ゴールデンタイム第10話「イン・ザ・ミラー」雑感

万里君の性格が未だによくわからない…。高熱でダウンしたところを助けてくれたNANA先輩に対し、やたら馴れ馴れしい態度で軽口を叩く彼を見て、「お前、そんなキャラだったっけ!?」と混乱する私。熱のせいで変なテンションになっていたとも考えられますが、とにかく度々イメージと異なる突拍子ない行動をしでかすので、毎回戸惑います。

私が持つ万里君のイメージというと、男気があって、空気が読めて、はきはき明るく外向的だけど、ちょっぴりシャイな奴という感じなんですが、一方で、女々しくて、空気が読めなくて、うじうじ暗く内向的なのに、ちょっぴり馴れ馴れしい奴というまったく正反対な一面もある。どんな人間にも二面性はあって然りですけど、彼の場合急にハンドルを逆方向に振り切るので、ついて行けなくなる時があります。もしかして、彼は記憶喪失なんかじゃなく、多重人格なんじゃ…!?

今回第10話は話がほとんど進むことなく、重要性という意味ではかなり低め。途中香子とリンダが修羅場を匂わせて一瞬盛り上がりを見せようとしましたが、それもすぐに終息。一言で言えば“取るに足らない話”でした。

ただ、私は今回の話ものすごく好きです。本当の意味での日常回だったというか、取るに足らないけど幸せな1日というのがすごく描けていたと思います。起伏の乏しい話の中で、こんなにも情緒豊かで心を揺さぶってくれる話はそうそうございません

特に前半のリンダ先輩の看病は最高すぎました。訳ありの男女が部屋で2人きり。彼を優しく看病しているうちに、焼け棒杭に火がつく展開は充分あり得ましたが、特に色っぽいことも起きなければ、ラッキースケベ的な低俗なイベントもなし。先輩後輩という距離感を保ちながら、あくまで淡々と看病してあげただけ。

でも、そこがいいんです!! ここで必要以上にベタベタする展開はいらないんですよ。手厚く看病してくれるリンダ先輩の優しさを感じながら、微妙な距離感にもどかしさを感じる。そこがいいんです!!

ペットボトルのキャップを開けて、袋からストローを取り出して、飲み口に差し込んで、後頭部に手を入れて優しく頭を抱き起こして、ゆっくりと飲み物を飲ませてくれるリンダ先輩。本来なら、ペットボトルのキャップを開けてからストローを差し込むまでの過程は、アニメではカットされてもいい無駄な描写であるはずなんですが、そこを敢えて長尺で、細やかに一部始終を描いてくれているからこそ、リンダの優しさがすごく伝わってくる

看病というのは、自分のために甲斐甲斐しく世話を焼いてくれている実感を得ることで、喜びが込み上げるもの。病人はおかゆが食べたいんじゃなく、おかゆを作ってくれる人の手間暇に癒されたい! そこをキチンと熟知されている巧みな演出に、私は最大限の評価をしたいですね~。

「だから何も考えないで、優しいあたしに甘えてな。万里」

私はずっと香子を上位に置きながらこのアニメを見てきましたけど、初めて瞬間風速的にリンダが上回りました。それぐらい、リンダ先輩の看病は私のハートを的確に射貫くパーフェクト看病でした(笑) これから香子とリンダで(私の)気持ちが揺れ動くようになったら、もっとこのアニメを楽しめるはず。

★今週の加賀香子★

リンダ先輩のベタ褒め感想になりましたが、香子もすごく良かったですよ。浮気疑惑が完全に拭えていない状態なのに、献身的に看病してくれるなんて、健気でいい彼女じゃないですか。執拗に「彼女」という立場を強調していたのも、香子の不安が見え隠れしていて愛おしい

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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