だがしかし第1話「うまい棒とポテフと…」雑感

「悪くはないけど、ちょっと女キャラに理想が入りすぎてて、若干だが童貞くさいな…」 主人公ココノツが描く漫画を品評するオヤジの辛辣な審査コメントがすごく面白かったのに、アニメでがっつり削られていたのは納得いかない!! 一体どうして!? 童貞か? 童貞がまずかったのか? 童貞に配慮したのか!?

“女キャラに理想が入りすぎていて童貞臭い”というのは、まさに「だがしかし」という作品の本質を捉えたセルフ皮肉。だって、ヒロインの枝垂(しだれ)ほたるは完全に童貞狙い撃ちのキャラですから(笑) 童貞好みの清楚なお嬢様で、童貞でも親しみが持てるフランクな性格で、童貞の劣情を煽る巨乳の持ち主で、童貞を殺しに来ている服を着ていて…。まさに童貞の理想がたっぷりと詰まった童貞の童貞による童貞のためのヒロイン! ほたるさんが好きな奴はみんな童貞!

無論、ほたるさんをこよなく愛している私も童貞一派。自分の中では近年稀に見るヒットで、めちゃくちゃ好きなキャラですね。枝垂ほたるの魅力は何なのか、一口で説明すると彼女の二面性だといえるかも? 女性的なあざとさが強調される中で、その愉快な性格は女性を感じさせなかったり、大人っぽさの中の子供っぽさ、愛らしさの中のエロさ、Sっぽさの中のMっぽさなどなど、相反する性質が内在している彼女のミステリアスさが私の心を掴んで離さなくて。

ミステリアスというと、ほたるさんは年齢不詳である点もいいと思います。敢えて公式設定では年齢を定めず、読者(視聴者)のイメージに委ねているのが上手いなと。前述したように大人っぽくもあり子供っぽくもあるキャラですから、結構皆さんがイメージするほたるの年齢はバラバラなんじゃないでしょうか? ちなみに私は、21歳という設定で見ていますよ! 単純にそれぐらいが一番嬉しいなって(笑)

アニメのほたるさんもすごく美人で可愛くて、原作通り……いやそれ以上に魅力が発揮されていて嬉しい限りです。声も私は全然抵抗なかったというか、竹達彩奈さんという童貞人気の高そうな(暴言)声優さんを選んだのはぴったりだったと思います。

だがしかし、作品の出来としては正直微妙…。原作では笑えたシーンがアニメで全然笑えなかったり、テンポや間が下手くそすぎて台無しにされている感が半端ないです。冒頭での秀逸なセルフ皮肉コメントがカットされていたのもそうですけど、うまい棒に感情が高ぶって飛び出た「オッティモ!」や、ココノツに惚れていることがバレバレな遠藤サヤが兄に冷やかされるシーンなど、各話の見せ場ともいえる印象的なシーンを、アニメではわざわざ微妙に改変してつまらなくしているという。

ポテトフライの回では、ココノツのオヤジさんが筋肉操作でぽっち君の顔面を背中の浮かび上がらせるという荒技を見せていたはずですが、アニメではその急所を完全スルーだったのは理解に苦しみます。尺の都合上やむを得ずカットされたわけでもなく、むしろ他のシーンでは無駄にネタを引き延ばして笑いどころを消すという失態をしでかしているので、単純に監督がノーセンスなんでしょう。面白いものを面白くない人が味付けして面白くなくしてしまう悲劇…。

★今週の童貞殺し★


ああ、美しき魅惑のバージスライン!! ヒロインが巨乳なのは少年漫画のお約束で珍しくもないんですが、この漫画の作者は女性の身体の曲線美を描くのに長けていて、実にエロティックなボディラインを見せてくれるんです。巨乳だからエロいんじゃなくて、身体つきがエロい

着替え途中にばったり出くわして裸を覗いちゃうラッキースケベも少年漫画のお約束ですが、そこに居合わせたのが主人公ではなく、主人公の友達というのは結構斬新だったかも(笑)

女性のセクシーな立ち姿を描くのが上手な作者ですので、原作漫画では扉絵で描かれるイラストも毎回楽しみ。ポージングを決めるほたるさんは強烈なフェティシズムが漂っています。アニメではその扉絵がアイキャッチで使われていて歓喜。2枚目のイラストなんて最高ですね!

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ABOUT

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. まさにまさに。原作では面白かったはずシーンがかなり微妙に感じました。これ、なんか「実は私は」の感想とちょっと被っててなんか不吉なんですけど。
    あとパロディ成分を無駄に増やして自爆しているのが痛いです。
    テンポも今ひとつかなぁ。ショート枠か、サザエさんみたいに3話詰め込む方式にしとけば良かったのにと思いました。
    作画のクオリティだけは良かったです。ほたるさんもサヤ師も超かわいい。声も合ってましたね。

    • 「実は私は」もギャグつまんなかったですけど、元ネタ(原作)がつまらないというよりは、アニメの演出が下手だったんでしょうね…。ギャグアニメって、本当に監督のセンスで大きく左右されてしまうなぁ。

      >ほたるさんもサヤ師も超かわいい
      ほたるさん贔屓なのでついおざなりになっていますが、サヤ師も大好きですよー! 突然主人公の現れた美少女に嫉妬する幼馴染はいいよね。対抗意識燃やして大胆さが増すような!

  2. 私は原作を全く読んだことがないのでそこまで悪くは感じませんでしたが、なるほど原作よりもテンポは悪かったのですか…。
    確かにパロディはちょっとクドく感じましたし、思い返してみれば純粋に面白くて笑ったシーンはなかったですね。キャラが可愛くてニヤけたシーンは多々ありましたが。
    正直1話を見終わった地点では、大変失礼ながら「なるほど、原作もこんな感じでキャラ萌えを突き抜けさせてお話をもたせている系なのかな」という印象を抱きましたが、原作ファンからしたらこの印象は心外でしょうね〜…。

    それにしても仰る通りほたるさんも非常に魅力的ですが、初見で私のハートを掴んだのはサヤさんの方でした。
    なんというかこういう「黒目が小さくて可愛くない可愛いキャラ」って密かに自分の中でずっと求めていた感がありまして、見事にハートを射抜かれました。めちゃくちゃ可愛いです。更に最近沼倉愛美さんのキャラは自動的に好きになる傾向もあるので、完全に恋に落ちましたね…。

    あとほたるさんの年齢ですが、私も21〜22歳ぐらいかなと思いました。
    「同年代が就活を始める中、一人就活をせずに意味不明な活動をしている」という自分設定がなんかしっくりきたので、そのぐらいかなと(笑)

    • 原作は8ページのショートギャグで、会話の掛け合いで笑いを誘う漫才テイストの強い作品。ゆえにテンポよく、ボケとツッコミの応酬を見せなくてはならないのですが、アニメはその辺がよく理解できていないっぽい。

      そして、アニメオリジナルとして付け足された笑いが、コテコテのアニパロなんですから、目を覆いたくなりますよ…。ホント、センスのない人間ほどパロディに逃げたがりますね。そもそもガンダムネタやジャンプネタなんて、パロディの中でも最底辺のレベルでしょうに。こんな誰でも思いつくような安易なパロディはやめてください~。

      >(遠藤サヤ)「黒目が小さくて可愛くない可愛いキャラ」って密かに自分の中でずっと求めていた
      四白眼というらしいですね。サヤは話の立ち位置的に、ある程度ほたるにコンプレックスを感じる容姿でなくてはなりませんが、この特徴的な眼の描き方のおかげで、その微妙なラインを突くことに成功していると思います。可愛くなりすぎていない控えめさが逆に可愛く感じられたりしますし、本当にこのキャラデザインは秀逸だなぁと感心しきり。

      ヒロインは可愛く可愛く描きたいのが作者の心情なれど、敢えてその可愛さをセーブすることで逆に可愛さが生まれるという奥深い境地。サヤはその機微を感じ取れる上級者向けのヒロインですよ! ほたるは下級者向け(笑)

      >同年代が就活を始める中、一人就活をせずに意味不明な活動をしている
      ですよね~。何やら世間は女子高生と見ている輩が多いようですが、我々は声を大にして女子大生であると主張せねばなりません!! 高校生なわけがないだろう!!

  3. 原作未読です。パロディと萌えのマンガなのかと、実名駄菓子の意味あるのかと、ちょっと視聴を続けようか悩んだのですが、パロディはアニオリなんですね。

    きのこVSたけのこ戦争とか話に盛り込んでほしいのですが、駄菓子ではないから無理ですかね・・・。

    個人的には、せっかくの実名なので駄菓子がもっとでることを期待しています。

    • 原作はあくまでボケとツッコミを中心としたギャグ漫画ですが、アニメだとパロディと萌えを押しているので、イメージの齟齬が甚だしいですね。萌えはいいですが、パロディは…。

      >きのこVSたけのこ戦争とか話に盛り込んでほしい
      きのこの森・たけのこの里のようなハイソシエティなお菓子は出てきません。ネタ切れになると、いずれそういうお菓子にも手をつけるかもしれませんが…。駄菓子の種類は有限なのが、この作品の辛いところですよ。

  4. 管理人さんイチオシということで見てみましたが、1話を見た限りでは微妙でした……。
    特につまらなく感じたのは、駄菓子よりも安っぽいパロディです。聖闘士星矢とかガンダムとか、「こういうの本当いい加減にしてくれ」と思いました。これはアニメオリジナルのようなので、原作ファンのかたには申し訳ない批判だとは思うのですが。
    今後、ジョジョとかジブリとかエヴァのパロディをはじめたら視聴は厳しいですね。テンポも悪いし。

    まあヒロインの童貞殺しさんがめちゃくちゃ可愛いので、しばらく見続けようと思いますけど(笑)

    • ひぃぃぃ~! アニメでだがしかしを判断しないでー! 原作を読んでー! って、この前うしおととら信者の方も同じことを口にしていましたが、アニメで微妙と感じた作品をわざわざ原作で読もうなんて思わないですよねぇ。本当にアニメ化って責任重大ですよ…。

      >ジョジョとかジブリとかエヴァのパロディをはじめたら視聴は厳しい
      パロディ批判に理解を示してもらえるとちょっと心強いです。本当にゲームやアニメにおいてギャグ=パロディという作品が多すぎます! オタクは舐められているんですよ! オタクなんてアニパロやっときゃ喜ぶだろうって! だから、オタクがパロディに「NO!」を突きつけねばなりません!