ほぼアニメオリジナルエピソード。というより原作の補完エピソードで、さらっと流されていた部分を詳しく掘り下げてくれていました。ゲーム媒体の原作はあくまで主人公士郎君の視点を中心に物語が推移しますが、アニメ化にあたって、Fate/Zeroのように各陣営の視点から内情を描いていくのはいいことだと思います。
女を侍らす見るからにいけ好かないこの男は、キャスターの元マスター。キャスターは葛木宗一郎に呼び出されて契約を交わしたのではなく、元々はこのアトラムという魔術師によって召還されています。が、途中で彼を見限ったキャスターは弑逆(しいぎゃく)を企てる。そして、一度野良サーヴァントになったところを宗一郎に拾われてパートナーになりましたので、言わばキャスターさんはバツイチ奥様だったのですね。
原作では「従順装い、無駄に令呪を消費させて殺した」とありましたけど、アニメだと謀略を図ってマスターに令呪を無駄撃ちさせていましたので、内容には多少の改変があると言えましょうか。単純に能力面で見切りをつけた原作に対し、アニメだとアトラムは僅かなマナの錬成のために子供の命を犠牲にする鬼畜だったため、キャスターは義憤に駆られて彼を殺したように受け取れます。
でも前夫のことをこうやって詳しく描写するぐらいなら、もっと今の夫(宗一郎)との馴れ初めや蜜月の方を描いてほしかったよね(笑) メディア(キャスター)が如何にして宗一郎に惹かれていったのか、個人的にはその辺のラブコメの方が興味あります!
ギルガメッシュ襲来も補完エピソード。間桐慎二が突如アインツベルンの城に放り投げられて、セラとリーゼリットの2人に始末されそうになった辺りは完全にギャグテイストでしたが、ギルガメッシュが登場してからは一瞬にして空気が強張りました。
イリヤを守るために応戦するセラとリーゼリットでしたが、英雄王にはまったく歯が立たず、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)によって無情なる滅多刺し。ギャグから急転直下のグロは、高低差ありすぎて心がずーんとなるわ!
異変に気付いたイリヤがバーサーカーを引き連れ駆けつけるも、時既に遅し。無残に息絶えたセラ・リーゼリットの亡骸を見て怒りに震えるイリヤは、バーサーカーに今すぐあいつを殺せと命ずる。
「来るがいい! 大英雄!」
「貴様が相手ならば、我(オレ)の倦怠も晴れるというもの」
「神話の戦い、ここに再現するとしようか!」
原作ではカットされていたアーチャーVSバーサーカーを、入魂のアニメオリジナルで描いてくれたDEEN版Fate/stay nightのように、ufotable版Fate/stay nightでも、この原作でカットされていたギルガメッシュVSバーサーカーの戦いを丁寧に描いてほしいですね! 最強同士の神話の戦い、その迫力を目の当たりにしたい!
個人的には今回はオリジナル要素が満載だったので、
尺の中でやりくりしてる感のあったこれまでより、好印象でした。
まあ、私は士郎と凛のラブコメがアニメではあまり楽しめてないのもあるんですけど(笑)
あと、ランサーが好きな身としては、
バゼット関連の追加に期待が持てそうなのも良かったですね。
>メディア(キャスター)が如何にして宗一郎に惹かれていったのか~
ここに関しては、改めてキャスター戦で掘り下げられるんじゃないでしょうか。
というか、掘り下げて欲しいです。
それと、ユーフォ二アムどうでしたか?
私としては、しっかりとしたスポ根になりそうで期待が持てたんですが・・・。
あと、パンチラインは予想通りでした(笑)
ラブコメ不要派からすれば、ここまでの展開は結構退屈だったでしょうね~。私はアーチャー×凛とはいえ、士郎×凛も好きなので、戦いそっちのけでいちゃついているシーンも楽しめています(笑) むしろ、そこがstay nightがZeroに秀でている部分ですから。
>ランサーが好きな身としては、バゼット関連の追加に期待が持てそう
あ~。バゼット出てきますかね? stay nightの方にもバゼットが出演したら結構熱い展開ですよ! 是非とも実現してもらいたいものです。
>ユーフォ二アムどうでしたか?
ユーフォニアムは良かったですよ! まだ具体的にどこが良かったと語れる段階じゃありませんが、この先充分期待が持てそうな1話でした。
パンチラインは予想通りというか予想以下というか…。もう二度と見ません(笑)