だがしかし第10話「駄菓子じゃねえか!」雑感

はぁ? なんすかこれ? 今週はだがしかしのネガティブキャンペーン週間なんすか? ただでさえオリジナルの才能ゼロのスタッフが全編オリジナルをやったら、放送事故レベルの惨劇が待っていたという。想定しうる最悪の予想の遥か上空を行く、正真正銘のゴミ回でした。

駄菓子中毒のほたるさんが2日間駄菓子屋に顔を見せないことを心配して、サヤと2人でほたるさんの家に直接尋ねてみることに。初めて見るほたるさんの屋敷の大きさに圧倒されたココノツ君は、何故か金持ちへの恨み辛みを募らせる。好きな女の娘の自宅に初めてやってきているのに、家のでかさにぶつくさ難癖をつけている時点で、もう既におかしかった

面会に応じたほたるさんは、大きなマスクに寝間着姿。体調を崩しているのか、床に伏せながら、大好きな駄菓子に手をつけようともしない。本人は理由を語ろうとしませんが、明らかにいつもと様子が違っていて変です。

それなら、彼女が事情を話してくれるまでそっとしておくのが優しさでしょう。それなのに、「こんなのおかしい」と言いながら、むりやり駄菓子を食べさせようするココノツのデリカシーのなさにドン引き。何か理由があるのは明白なのに、そこを酌み取ろうともせず、ただ駄菓子を無理強いしてくるのは何なの? リアルに消えてほしい奴なんですけど。

人の家に急に上がり込んで、逆ギレ気味に駄菓子を押し付けてくるココノツには不快感しかありません。とうとう彼女が泣き喚いてしまっても、「やりすぎたゴメン」という反省の言葉1つ出てこないなんて、こいつ人間としてどうかしている。これ見て疑問に感じる人は、スタッフの中に誰もいなかったの…?

ほたるさんが頑なに駄菓子を拒絶する理由は、先週できた口内炎が悪化したからとのこと。もうすぐ出る新作ベビースターを万全の状態で味わいたいがため、しばらく駄菓子を断ち、しっかり口内炎を治そうと心に決めていた。それが心的ストレスとなり、具合を悪くしてふさぎ込んでしまっていたのでした。

こんな薄っぺらい話しか思いつかない脚本家が信じられませんが、5分で終わりそうなどうでもいい与太話を、30分目一杯引き延ばしている方も正気の沙汰じゃない。終始メソメソしていたほたるさんを見せられて、初めて彼女のことを嫌いになりかけましたし、あまりの不愉快なやりとりに、だがしかしという作品そのものも嫌いになりそうでした!

大体、口内炎の状態でわたパチを食べる危険行為はギャグだからこそ成立していたのに、本当にわたパチのせいで病状が悪化してしまったら、わたパチへの風評被害にも繋がるわ! 駄菓子アニメでありながら、駄菓子に対する最低限の敬意すら欠けているなんて、今回の脚本書いた人は悪い意味で頭おかしい。二度とだがしかしに関わるなと言いたい。

何よりアホだと思うのは、ココノツ君がほたるさんのことを好きだという根本的な部分を失念していること。ほたるさんに恋しているココノツ君が絶対やらないであろう言動を平気で繰り返しているので、ほたるさんへの好意が微塵も見えてこない。これがアニメのココノツに対する最大の嫌悪感です。

★今週の童貞殺し★


原作でもココノツ君がほたるさんの家に遊びに来た話はあります。そのときのココノツ君は、好きな女子の家にやってきた興奮と仄かな期待感でドキドキ緊張しまくりで、そわそわ落ち着かず気もそぞろ。ほたるさんが姿を見せると、普段は見られない貴重な部屋着姿に目を奪われ、あまりの可愛さとエロさにじたばたと手足をもがきながら悶え喜ぶなど、童貞として実に正しい反応を見せていました。

それがなんですか、アニメのココノツは。ほたるさんの寝間着にもノーリアクションで、女子の部屋に足を踏み入れた喜びも感慨もなし。それどころか終始機嫌が悪く、横暴の限り。ホント可愛げのないクズみたいな童貞ですよ。お前みたいな童貞がいるから、世間から童貞が誤解されてしまうんです! 今すぐ全国の童貞に謝ってほしい!

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  1. いやぁ、凄まじい駄作でしたね、今回は。
    お話作りの才能が全く無いスタッフにアニメを作られてしまっただがしかしという作品が不憫でなりません。
    原作通りに作るって、そんなに難しいことなんでしょうか…。

    だがしかしアニメスタッフはなんというか、視聴者の批判や意見を気にしすぎて右往左往するあまり進むべき道を見失っている感ありますね。
    1話2話で取り入れたアニパロ路線が不評とみるやすぐさま無くしたり(まぁそもそも最初からアニパロなんて入れるべきではなかった)、サヤ師が好評とみるや原作よりも出番を増やしたりほたるさんとの絡みを増やしたり。視聴者に迎合しすぎ。わたパチの回をまるまるサヤ回に改変するという暴挙とかいくらなんでもやり過ぎ。今回も本来はココノツ一人ではたるさんちに訪問するはずなのに大幅改変を加えてサヤを同行させてみたり。
    かと思えば頑なにココノツのキャラの改悪は改めないのは意味不明ですが。
    その結果として原作の良さがほぼ無くなっているというどうしようも無さ。

    この酷い回にはほんっとーにガッカリしました。びっくりするくらい見どころがゼロ。悲しい。

    • ほたるさんもココノツ君も全然キャラ変わっていますし、どういう思考回路だとこういう話に行き着いてしまうのか…。

      私はだがしかしのエロ同人を数冊(Blue Mageさん・ぽち小屋。さん・真面目屋さん)拝見していますが、エロなのにちゃんと原作の掛け合いの面白さを再現して、実にだがしかし愛に溢れた作品ばかり。アニメはこのエロ同人のストーリーにすら完敗していますよ! まったく、エロ同人読んで勉強してください!!

      >視聴者の批判や意見を気にしすぎて右往左往するあまり進むべき道を見失っている感
      視聴者の意見に迎合していますかねー? 迎合する気があるなら、ココノツ君のやれやれ感を今すぐ即刻やめて欲しいのですが…。オリジナル回なんか絶対ニーズなかったはずですし。

      ちなみに、1話と2話だけに謎のアニパロがぶっ込まれていたのは、監督の高柳滋仁さんのセンスだったんじゃないかと思います。この方が1話と2話のコンテに絡んでいましたので。そして、10話の「駄作じゃねぇか!」でも高柳滋仁さんが演出を務めていたという…。推測で個人を批判するのは良くないことですが、ちょっとこの名前は当分避けたいかな…。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。