Fate/stay night [Unlimited Blade Works]第0話「プロローグ」雑感

過去放送されたスタジオディーン版Fate/stay nightの評判はあまり芳しくなかったですが、私はそれなりに良く出来たアニメだったと評価していました。ここぞという重要な名場面ではしっかり力を入れて、見応えあるものに仕上げてくれていましたし、取り立てて不満を感じることはなかったです。ですから、「Fate/stay nightを作り直して欲しい!」という願望はそんなになかったんですが…。

なかったんですが……さすがufotableさんが手掛けると次元が違う。違いすぎる。時代の進歩を差し引いたとしても、以前のFate/stay nightとは雲泥の差で、劇場版すら軽く凌駕する別格のクォリティ。なんていうか、スタジオディーンが剣と弓で懸命に戦っている中、ufotableは空から戦闘機で爆撃している感覚ですよ。逆にやりすぎて卑怯!(笑)

今回のFate/stay night再アニメ化は、以前がセイバー(Fate)ルートメインであったのに対して、凛(Unlimited Blade Works)ルートメインであるのもポイント。私は遠坂凛への入れ込み具合は半端じゃなく、「無人島に1つだけ持っていくとしたら何?」という質問に「遠坂凛」と答えるぐらい遠坂凜LOVEなので、ufotableクォリティでたっぷり遠坂凛を堪能できるのは重畳です。

遠坂凛とアーチャーの最初の邂逅。英霊ガチャでSレアのセイバー狙いだった遠坂さんが、お得意のうっかりミスでアーチャーを引き当ててしまい、巡り会うことになった2人。やっぱりこのアーチャーと凛のコンビこそ、私の中でFate最強のベストパートナーでありベストカップルですよ~。美男美女の取り合わせで、絵面的にも超お似合いですし。劇場版「Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS」のイメージイラストは、今でもあらゆるFate版権絵の中で一番好き。

遠坂凛「アンタがどんな英霊か知らなきゃ、どのくらい強いかわからないじゃない!」
アーチャー「些末な問題だよ。それは」
遠坂凛「些末って、アンタね! 相棒の強さがわからないんじゃ、作戦の立てようがないでしょ!」
アーチャー「何を言う。私は君が呼び出したサーヴァントだ。それが最強でないはずがない」

マスターの凛もサーヴァントのアーチャーも共に気位が高く、それでいて互いをリスペクトして信頼している関係っていうのに萌えまくるー。

夜間の学校で敵サーヴァントのランサーと出くわしたとき、凛は躊躇なく校舎の屋上から身を躍らせ、アーチャーに着地を受け止めてもらったところに感じられる2人の阿吽の呼吸もたまりませんね。

そして、早くも火ぶたが切られたアーチャーとランサーのサーヴァント戦。一瞬の突進から目にもとまらぬ槍捌きを繰り出すランサーに、次々と新たな短剣を投影しながら華麗に攻撃をいなすアーチャー。激しい鍔迫り合いの迫力に、瞬きすら許さない高速バトル。その尋常ならざる激戦に、私はただただ呆然と見とれるばかり…。

ufotableさんのバトルシーンのすごさはFate/Zeroで篤と思い知っていたはずなのに、その高いハードルすらも更に上回ってくるのが恐ろしい…! スローモーションを多用することなく、ほぼリアルタイムで描かれたおよそ2分弱の息もつかせぬ攻防に、完全に度肝を抜かれました。

最初からこんなに張り切り過ぎちゃって、ufotableのアニメーターさんはこの先大丈夫なのか本気で心配なんですけど(笑) 令呪の力で強制的に働かされているとしか思えません! 3画しかない令呪を早くもこんなところで使っちゃって!

でもおかげで、「あまりの早さに目で追いきれない」というヤムチャ視点をリアルに体感することが出来、“人知を越えたサーヴァント同士の戦い”の真のすごさを思い知ることができました。作中の遠坂凛が感じていたであろうこの衝撃を、視聴者も共に体感できるというのは素晴らしいです。

相手の強さを認めたランサーは、本気で命を取りに来るつもりで宝具(必殺技)を放つ構え。が、そのときたまたまサーヴァント同士の戦いを目撃してしまった間の悪い生徒が! 姿を見られてからには生かしてはおけまいと、ランサーに追われあっさり串刺しにされてしまったモブ生徒…。誰だか存じませんが、哀れな奴です。合掌。

★今週の遠坂凛の脚★

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カテゴリ:Video Game

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4 Responses so far.

  1. ゲスト より:

    原作からしてそうだし、まぁそうなるわなと思ってはいましたが、ものの見事に
    プロローグ前半が登場人物紹介になってて苦笑してしまいました。
    後で振り返れば特に必要のなかった脇役でも、視聴者に覚えてもらうために律儀に名前呼び合いまくりで
    背景のクオリティとかは劇場版なのに会話の内容が1クール萌えアニメの第一話状態。
    しかしこうして並べてみると、本当にクセがあるというか歪んだ人物の多い学校です(笑)

    >バトルシーン
    「動きはヒト科のそれなので予想や理解はできるが、速度は超常的なので目で追えない」という
    人間英霊ならではの加圧や制限がかかった動きがいかんなく表現されていてたまりませんでした。
    ディル兄貴もそうでしたが、槍の重量と旋回のスピード感によるランサーの強さにしびれます。
    Fate原作も、剣筋や魔術のエフェクトによりビジュアルノベルの表現に革新を与えた作品なので
    この辺が尊重されてるのは本当に嬉しいですね。

    >凛
    随所でオンナの顔をするところとか、原作より胸盛ってるように見えるところなど、
    愛されヒロインとしての増強増量っぷりが半端ないです。
    コロコロ表情が変わる中、笑顔や淑やかな物腰の際はほとんど猫かぶっていて、
    ムスっとしたり慌てている時が素顔らしいのがなんとも遠坂でした。

    >DEENのstay night
    ぼくも当時の現状では十分なアニメ化だったと思います。
    当時の人気がまだ数年と続いて続編も作れるという保障がない中で、一度でもアニメ化の機会を得られた以上
    少しでもセイバールート以外のエッセンスも盛り込もうという姿には、現実と折り合いをつけた
    プロの作品愛を感じたものです。

    スピンオフに対し「○○なんてなかった」とのたまって有識者や正統なファンを気取る不愉快な風潮は、
    ライトユーザーをニワカ呼ばわりして蔑する事と並んで何とか改善されて欲しい所。
    どんな物でも歴史が今まで続いているなら、過去があったからこそ今があり、
    今を疎かにするものに未来はありません。
    面白くなかったとしてもそれはそのスピンオフ単体の責任であり、シリーズ総体の汚点や黒歴史として
    扱うのはどうにも幼稚にしか感じません。
    何事も一番すごいのは目利きじゃなく、何でも心から楽しめる人だと思います。

    • まぁ、学校での友達紹介はいらないっちゃいらないですよね。必要なのは間桐慎二ぐらいで。その慎二君はCVが神谷浩史さんなんですよねー。当時はそうでもなかったのに、今思うとものすごく贅沢な配役に思える…(笑) WHITE ALBUM2に出てくる梶裕貴さん(雪菜の弟)と同じく。

      >人間英霊ならではの加圧や制限がかかった動きがいかんなく表現されていてたまりません
      エフェクトを派手にして見栄えだけを良くしているのではなく、ちゃんと繊細な動きで、人と人の戦いを描いていたのが素晴らしかったですね。最初にこんなハードルをあげちゃうと後が大変でしょうが、最初だからこそサーヴァント同士の戦いのすごさを見せつけて欲しかったところ。先の劇場版では、アバン的にさっくり省略されてしまった部分でもあるので、余計アニメでここをしっかり描いてくれたのは嬉しかったです。

      >(遠坂凛)愛されヒロインとしての増強増量っぷりが半端ない
      いやぁ、本当に遠坂凛はカワイイですね! 私の中で遠坂凛は10年連続でベストエロゲヒロインですから、キムタクとかイチローとかと肩を並べるほどのレジェンドですよ(笑) これから毎週カワイイ遠坂凛の姿を拝めるとはありがたいことです。

      >(ディーン版stay night)当時の現状では十分なアニメ化だった
      当時は当時で「すげー!」と戦闘シーンに迫力を感じていましたし、所々怪しい部分はあれど、きっちりFateの魅力を出せていたと思います。エロゲのアニメ化なんて成功例が1割にも満たない当時の惨憺たる状況を考えれば、あれだけ見事なアニメ化をしてくれたことはむしろ奇跡ですよ。原作タイトルを掲げながら、原作と似ても似つかぬ内容になっていたり、誰も望んでいないメアリー・スーが出てきたり、クォリティ以前の問題のアニメが横行していましたからね。スタジオディーンさんには感謝感謝。

      >スピンオフ単体の責任であり、シリーズ総体の汚点や黒歴史として扱うのはどうにも幼稚
      正論ですが、本気でシリーズの汚点として捉えているよりは、半ばジョークとして「なかったこと」にしている人が多いんじゃないでしょうか。ただ、言うほど出来の悪くないスピンオフでも、自分が気に入らないだけで軽々に黒歴史扱いにしてしまう、“黒歴史のハードルの低さ”は若干気になっています。

      >何事も一番すごいのは目利きじゃなく、何でも心から楽しめる人
      人気のお笑い芸人相手に、「こんなので笑えるのは幼稚な奴」と上から目線で毒突いている人よりも、素直に笑えている人の方が、何倍も豊かな人生を歩んでいそうですしねぇ。

  1. Fate/stay night UBW 第0話「プロローグ」

    ideal white(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)『そこに戦いがあるからよ、アーチャー』
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