Free! -Eternal Summer-第10話「涙のシックスビート!」雑感

岩鳶高校と鮫柄学園が雌雄を決するこの瞬間が遂にやってきた! 互いの思いをぶつけ合うこれまで集大成と言うべき大一番に胸が震える! ……はずだったんですが、先週誰かさんが盛大に白けさせてくれたせいで、な~んかテンション上がらなくなってしまいましたね。

でも、決戦を前に白けてしまった原因は遙だけでなく、宗介にもあります。これ見よがしに右肩を押さえて痛い痛いアピールしながら、直前になって負傷を抱えていたことを告白し、それでも強行にリレーに出場しようとする宗介。「怪我を押して出場する」ことを殊更感動的に描かれるケースは少なくないですけど、私はどうもこのシチュエーションに感動できなくて。

個人競技なら好きにすればいいですけど、リレーのような団体競技で自分が万全の状態でないのであれば、大人しく身を引く選択をしてほしいなと。元阪神の金本選手の偉大さを示すエピソードとして、「骨折しているけど片手でヒットを打った」がよく取り上げられますけど、骨折しているのに無理に試合に出ていることが果たして正しいのか、個人的には微妙だと思いますし(金本選手が偉大であることに異議はありません)。

岩鳶のように代理メンバーがいないなら、我慢してでも試合に出てもらわなきゃしょうがなくても、鮫柄のような大所帯の水泳部には怪我した宗介の代わりを務められる人材は必ずいるはず。そういった仲間に自分の想いを託せる方が美談だと思うんですよね~。

まぁ、凛とのリレー実現のためにわざわざ転校して来たほど、リレーに強い執着を持っている宗介ですから、私だって心情的には宗介に出場してもらいたい。結果はどうあれ、最後は念願だった凛とのリレーを果たして、悔いなく高校水泳にピリオドを打ってもらいたい。

でもだからこそ、ここで宗介が自分の感情を押し殺して、チームのために出場を見合わせていたら、私はもっと感動していたでしょう。わざわざ転校までしてきたのに、最後の最後で出場を辞退するなんて、誰にでもできることじゃありませんから。

もしくは、右肩の怪我のことを最初からちゃんと公に明かしていれば良かったんですよ。「俺は右肩に怪我を抱えている。だが、お前と共にリレーをやるため全力を尽くす。けれど、もし俺が他のメンバーに劣ると判断したなら、そのときは遠慮なくメンバーを外してくれ」そんな風に決死の覚悟を予め凛に伝えていたのであれば、「怪我を押して出場する」というシチュエーションが本当の感動を呼んでいたと思います。

何にせよ、今回の話の主役は完全に鮫柄側でした。岩鳶が勝ってしまって、「あ~あ」って思いましたもん(笑) やっぱり真剣に水泳に打ち込んで、本気で勝ちたいと思っている側に勝って欲しかったです。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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