ゴールデンタイム第15話「アクシデントビーチ」雑感

今日はみんなと一緒に海へ旅行! お待ちかねの水着回がやってきました! ですが、いきなり海で水着披露というわけではなく、まずは電車での移動シーンから。海水浴を前に自然とテンションが上がり気味な万里君と香子からワクワク感が伝わってきます。

そして、一行は海に到着! と思いきや、今度は二次元君が運転する車に乗り換えての移動シーン。みんな揃って後部座席に乗り込んで、完全にタクシーの運転手状態だった可哀想な二次元君。助手席に幽霊万里がちゃっかり座っていたのは吹き出しましたが(笑)

しかし、改めて二次元君はいいキャラですね。アニメに出てくる二次元オタクキャラって、いつも誇張され過ぎていて、如何にもな痛々しさと社交性のなさが強調されるものですけど、イマドキそんな「如何にも」な人の方が少数派でしょう。二次元君のように、一見して普通の大学生のようでありながら、時折オタク臭いノリを見せるところが、リアルなオタクキャラという感じがしてとても好きです。

そして、一行は海に到着! と思いきや、まだ海に着かない…。途中、渋滞に巻き込まれた上に、雨まで降り出してきて、車中に漂うイライラムード。さっさと水着姿の女子たちがキャッキャとはしゃいでいるシーンを見せときゃいいのに、こんな無駄にリアルな描写にこだわるゴールデンタイムというアニメが、私は好きで好きでたまらない!(笑)

いざ海水浴場に到着しても、依然として降りしきる雨のせいでみんなのテンションだだ下がり。そんな中、水着のまま雨中に飛び出し、はしゃぎ回る万里君。香子も水着のまま外へと連れ出して、人目も憚らずにじゃれ合っている様はまさにバカップル

こんな風にバカ騒ぎしている男女グループを見て、不快感を剥き出しにする視聴者も多いんでしょうけど、私はこういうシーン大好き。こうやって学生ノリで盛り上がれるのは、それこそ学生の特権であり醍醐味だと思いますし、バカになって友達や恋人とはしゃげるってすごく大切なことだと思いますよ~。

それに万里君はただのバカではなく、みんなのテンションが下がっているのを察して、自ら率先してバカになり盛り上げていける気遣いの人。万里君のこういう性格は本当に尊敬する。普通アニメ主人公の立ち位置って、雨の中ではしゃぐ友達を見て「やれやれ」と冷めた目で見下している方なのに。

そうこうしているうちに晴れ間が差してきて、やっとこさ海水浴開始。人気のない海水浴場で水着姿戯れる男女。って、いくらさっきまで大雨が降ったとはいえ、人っ子一人いない夏場の海ってどうなんですかね(笑)

日中遊び疲れて眠気に襲われている二次元君に代わり、帰りの運転は香子がすることに。その時点ですげー嫌な予感はしていましたけど、まさかの居眠り運転に見舞われる危機。どうやら、これも万里君の「呪い」によるものらしいですが、さすがにシャレにならないレベル。すんでのところで異変に気付き、なんとか大惨事は免れましたが…。

最後は本気で冷や汗のハラハラ展開だったものの、それまでは大学生ならではの楽しさが目一杯詰まった素晴らしい回でした。免許取って、車出して、友達みんなで海へ遊びに行く。友達同士の旅行は、目的地そのものではなく、その道中も楽しみの1つ。その辺を疎かにする作品が非常に多い中で、敢えて車内での描写を増やしたゴールデンタイムの目の付け所に感心させられました。私にとっては、最高の水着回だったと言えますね!

同時に、やっぱりこういう話は大多数のオタクにとって受けが悪いのかなぁと心配にもなる。もしこういう話が評価されないのであれば、大学を舞台にしたアニメやゲームが全然出てこないのも仕方ないというもの。皆さんはどうなんでしょう? いつまでも高校生活をループしていたいんでしょうかね? 願わくば、こういう作品も評価されて欲しいな。

★今週の加賀香子★

「俺が好きなのは香子だから。それだけは間違いないから」

冒頭の電車移動シーンで香子に発した万里君の言葉。前回、リンダと光央がデートしている場面を目撃して動揺を隠せなかった万里君だけに、また気持ちが揺れ始めるのかと危惧していましたが、彼は今一度香子のことが好きだとハッキリ断言した。偉いぞ万里君!

仮にこのあと万里君がリンダに心動いたとしても、それはそれで話として面白いからOKなんですよ。ハッキリ断言したくせに、言動不一致なのは紛れもなくクズの所行ですが、私は態度をハッキリさせない優柔不断なヘタレ野郎より、態度をハッキリさせて浮気性なクズ野郎の方が好感(?)持てる。だから、批判されることの多いSchool Daysの伊藤誠や、WHITE ALBUM2の北原春希なんかは、そんなに嫌いになれないんですよね。愛すべきクズたちです。

ゴールデンタイム vol.1(初回限定生産版) [Blu-ray]

販売元:キングレコード( 2013-12-25 )

定価:¥ 8,424 ( 中古価格 ¥ 914 より )

Amazon価格:¥ 2,280

時間:72 分

1 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL
  1. アニメ感想 14/01/24(金) ストライク・ザ・ブラッド #15、ゴールデンタイム #15

    ストライク・ザ・ブラッド 第15話『蒼き魔女の迷宮篇III』優麻と古城の身体も元に戻って、優麻も自由になって万事解決かと思ったら・・・まさかの展開でした。これで蒼き魔女の迷 …

  1. 感想を拝見する限り、アニメファンとしては、面白い試みをしている作品だなあと思います。
    でもアニメを普段見る層には大学に行ってなくて、コンプレックスを持っている人も少なからずいるんじゃないでしょうか。
    そういう人からすると大学のモラトリアム感濃厚なこの作品は辛いのかも。

    観れば良さが分かるタイプのアニメなんでしょうが、かといって一般人がちょっと観てみようかな、と思うような絵柄でもないですし、商業的にはちょっと難しい作品ですね。

  2.  yukiさん
    うーん…。そういうもんなんですかね。自分が体験できなかったことを楽しむのもフィクションの醍醐味だと思うんだけどなぁ。私は一応大学通っていましたけど、別にゴールデンタイムのような素敵なキャンパスライフを日々満喫していたわけでもない(エロゲやってた)。でもアニメの内容にコンプレックスなんて一切感じませんよ。

    しかしまぁ、それは私が決めることじゃないですから、コンプレックスを感じる人がいるなら何とも言えないですね。