だがしかし第2話「きなこ棒と生いきビールと…」雑感

原作の面白いところを削りながら、性懲りもなくぶっ込んでくるガンダムネタ。センスないわぁ。白けるわぁ。どうしてアニメはすぐパロディという安易で幼稚な笑いに逃げようとするのか。こんなので「アウトwww」とか喜んでいる人、今時もういないでしょ(いるの?)。

きなこ棒の話でも、食べこぼしのきな粉が胸元に落ちてしまうという問題点に、「服が汚れるのが問題なんですね?」と返すココノツ君に対し、「きな粉が減るのが問題なのよ!」と食い気味で怒りを露わにするほたるさんが面白可愛かったのに、間を開けて「違うわ。食べられるきな粉が減るのが問題なのよ」と冷静に答えたんじゃ何も面白くない。こういうセンスのない改変が、せっかくの笑いどころを無に変えていて残念でしょうがないです。

だがしかし、アニメが笑えない本当の理由は、主人公のココノツ君にあると思うんです。ほたるさんの突飛な言動を笑いに変えるのは、ココノツ君のキレのあるツッコミがあってこそなのに、アニメのココノツ君は何故かツッコミを入れてくれない!! あのノリが良くて気の良いココノツ君が、アニメでは気怠そうに苦笑しているだけのクソラノベ主人公に成り下がっているんです!!

具体例を挙げましょう。Bパート冒頭でフエラムネを吹きながらほたるさんが颯爽と登場したシーン。漫画のココノツ君はここで「やーーーっぱりお前か!!」とハイテンションにツッコミを入れているわけです。それなのにアニメのココノツは、「やっぱり出た…」とだるっそうな態度で、溜息交じりに呟いているんですよ! はぁぁぁぁぁぁ!?

「見て見て、ココナツ! カワイイの当たった!」と無邪気に喜びながらフエラムネのオマケの玩具(人形)を見せてくるサヤに対しても、漫画のココノツ君は「なんだこれ!? モ…モグラ!?」と芸人顔負けのリアクションで盛り上げてくれていたのに、アニメのココノツは「モ、モグラ人間…かな」とすかした苦笑い。うぜぇぇぇぇぇぇ!!

「だがしかし」は、漫才のようなボケとツッコミの応酬で成立しているギャグ漫画だというのに、片方のツッコミ役が声を張ることなく、かったるそうにやれやれ感出しまくっているようじゃ、そりゃ笑えるはずがないんですよ!! なんで愛すべき僕らのココノツ君を、こんなゴミクズみたいなキャラに作り替えた!? ったく、このアニメのスタッフはとことんセンスねぇな!!

やれやれ系主人公を死ぬほど忌み嫌う私は、こういう手合いに遭遇しないよう、ちゃんとラノベアニメとかは慎重に避けて通っているというのに、こんな風に勝手に主人公のキャラを書き換えてごり押しされたらたまったもんじゃございません。才能がないならレシピ通りに作れ! 才能がある人間が作った作品に、才能がない人間が余計な手を加えるな!

★今週の童貞殺し★


早々にアニメの見どころがほたるさんのエロさのみに限定されてしまいました。脚本・演出は最低ランクですけど、作画は頑張っているから悩ましい…。本当は★1つけたいのに。

ほたるさんの童貞を殺す私服は、実は一張羅ではなくて、ブラウスのデザインなどがその都度細かく変わっているんですよね。このこだわりが萌える。そして、スリーブがない(腋が見える)衣装のときは“当たり”だと感じるように(笑) 腋というと、サヤちゃんも大変良い腋を見せていました。

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 本当に改変酷いですよね。これ誰か得してんのかなぁ。
    原作のいいところを完全に無くして無理やりアニメパロディを入れるの、ほんとアカンです。
    あと、視聴中から言い知れぬ違和感があったんですが浅生さんの指摘で疑問が氷解。そーか、ココノツが無気力になってんだ…。
    仰るとおり掛け合いの間のとり方も言動の機微も何もかも原作とは大違いすぎてもうね…。
    ほたるさんとサヤ師が可愛いからまだ観てられるけど、そこ以外はマジ最悪のアニメ化ですね。
    アニメ化してないけどつよきすのアニメ並の駄改変ですわ。アニメ化してないけど!

    なんで普通に作れないんですかね、このスタッフは。普通のことを普通にやればヒット間違いないのに。

    • 原作のネタをちゃんとやった上で、それでも余った尺にオリジナルのアニパロを入れて滑っているなら、まだしょうがないと許せます。でも、このアニメは原作のネタを削除した上で、自分たちのオリジナルのアニパロをぶっ込んで滑っているので…。他人が勝手につまんないギャグやって、それで「だがしかしはつまらない」と思われるんですから、ひどい風評被害ですよ!

      >ココノツが無気力になってんだ…
      1話で父親が筋肉操作でぽっち君の顔を浮かび上がらせるネタがまさかの全面カットだったのも、ココノツ君に声を張ったツッコミをさせたくなかったからなのね…。第2話でも、店番を押し付けて逃げ出したオヤジに対する叫びがなかったことにされていましたし、今後ココノツ君がツッコミを入れるシーンは片っ端からカットしていくつもりでしょうか。信じられない…。

  2. ここを読んでるだけで「うへぇ…」となって見る気しなくなりますね。
    ストーリー変えるとかはまあ聞きますが、そういうやりとりの機微を変えるってのは何なんでしょうね。
    本当に理解に苦しみますね、こっちのが面白いだろ?って事なんでしょうかね。

    • だがしかしは多くの人に見てもらいたい作品なのに、このアニメは見られたくないという複雑な気持ち…。やはり信者こそ最大のアンチですね(笑)

      「お前本当に原作読んでいるのか?」といいたくなるほど、アニメスタッフが原作の良さをまったく理解していないっぽいのが辛い。多分、艦これのアニメを見ていた人も同じような気持ちだったんでしょう…。

  3. 原作を読んでみたら、管理人様の仰るように、キレのあるギャグマンガでした。そして恋をしているサヤ師がかわいい。
    なんというか、改変はきっと萌えとパロで釣って、Blu-ray売り上げようという意図なのではと思ってしまいます。

    ほたるさんは、ココノツが突っ込みを入れるからさらに魅力的に見えると思うのです。残念です。

    • わざわざ原作ご覧になってくださったんですね! 原作の方は気に入っていただけたようで嬉しい限りです。

      アニメ化に際して、ある程度の改変は覚悟しています。だがしかしは決してエロが売りの作品ではないですが、Blu-ray売り上げのためにサービスショットが過剰になるのも仕方ないと。アニメのほたるさんの衣装が乳袋になっているのは「そうじゃねぇだろ!」と批判したいですが、そこも妥協しています。でも、原作のオチネタを削ったり、主人公の性格を変えてしまうのは、もはや改変ってレベルじゃないですよね…?

  4. 改変の寒々しさがドコとなく「実は私は」に通じるものがあります。
    なんというか「オタでなくても多くの人が観れる」という雰囲気を押し出そうとしている気が。

    気になって原作を読んでみましたが、なるほどアニメとかなり違うと思う反面、原作に対し
    漫画アニメ業界のお約束じみたテンションでキャラが喋ってるなーという気もしました。
    それに対し事前に理解が持てている人じゃないと「うぜぇ…」と思わされそうな雰囲気があると言うか。
    ノリが肌に合わないと言うのともちょっと違い、オリジナルのはずなのにキャラの言動がどこか
    借り物じみている、同人誌のような感触があってあまり楽しめませんでした。

    まぁ一番期待はずれだったのは肝心要の駄菓子要素だったんですけど(苦笑)
    原作は全く知らなかったのでもうちょっと商品の味などに含蓄のある作品だと思ってましたが、
    単に近所に駄菓子屋がある田舎町で少年少女(?)が戯れるのがメインだったとは。
    強いて褒めるなら、こういう実名のグルメ?要素のある作品は大抵「あるある」で攻めてくる反面
    ほたるさんがブッ込んでくる駄菓子(屋)の楽しみ方はどれも全て「ねーよ」なのが
    斬新ということくらいです。

    好意的な見解でない上に的外れ気味かもしれませんで、気に障られた方には申し訳なく。
    まぁでもほたるさんの美しさと童貞殺しパワーは本当にガチだと思います。

    • 「オタでなくても多くの人が観れる」ですか~。私はむしろ逆に、アニメはオタクに媚びすぎた結果こうなったんだと見ています。オタク受けの良いアニパロを盛り込んで、主人公もオタク受けのいい(のかしらないけど)やれやれ系に変えて…。元々のだがしかしは、そんなオタク受けに傾倒した作品ではないと思うのですが。ほたるさんのキャラが異様にオタク向けなだけで。

      >原作に対し漫画アニメ業界のお約束じみたテンションでキャラが喋ってる
      えっと、それはアニメ版「だがしかし」の方の話でしょうかね? アニメのだがしかしは他のアニメでよく見るアニパロや主人公なので、“漫画アニメ業界のお約束じみたテンション”というのもわからないでもないです。

      >近所に駄菓子屋がある田舎町で少年少女(?)が戯れるのがメインだった
      この辺は何を作品に求めているかによって違ってくる感じでしょうか。私は駄菓子を話のテーマとして、1つの小道具として用いているところは、だがしかしの良さであると受け止めていました。駄菓子の味を過剰に賛美して、ひたすら美味しい美味しいと賞賛する宣伝めいた内容なら、多分ハマらなかったかな。駄菓子でグルメ気取られても共感しにくいですし、駄菓子の魅力って別に美味であることではないと思いますから~。

      私にとってのだがしかしは、笑い>エロ>萌え>駄菓子の順序なので、正直駄菓子についてはあんまりメインに持ってこられても邪魔かも(笑)

      >ほたるさんの美しさと童貞殺しパワーは本当にガチ
      ここだけは今のところ期待を裏切らずですね。これからたくさん童貞を殺して、たくさん人気を獲得して、夏場に大活躍してもらいたいものです(8月の中旬辺り)。