だがしかし第3話「ブタメンとくるくるぼーゼリーと…」雑感

アニメで無気力主人公に改悪されたので心配していましたが、プールでの女子の水着に期待して、友人の豆と一緒にはしゃいでいたココノツ君のテンションは原作のまま。良かった良かった。「だりぃ…。どうでもいいから早く帰りてぇ」みたいなこと抜かすキャラになっていたら、傷害も厭わない覚悟でしたよ。私に前科がつかなくて良かった良かった。

ここのくだりは、水着姿の女子を期待していたのに、いざプールにやってくると女子どころか人っ子一人いなくてガッカリというもので、落ち込む2人の前に救いの女神のように水着姿のほたるさんが登場する流れでした。けど、アニメだと事前にほたるさんに来てもらう約束を取り付けていたので、その有難味が薄れていて残念。そもそも事前に女子に来てもらう約束をしていたら、“プールに女子がいなくてガッカリ”という辻褄が合わなくなってくるよね?

アニメの「だがしかし」はAパートとBパートで2話収録されていますが、その1つのパートの中でも原作2話分が使われています。通常なら連続しない2つの話をむりやり連結させているわけですが、このせいで本来あったはずの話の導入が削られていたり、ギャグ漫画で最も肝要なラストのオチがオチじゃなくなっていたりするんですよ。これが作品の面白さを大きく損なっている要因の1つであると言えます。

2つの話を繋ぎ合わせるにしても、もっと自然な流れで上手に話題を転換できればいいのですが、結果はご覧の通り。考えなしに変に展開を弄くったせいで辻褄が合わなくなってしまうなんて、ホント情けない話ですよ…。パソコンに詳しくない人が勝手にBIOS弄くって、パソコンの調子が悪くなったようなもの(私)。頼むから、知識がないなら触らないで!

だがしかし、今回の3話は1,2話と比較するとかなり持ち直してくれた感がありました。この程度の改悪なら我慢の範囲内で、クソ寒いアニメのパロディネタがようやく姿を消してくれたことも朗報。アニメで無気力化したココノツ君も、「(エアコンを)何故消したーーーーッ!!?」とちゃんと声を張ったツッコミを見せてくれましたし。やればできるじゃん。

今回私が一番心に残ったのはセブンネオンの話。ラムネ菓子にポリエチレンのチューブが巻き付けられたカニ脚のような食べづらさがある独特な駄菓子は、子供のことを考えて敢えて食べにくくしているのだという。それは子供の限られたお小遣いで買ってもらうお菓子だけに、一瞬で食べきってしまえては味気ないという配慮から。スプーン1杯程度の材料しかないセブンネオンを、なるべく子供たちに長時間楽しんでもらいたいという作り手の思いがあったのです。

これには素直に感動ですよ。安価を維持しつつ、子供のことを第一に考えて最大限の工夫が凝らされているのが駄菓子の素晴らしさなんだなと。一見何も意味がないような謎の仕様も、ちゃんとそこには意味が込められていたんですね~。

一方で、パッケージにでかでかと書かれてあるABCDEFGHという意味ありげなアルファベットの文字列には、まったく意味がないというのは笑いました。商品名より大きく書かれてあるのに!(笑) 子供に喜んでもらうための深い思慮と、子供相手だから特に深くは考えていない適当さ。その矛盾する両者の性質が混ざり合ったものが、まさに“駄菓子”なのね。ほたるがサヤに駄菓子の魅力を伝えるためにセブンネオンをチョイスしたのもわかる気がします。

★今週の童貞殺し★


夏の猛暑に蒸される中、汗だくになって顔を紅潮させながら熱いブタメンをすするほたるさんのエロさ。透けブラはむしろオマケのようなもの。

プール回では、その抜群のスタイルを露わにする水着姿が眼福でしたが、注目したいのは水着姿でもカチューシャはつけたままというこだわり。そのキャラを象徴するアイコンなら、水着だろうが夜着だろうが外してはならないのです。フェティシズムの観点から。

サヤちゃんの水着姿はアニメオリジナル。精一杯キラキラを施してゴージャス感を演出していましたが、残念ながらその身体は貧相(ひどい)。でも、変にコンプレックスを感じて恥じ入ったりせず、堂々としているところが素敵

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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