Fate/Zero第14話「未遠川血戦」雑感

巨大海魔との戦端が開き、場面はいきなりのクライマックス。3ヶ月のスパンで英気が養われたスタッフのおかげで、作画は気持ち悪いぐらいに綺麗。そのあまりの映像美にはうっとりと見惚れてしまうほど。また最初っからこんなに本気出しちゃうと、あとで息切れしちゃうよ~?(笑)

キャスター討伐戦だけでも大変だというのに、時臣を私怨で付け狙う雁夜がもう1つの大激戦を同時進行で繰り広げるものですから、収拾が付きません!

触れたものを宝具に変貌させるバーサーカーの特殊能力によって、自衛隊の戦闘機を乗っ取ってしまうという離れ業を見せ、古代インドの航空機ヴィマーナから高みの見物を決め込んでいたギルガメッシュを追撃。CGをふんだんに駆使した高速ドッグファイトは、スタッフの尊い犠牲を覚悟せざるを得ないほどの壮絶な迫力! ここは小説で読むよりアニメの方が何倍も迫力あって良かったなぁ!

黒いF15はさながら生物のごとくエルロンとフラップを蠢かし──
F15は強引なインメルマンターンでアーチャーにめがけて機首を巡らせ──
二発のスパローはカナード翼を歪み捩らせて反転し──

小説はこんな感じですから、ミリタリー知識皆無の私にはどのような状況かまるで頭で思い描けないんですよ(笑) とりあえず、2機の戦闘機が激しい小競り合い(?)をしていたんだろうな~ぐらいの感覚で。

一方、騒ぎに乗じてこそこそマスターを暗殺する姑息な切嗣さん。サーヴァントすらパニックに陥る異常事態の中で、冷徹に冷酷に「マスター狩り」を遂行する切嗣が人でなしすぎるっ。ああ、相変わらずのド外道っぷりが大好きだ~♪

それにしても、突如巨大な怪物が現れて「みんなで一致団結して食い止めよう!」という機運になっているのに、勝手に別の喧嘩を始めたり、単独行動でマスターを始末したり、協調性のない奴らばかりで困りますね(笑) しかし、こういった多面的な物語の展開を楽しめるのが、Fate/Zero最大の魅力なのです。

2クール目のOP曲は、切嗣の思想信条を綴ったような、まさに「切嗣ソング」としてお気に入り。ED曲は逆にアイリの心情を歌ったような曲で、切嗣とアイリの馴れ初めを描いたバックイラストがたまらん…!

人形に過ぎなかったアイリが切嗣によってたくさんの幸せがもたらされたこと。時に弱さを見せる切嗣を優しくアイリが抱き留めていたこと。儚い夫婦生活の一場面を切り取ったイラストには、何ともいえない幸福と哀愁が漂っていて、万感胸に迫るものがありました。私はこれだけで涙が出そうになる…。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. おお、さっそくZero二期の感想が上がっている!
    序盤から飛ばしまくりというか、期待を軽く飛び越える出来でしたね!
    自分は読んでいくうちにキャスター&龍之介コンビに変な思い入れが出来てしまい、だからこそこの二人の最期…というか散り際…は、
    どう描かれるんだろう?やっぱり規制祭りなのだろうか?
    とそわそわしていたのですが、これには本当に文句がないです。
    このクオリティでラストまで突っ走ってほしいのですが…ううん、
    この調子でいくと14話分お話残ってないような…?

    次回の感想も楽しみにしております~。

  2. これだけのクォリティが、毎週やっている地上波のアニメで見られるのは幸せですね。スタッフの苦労が窺い知れますが、今度は最後まで息切れせずに頑張って欲しいです。

    >キャスター&龍之介コンビに変な思い入れ
    マスターと不仲なサーヴァントが多い中、この2人は本当に息が合った仲良し同士でしたので、やっていることは最悪なのにどこか愛着を持ってしまうという不思議なコンビでした。

    死に様も龍之介が一番幸せなのかも…。Fate/Zeroは、無念すぎる死に方で報われない人が多いですからねぇ。

    >次回の感想も楽しみにしております
    次回もまた大きな見どころのある回ですから、今から楽しみ。小説版の興奮を超えられるかな?