だがしかし第4話「ふがしとふがしと…」雑感

1パートに2話ずつ、原作4話を消費していたのが、今回は1パート1話の計2話構成。1パートに2話を使っても間が持たなかったのに、なんで1話を引き延ばそうと思ったの?? おかげで今回はAパートもBパートも引き延ばしがひどいのなんの。

Aパートは味と食感だけで麩菓子を食べ当てる、利き酒ならぬ利き麩菓子勝負。アイマスクと手枷の状態で、麩菓子を食べさせてもらうために大きく口を開けるほたるさんはエロエロ。サービスカットに熱心なだがしかしの中でも屈指の直接的なエロシーンが見られる回ですが、それだけにこの下ネタの取り扱いには慎重を期して欲しかったです。

下ネタは引っ張りすぎると、ギャグとして笑えなくなりますし、エロとしても下品になる。尺稼ぎのために同じ下ネタをしつこく繰り返されたのはげんなりでしたし、さくら棒のくだりは明らかにやりすぎだと感じてしまいました。

同じオリジナル部分でも、ほたるさんが麩菓子を剛速球で投げつけて、ココノツ君が野球のキャッチャーのようにズバッと麩菓子を口で受け取るやりとりはバカバカしさがあって面白かったのに、ちょっと調子乗りすぎましたよねー。

Bパートのグリコの話も、道中の引き延ばしによって疾走感が失われていましたが、まだこっちはそこまで気にならなかったかな? 喫茶エンドウに置き忘れたノートをサヤちゃんに見られてしまう前に急いで取りに戻るため、1粒300mでお馴染みのグリコのキャラメルを頬張ってダッシュ。あの有名なキャッチフレーズは、実際に300m走るための必要な16kgカロリーが1粒に含まれていることに由来するらしく、5粒食べれば喫茶エンドウまでの1,500mを全速力で走破できるという(がばがば)計算

だがしかし、1200m地点まで到達したところで驚愕の事実に気付いてしまう。グリコは1箱4個入りだったことに…。目的地まであと一息としながら、走る術を失ってしまい、力なく項垂れてしまうココノツ君。

そこでほたるさんが、自分の分のグリコをココノツ君に分け与える。ほたるさんは最初から4個入りのグリコでは1,500mに届かないことを見越しており、ココノツ君の分のグリコを予め1粒残してくれていた。それはつまり、ほたるさんはここまでの1,200mをたった3粒で走ってきたということ! 最後の300mをココノツ君に託すべく、自分の身体の負担を顧みず走り続けてくれた麗しい献身なのです!

「走りなさい、ココノツ君! 私のことは気にしないで、走りなさい。ココノツ君は、自分の目的を果たすのよ…!」

力尽きて倒れ込みながら叫ぶ彼女に後ろ髪を引かれながらも、彼女の尊い犠牲を無駄にしまいと、歯を食いしばって残りの300mを駆け抜ける!!

仲間の自己犠牲によって主人公は前進を続けるというバトル漫画にありがちなワンシーン。「別にグリコがなくてもあと300mぐらい根性で走れよw」というツッコミには敢えて触れず、2人ともこの茶番を最後までノリよく続けていたところが面白さですね~。

ほたるさんが強烈なアホの子なので、自然とココノツ君はツッコミとしての役回りになっていますが、ココノツ君もココノツ君で結構おバカなキャラというか、ほたるさんの突飛な提案にもなんだかんだで乗っかっちゃうノリの良い主人公。利き麩菓子の回もそうでしたが、気付けば2人して仲良くバカやっているだけというケースも多々あり、そこがだがしかしの魅力と言えますね。

1話でオリジナルのアニパロ推し、2話で主人公の性格改変、3話で繋ぎの構成ミス、4話で冗長な引き延ばし、常に何かしら問題が噴出してくるのが難儀ですが、4話では1~3話の諸問題の改善傾向が見られましたし、原作のテイストも出ていて面白かったと思います。作り手側も各話ごとにいろいろ模索しているんでしょうか。一歩進んで半歩下がるのがもどかしさはありつつ、それでも少しずつ前進している実感はありますので、次の5話は不満なく見られることを期待します。

★今週の童貞殺し★


目隠ししながら麩菓子を口にくわえる疑似フェラシーンは、同人誌のネタに使われそうな一場面でしたねぇ(安心してください! もうなってますよ)。

利き麩菓子勝負が好きなのは、勝負とはいいつつ、ココノツ君にも正解を言い当ててほしいほたるさんがすごく期待感に満ちた表情で見つめてくれているところ。見事正解すれば自分のこと以上に喜んでくれますし、イチャイチャ感あってたまらんですね。

だがしかし 1 (BD初回限定版) [Blu-ray]

販売元:ポニーキャニオン( 2016-03-16 )

定価:¥ 7,344 ( 中古価格 ¥ 890 より )

Amazon価格:¥ 3,420

時間:48 分

1 枚組 ( Blu-ray )


ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
この記事のトラックバックURL
  1. 前回、そして今回と寒いアニパロが影を潜めてくれたのは僥倖ですがこれは批判が多かったからなくしたんですかね?それとも始めっから頭の2話はアニパロ推しで後は原作に寄せるプランだったんでしょうか?
    ともかくアニパロが無くなったのはいいけどホント間延びが酷かったですね。寒い部分が無いのでまだ観てられましたけど。

    あとエピソードのチョイスもイマイチ謎ですね。
    麩菓子なんて最新刊である4巻収録ですし。これを優先してアニメ化しなきゃならない理由ってなんだろ。エロくし易かったからとか? だとしたら安直ですが。
    浅生さんが指摘しておられるさくら棒の部分はアニメオリジナルですし、やっぱこのアニメスタッフは盛大にズレていらっしゃる。

    2話でのココノツやれやれ系化も謎ですね。3話4話ではしっかり元気にツッコミ役してたし、一体あれは何だったのか…。

    引き伸ばしはアレですけど、原作ぶち壊しのパロネタが無くなっただけで大分改善された感があるのでとても良かったです。
    相変わらずほたるさんとサヤ師素晴らしい。

    • さすがに1話・2話の反応見て4話で方向転換させたというのは考えにくいです。3,4話はたまたまなかったというだけで、5話になったらまた何食わぬ顔で再びアニパロをぶっ込んでくるかも…。1話・2話は監督(高柳滋仁)がコンテを切っていて、3話・4話は別の人ですから、次にまた監督がコンテを切る回は要注意ですよ! まだまだ油断はなりません。

      >エピソードのチョイスもイマイチ謎
      1話完結系の作品は、アニメだと大抵順番を入れ替えられるものですが、大して意図がないなら普通に1巻からエピソード消化していってほしいなー。

      >相変わらずほたるさんとサヤ師素晴らしい
      アニメでは結構サヤちゃんも推されていて、今のところそれはいい感じ。完成版エンディングの不思議の国のアリスに扮したサヤちゃんは半端なくカワイイ!