Fate/stay night [Unlimited Blade Works]第10話「五人目の契約者」雑感

一成が容疑者から外れた今、キャスターのマスターとして最も疑わしいのは、柳洞寺の居候として出入りしている教師の葛木宗一郎。彼が本当にマスターかどうか確かめるため、待ち伏せして闇討ちを企てる凛。もし本当にマスターだったらラッキー、間違っていたらしゃーないというかなり雑な作戦でしたが、思惑通り葛木先生がマスターであることが判明しましたので、結果オーライ。

1つ誤算があったとすれば、彼の本当の意味での正体を見誤っていたこと。葛木は一介の教師などではなく、幼少より暗殺の技能を叩き込まれた生粋の暗殺者。生身の人間でありながら、サーヴァントと互角に渡り合えるほどの腕前の持ち主だったことです。

一瞬で間合いを詰めたセイバーが薙ぎ払った剣を、葛木は左ひじと左ひざで挟み込むように白刃取り。いくらキャスターの能力強化が加味されているとはいえ、セイバーの目視できない透明な剣を完全に見切って受け止めてしまうとは、とんでもない超人ですよ。

攻撃をいなした後は、すかさず背後に回り込み、首筋を狙って拳の振り下ろし。そこから独特の構えから繰り出されるフリッカージャブ。ドゴォンドゴォンと弾丸のようなSEが鳴り響いて迫力満点!

スピーディーな連続技が次々と繰り広げられる様は、まるで格闘ゲームのよう。ボコボコにされたセイバーさんは気の毒ですが、実に爽快感のある戦闘シーンに仕上がっていました。

最優のサーヴァント(笑)のセイバーさんがまさかのKO負けを喫し、ガンドで応戦する凛も強打一発で気絶。残る戦力は士郎君のみ。こんな一番の雑魚が残っていたところでどうしようもない! ……と誰もが諦めかけたことでしょうが、ここで士郎君が男の意地を見せてくれるんですよねぇ。

絶対的窮地の士郎君が対抗手段として用いたのは、強力な武器の“投影”。バチバチと魔術回路をスパークさせながら、アーチャーの持つ干将・莫耶(かんしょう・ばくや)を強引に作り出す! 自らの創造理念によって、ゼロから物質を生み出すことのできる強力な魔術は、Fate作中でも屈指の燃えるシーン。これまでやられっぷりしか見せ場のなかった士郎君でしたが、ここで初めて主人公らしい活躍が見られました!

まぁ、UBWルートだけを見ていると、何の伏線もなしで「実は僕、投影できたんですー」なので、ちょっとご都合すぎる感はありますけどね。投影に関する最大の見せ場は最初のセイバールートの方でがっつりやっているんで、ここはあっさりになってしまうのは致し方なし。

投影が若干チートっぽく感じるのは、成長に至る経験に共感することで、その武器の持ち主の技量まで付与されるところ(完全にではなく)。だから例えLV1の士郎君でも、葛木のような達人相手に一歩も引かず戦えるというわけ。何にせよ、投影という新たなファクターが加わったことで、これから士郎君もどんどん主役っぽい活躍が増えてきますよー。

話の途中、どうしても気になってしょうがない遠坂凛の脚。だってufotableさんが、執拗に絶対領域の太腿を強調したカットを放り込んでくるんだもん(笑) 冬でも薄着だった原作&スタジオディーン版だとそんなに気にならなかったですが、ufotable版は季節感を出すため上にコートを着込んでいるので、逆に丸出しの生脚がすごく寒そう~。

ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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