Fate/stay night [Unlimited Blade Works]第7話「死闘の報酬(こたえ)」雑感

柳洞寺の境内にてアーチャーとキャスターが激突。固有時制御と思しき技で空中を浮遊し、高みから容赦なく空爆してくるキャスター。おのろけ新妻キャス子さんにも、こんなカッコイイ時代があったんだなぁ…(しみじみ)。

苦戦を強いられるアーチャーは、投影したカラドボルグを弓で射る大技でキャスター撃墜に成功。が、敢えてトドメを刺そうとはしないアーチャーに対し、キャスターは「そう、なら貴方たちは似た者同士ということ?」と、士郎君との性格の相似を指摘する。

「だ、誰がこんな奴と!」と、テンプレート的ツンデレ反応を見せる士郎君とアーチャーですが、この2人の“同じ目的でありながら異なる思想”こそが、まさにUnlimited Blade Worksの根本となるテーマ

士郎君は、「目の前にいる総ての人を助ける正義の味方になりたい」という切嗣が果たせなかった理想論を引き継いだカタチで、アーチャーは、同じく切嗣が実践していた「小の虫を殺して大の虫を助ける」という現実主義的な考え。切嗣が終生己の中で鬩ぎ合っていた葛藤を、士郎君とアーチャーが代理戦争で対立しあう構図が面白いんですよねー。

「さらばだ。理想を抱いて溺死しろ!」

アーチャーの名言はどれも痺れるわ~。分からず屋相手にカッとなって思わず手が出た感じの格好悪さがなくはないですけど、セリフが超カッコイイのでセーフ!

一方、山門を守護するアサシンこと佐々木小次郎は、セイバーとの決着をつけるべく、秘剣燕返しを披露。その燕返しが放たれる刹那、セイバーは自分が斬殺される未来を一瞬で“予知”した演出が素晴らしかったですね。さすが直感Aの持ち主。

おかげで、初見の燕返しを食らっても致命傷には至らずに済んだセイバー。ですが、宝具でもないのに次元屈折現象という魔法レベルの奇跡を引き起こした佐々木小次郎の必殺技に、驚きを隠せない様子。

「なぁに。そう大した芸ではない。たまさか燕を斬ろうと思いつき、身に付いただけのものだ」
「線に過ぎぬ我が太刀では、空に飛ぶ燕は捕らえられん。だが、その線も2本3本なら話は違う」
「しかし、連中は素早くてな。事を為したければ、一呼吸の内に重ねなければならなかった。……その様な真似は人の技ではない」
「だが生憎と、他にやることもなかったのでな。一念鬼神に通じるという奴だ」

一太刀では燕の動きを捕らえきれないから、神速を極めて限りなく同時に三太刀を浴びせるという奥義。つまり、片手で壁ドンしても女子に逃げられちゃうから、両手両足で壁ドンして逃げられないように追い込むという発想ですね(※蝉ドン)。燕返しを習得した経緯も、暇だからフェルマーの最終定理解いてやったわぐらいの感覚で格好良すぎる!

しかし、この佐々木小次郎とセイバーの戦いも結局決着つかず。これまで幾度となくサーヴァント同士の対決が行われながら、一度として決着がついた試しなし。実力拮抗して引き分けというよりは、一方が勝利しているのにトドメを刺さず見逃すというパターンばかりですから、ちょっと引き延ばし感ありますね。まぁ、1人1人のサーヴァントのバックボーンを丁寧に描くため、早々に退場させられない事情があるのはわかりますが…。

5 Responses so far.

  1. ゲスト より:

    バーサーカーの戦力が突出しすぎてますからね。下手に数を減らしてしまうと詰んでしまうので殺るにやれないという感じでしょう。今回の聖杯戦争はマスター達がへっぽこな分、英霊達の駆け引きが熱いですなw

    • stay nightはサーヴァント同士の戦いという側面が強いですね。元々、Fate=サーヴァント同士の戦いという固定観念がある中で、マスター同士の戦いをメインに描いたZeroが新鮮だったのですけど。

  1. Fate/stay night UBW 第7話「死闘の報酬」

    believe(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)『理想を抱いて溺死しろ』
    原作:奈須きのこ / TYPE-MOON
    監督:三浦貴博
    キャラクター原案:武内崇
    シリーズ構成・アニメーション制作:ufotable

    衛…

  2. Fate/stay night 第7話 『死闘の報酬』 平和主義者アーチャー「平和など何処にも無い!」。

    何てお得なサーヴァント。キャスターとアサシン陣営も組んでいるのかと思いきや、アサシンのマスターはキャスター自身。魔術師がサーヴァントを召喚する以上、サーヴァントが魔術師…

  3. Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #07 

    キャスターに「似たもの同士」と言われてしまう士郎とアーチャー。
    リアクションといい、確かに似ているかもしれない。
    同族嫌悪ってやつかね。

    以下ネタバレあり。

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