ドリフェス!総括+アイカツ!とのライブシーン比較

私がアイカツ!をこよなく愛する理由、それは日々弛まぬ鍛錬で己を磨き、ライバルでもある仲間たちと切磋琢磨しながらトップアイドルを目指していく姿に強い感銘を受けたからです。決して「女子中学生が好きだから」などという不純で不埒な理由ではないのです。つまり、対象となるアイドルが女子から男子に変わろうとも、傾ける愛情は不変! アイカツ!の理念を受け継ぐドリフェス!なら、私は同じ熱量で愛することができるのです!

机上の空論でした。アイカツ!はあんなにドハマリしたのに、ドリフェス!はまるで良さが理解できない…。意地になって最終話まで追いましたが、最後までクソつまらなかったです。ごめんなさい、偉そうにアイカツ!の理念がどうのとか抜かしていましたが、どうやら私はただ女子中学生が好きなだけだったみたいです…(笑)

いやいやいや! やっぱりそこじゃないんですよ! ドリフェス!はアイドルの性別云々の前に駄作! 一番期待していた脚本が全然つまらなかったですもん! アイカツ!のシリーズ構成である加藤陽一さんが手掛けているとは思えない内容のペラさ。ホントいいとこなかったです。今まで神の如く崇めていた御仁なのに、ドリフェス!でガクッと評価下がっちゃったなぁ…。加藤さんは野郎アイドルのアニメなんか最初からやる気なかっただけだと思いたい。

アイカツ!では、日常パートとライブパートを別々の異なる人が演じていました。ライブシーンになると急に別人が歌い始めるため、毎度違和感を憶えてしまうのが玉に瑕でして。今の声優さんは皆さん歌もお上手ですから、わざわざ歌を切り分けるメリットってないと思うんですよね。その点、ドリフェス!はちゃんと弁えていて、日常パートもライブパートも同じ人が担当。アイカツ!における唯一の不満点をドリフェス!ではきっちり修正してきた……と思いきや、実はここが致命的なセキュリティホールだったんです!!!

というのも、ドリフェス!でCVを担当されているのは本職の声優さんじゃないんですよ…。2.5次元系アイドルとして売り出すために、アミューズの若手俳優が声を担当。彼らは顔面は綺麗ですが、演技はう○こ。その常識外れのひどすぎる演技に、第1話からアニメの体を成していなかったのが大問題でして…。

私はどちらかというと声優さんの演技には肝要な方だと思います。多少棒読みでもキャラのイメージと大きく違わない限り、許容することができます。特にアイドルアニメの場合、キャラの成長とリンクして声優さんが上達していくのも楽しみの1つWake Up,Girls!だって、最初は聞くに堪えないド下手さでしたが、回数を重ねるごとに上手くなっていき、次第に違和感はなくなっていきましたから、最初は下手でも棒読みでもいいんですよ。

ただし、限度ってもんがあるッ!! ドリフェス!の下手さはそういう次元にございません! 学園ハンサムとためを張るひどさですから、内容がまったく頭に入ってこないんです!(ていうか、↑の人学園ハンサムにもいましたよね?) 主人公の天宮奏なんて常に一本調子の発声しかできないので、最初音声合成ソフトなのかと疑っていましたよ。

そして、一際ヤバかったのが沢村千弦というキャラ。「三神さんが案内するなんて珍しいね」という最初の一言に激震が走りましたね。何言ってんのか聴き取りにくいだけでなく、人生で未だかつて耳にしたことがない未知のイントネーション。ガチでスピーカーが壊れたのかと。棒読み超えてる!

千弦というキャラはメンバーの中でもムードメーカー的存在なので、すごくセリフ量が多いのがまた地獄で…。こんな奴にたくさん喋らせないでくださいよ。

笑ったのは、第6話での千弦幼少期の回想シーン。幼い頃の千弦の声は、松田利冴さんという本職の声優さんが努めていましたので、とてもはきはきと明朗な発声をされていたのです。それが、大人になると急に片言の棒読みになるという(笑) お前は声変わりと同時に一体何があったんだと問い詰めたい!

あ、でも、私は千弦役の正木郁さんをひどく言っているのではないですよ? 千弦はとてもクセのあるキャラなので演じるのが難しい役でした。正木君が特別ヘタクソだったせいではないことをわかってもらいたいです。動画を見ると、普段の彼は喋りもしっかりされていますし、とても好青年です。悪いのは正木君ではなく、彼に沢村千弦という無茶なキャラを演じさせた大人たち! 正木君は被害者! 正木君ファンの方、どうぞこれで怒りをお収めください…。

脚本やその他諸々がぐずぐずでも、肝心要のライブさえしっかりしていれば、それなりに格好がつくのがアイドルアニメの特徴でもありますけど、ドリフェス!はそのライブシーンまでしょぼいから救えないんですよねー。アイカツ!で見せてくれたライブと比較しても、モデリング・モーション・カメラワーク全部が劣っていました。これじゃあ目が肥えている我々幼女は納得できませんよ。

愛するアイカツ!の親戚ということで、今のうちに取り入って仲良くしておこうとした私の目論みは脆くも崩れ去りました。最終回を迎えると同時に早くも2期製作決定のニュースが飛び込んできましたが、やめておいた方が…。こんなもんの2期作るぐらいなら、アイカツスターズ!と別枠でアイカツ!5期作ってくださいよと。

■アイカツ!とのライブシーン比較■

ドリフェス!のライブが如何にしょぼかったのか、アイカツ!のライブを並べて比較してみましょう。どちらも同じ最終回でのライブシーンの比較となります。

まずは「アイカツ!」。どうですか? この画面から滲み出る華やかさ、リッチさ。ダンスは洒落ていますし、表情などの細かな部分まで緻密に表現され、こだわりのカメラワークで魅せ方も綺麗。ドレスのデザインも毎回素晴らしいです。何よりキャラが死ぬほどカワイイ!(笑) 久々に見直しましたけど、アイカツ!はやっぱGODだわ。

方や「ドリフェス!」。これはいかんでしょ(笑) 私は男性アイドルの善し悪しってよくわからないですけど、率直な感想としてこれはダサイ超えてると思います! ダンスはマジなのかウケ狙いなのかはっきりさせてほしい! 戦隊ものかよとツッコミたくなる衣装の安っぽさと、スーパーの屋上かよとツッコミたくなるステージの安っぽさもどうにかしてください。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 毎度思うのですが浅生さんの酷評は「興味無かったけどそんなに酷いなら逆に見てみたいな」と思わせるのが上手ですよね(笑)
    幸い公式で1話だけ見れたので試しに視聴してみましたが、確かにこれはヒドイ。
    「三神さんが案内するなんて珍しいね」のセリフは何度聞いても笑がこみ上げてきますよ。
    多分無理にショタキャラに合わせた+ストローを咥えながら喋る演技でああなったのかな?とは思いますが、私みたいにネタとして見たならともかく、普通にアニメに期待して視聴された方はよくあれで耐えられたものだなと思うレベルでした。

    でも最後のライブシーン比較はさすがにSSの選択に悪意あるでしょこれは(笑)
    ポーズがいちいち面白酷い。

    • そう思わせているのは、愛ですよ、愛! 酷評しているけど、感想を書かせてもらっている以上、根底にはちゃんと作品への愛があるんです! ……ダ、ダメかな?

      >「三神さんが案内するなんて珍しいね」のセリフは何度聞いても笑がこみ上げてきます
      千弦のヤバさは文字で説明するよりも、動画で見てもらうのが一番ですね~。オフ会でもこのシーンを動画で披露しましたが、何度再生しても滑り知らずで爆笑取れましたからありがたかったです(笑)

      まぁ、初めて声優に挑戦する人が、いきなり不思議系ショタキャラを演じろと無茶な注文突きつけられたら、こうなるのもしょうがないです。彼も1話の演技はひどかったですけど、最終12話になれば立派に上達……していない!?(聞き慣れたってのはありますが)

      >最後のライブシーン比較はさすがにSSの選択に悪意ある
      悪意はなかったというと嘘になります(笑) でも、2枚目のポーズとか絶対いらないと思うんですよね~。ステージがこんなにショボいならもっとカメラ寄ればいいのに、やたらと引きの絵でショボさを演出してくるのもどうかと。

  2. 自分はアイカツが好きでドリフェスのほうにもハマってしまった人間ですが、さすがに最初のころの棒演技にはドン引きしてました(笑)
    聞き慣れてくるとさほど気にならなくなってきましたが、そうでない方とはかなり温度差があるなぁとはどこの感想見ても感じますね。

    浅生さんが酷評しているライブシーンについて一応擁護させていただきますと、アニメしか知らない方は一見ダサいと思ってしまうのも分かるんですけど(実際このSS見たら結構笑ってしまいました)、2.5次元アイドルならではの演出といいますか、中の人の実際のライブ映像そのままの動きで本人自身がモーションキャプチャーしているんですよね。ダンスだけでなくカメラワークなんかもシンクロしているので、そういった点はショボいとかギャグだとかいうわけではなくて逆にスタッフのこだわりなんだろうと思います。
    まぁ、ステージが真っ平らであまりにも貧相なのは否定できませんが……そのあたりはやっぱり夕方アニメとの予算の差なのでしょうかね。

    • アイカツ!とドリフェス!、両方ハマられたんですか! そうなると、ドリフェス!を批難してばかりの私の感想は感じ悪かったですよね。すみません。

      >中の人の実際のライブ映像そのままの動きで本人自身がモーションキャプチャーしている
      それは初耳でした。2.5次元系アイドルはほとんどがアニメ→リアルですが、ドリフェス!はリアル→アニメというコンセプトだったのか…。

      リアル版DearDreamの動画も今初めて見てみましたが、こっちは普通にカッコイイ! 作画もいいし動きも自然だし(笑) 「ひ~と~りぼっち~の」のところのダンスも、アニメで見るとあんなに爆笑したのに、リアルでは全然違和感がなかったのが驚き。

      ということは、やっぱりリアルからアニメにそのまま輸入すると違和感あるってことかなぁ? 2.5次元系アイドルのすごさって、“アニメを完全再現している”ところにあると思いますし、“リアルをアニメで再現”したところで、すごさってものが伝わってこない気がします…。勿論、個人の好き好きですが。

      あと、やっぱり服装って大事なんだと思いました。リアル版DearDreamも、あの戦隊ものみたいなコスチューム着ていたら、結局「ダセェ!」って思っていた気がしますから(笑)

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