ちはやふる2第5話「なほあまりあるむかしなりけり」雑感

「決勝に残った2校はもう全国大会確定なんだろ? じゃ-、そんなに必死に勝ちにいかなくていいじゃん」 そう、これから始まる決勝戦は消化試合。甘粕の言は正論であり、がむしゃらに勝ちに行く理由は両校共にありません。だけど、これから始まる試合が終わった後、もう一度このセリフをリフレインしてみてください。どれだけ空虚なものに聞こえることか。互いの意地とプライドがぶつかる激闘に、消化試合なんて存在しないんですよ!

「今日からうちの部の男子部員において、“だって”と“でも”は禁止する!」

太一は小3からこの言いつけを守っているという。スパルタな母親の教育方針に疑問を感じつつも、ただ反発するのではなく、「言い訳に自覚的になるのは悪くない」としっかりそれを守っている太一は立派。だからこそ、こんな過剰なまでにストイックな性格に育っちゃうんですが…(笑)

卒業したはずのドS須藤が読手としてまさかの再登場。相変わらずの傍若無人っぷりが素敵。肉まん君や筑波君と同じ糸目で、ルックス的にはそんなにイケメンというわけでもないのに、このトップクラスの格好良さ。やはり漲る自信は、男としての魅力を増幅させますね。

「本当に高いプライドは人を地道にさせる。目線を上げたまま」

己への過信は、自信が持てるほどのひたむきな努力が裏にあるからこそ。

超怖いOBの前で無様な失態を見せるわけにはいかない北央選手たちは否が応でも気合が入る。ひょろ君の独断専行とはいえ、楽な組み合わせでの省エネ勝利を選ばず、プライドを賭けた完全勝利を目指す。実力伯仲する同士のガチの対決は自然発生的に熱を帯びた激戦へと展開していきます。

「知れば知るほど不思議だわ。競技かるたって……」
「男女の別なく、体格の別なく、年齢の別なく、知性と体力の別なく」
「読まれた瞬間に千年まえとつながる」
「そんな競技いくつもない」

これは常々思いますね~。男女が同じ地平で戦える競技自体が非常に稀。競技人口の少なさゆえの側面もあるかと思われますが、この性差も体格差も年齢差も関係なく、平等に競い合える競技性は大切にしてほしいものです。

主力の肉まん君がまさかの束負け(10枚差以上の大差負け)を喫し、瑞沢高校は一気に窮地。周防久志の感じの良さ、若宮詩暢の一点の正確さを両方手に入れようとするどこまでも強欲な千早が、この劣勢をひっくり返すことはできるのか? いざ次週。

今回珍しく不満点もありました。それは襷を作ってくれた顧問の宮内先生に向かって、全員が一斉に三つ指突いてお辞儀するシーン。原作では、姿勢正しくきちんと指を揃えて美しいお辞儀姿(正確には三つ指って正しい礼儀作法ではないらしいけど)だったのに、アニメはなんかだらしなく、指を揃えずにただの土下座みたいなんですよね~。ここは間違いなく原作の方が美しかったです。感動シーンだったのにもったいない。

★今週の綾瀬千早★

今週は変顔はほぼなく、どれも真剣な美人顔。目を瞑ったときの睫毛の長さにときめく。



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