里君が香子と真剣に向き合っている気配が感じられない以上、これは自業自得というものです。

自分は香子を蔑ろにしておきながら、彼女だけはいつまでも自分に無償の愛を送り続けてくれるなんて、恥ずべき思い上がり。エロゲのヒロインじゃないんだから(笑)

このまま2人が本気で破局を迎えて欲しいとは思っていませんが、ここで一旦万里君を突き放して、彼の甘ったれた考えを正す必要があったと思いますので、この破局を匂わす展開は歓迎すべき事柄。お話としても面白くなってきましたしね! 万里君はここらでいい加減目を覚まして、自分が今何と向き合うべきなのかに気付かなきゃ!

元々万里君は長所も短所もたくさん持っている人間味溢れる主人公ですから、こうやってイラッとさせられることも許容範囲。今はたまたま最悪な一面が出ているだけで、きっと彼なら来週以降には立ち直ってくれると信じていますよ♪

★今週の加賀香子★

今週の作画は好み。いつもより3割増しで香子が美人です。やっぱり笑顔の香子が一番可愛く見えますので、彼女に沈んだ顔をさせている時点で万里君は彼氏失格。もっと頑張って。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. アニメ感想 14/03/07(金) ストライク・ザ・ブラッド #21、ゴールデンタイム #21

    ストライク・ザ・ブラッド 第21話『錬金術師の帰還篇II』今回は・・・そう言えば、前回浅葱がバッサリと斬られたんでしたね。古城が怒りで島ごとふっ飛ばしそうになりました。こう …

  1. 香子に対する態度に関しては本当にもう擁護のしようもないですけれど、記憶喪失に関する不安というのは考え方次第では死への不安と同義にもなるように思いますし、精神が不安定になること自体は仕方ないですよね。
    記憶を失う(or上書きされる、等々)というのは、自分であるという意識、つまり自我を失うこととほとんどイコールだと思うんです。
    「今の自分」という記憶≒自我、人格が消える。それって、仮にそうなったとして、周りから見た「多田万里」は保たれているかもしれませんけど、「今ここにいる自分」をちゃんと感じている万里くん自身にとってはやっぱり己の死の恐怖そのものじゃないかな、と。
    多少陳腐というか大袈裟なのかもしれませんが、それでも「自分が死ぬかもしれない」と言葉を置き換えると万里くんの精神不安ももっともだと思います。
    ただまあそれが周りへの態度の免罪符になるわけではありませんから、本当に、擁護ができるわけではないんですけど。(笑)
    そういったブレとかが、浅生さんが仰るように人間味溢れる、等身大なキャラクターで作品の魅力のひとつなんだと思います。

    •  イノウエさん
      「不安がるな!」「女々しくなるな!」とスパルタなことを申すつもりはないですし、自分を喪失してしまう恐れを抱いて不安定になる気持ちもわかりますけど、それを自分一人で抱え込んだり、友達だけに打ち明けたりすることには納得いかない。もっと香子に甘えれば良かったんですよ。彼女もそれを望んでいるんですから。彼女という立場なのに、辛い悩みを打ち明けてもらえなかったら、そりゃ香子だって面白くないはず。

      でも自らの過ちに気付いたとき、それを反省して、自分の経験値を上げられるのが万里君のいいところ。銀の匙の八軒君だってそう。失敗を成長する糧とできる主人公が私は好きでたまらないんです。ミスをしないだけで行動もしない公務員みたいな主人公より、たくさんミスをして行動できる主人公であって欲しい。それが人間らしい等身大の主人公ってもの。

      ラブコメの一番の見どころはヒロインに振られたあとの主人公の行動ですから、次回をものすごく楽しみにしていますよ!