ちはやふる第7話「ひとこそみえねあきはきにけり」雑感

天性の「感じ」の良さを持ち、動物的な瞬発力を見せる天才タイプの千早に対し、かるたの才能には恵まれていない太一。しかし、太一には人一倍の努力で培った「記憶力」という武器がある

かるたには大まかに3つの暗記が必要で、まず上の句下の句の暗記。次に札の配置場所の暗記。そして、決まり字の暗記。中でもこの決まり字の変化ってのが実に難儀なんですよね。

例えば、「ち」で始まる札は全部で3枚しかないので、「ちぎりきな」が読まれたら、残りは「ちはやぶる」と「ちぎりおきし」のみ。本来、「ちぎりおきし」は4文字目の「ちぎりお」まで聞く必要がある札ですが、「ちぎりきな」が既に読まれている以上、2文字目の「ちぎ」で取りに行ける。

試合が推移していく中、決まり字は絶えず変化していくものなので、これまで読まれた札を完璧に記憶しつつ、次は何文字目で取りに行っていいのかを常に脳内で計算しなくちゃいけない。簡単に“決まり字の変化について行く”といっても、死ぬほどしんどい作業であることがわかります。

だけど、太一はそんなウンザリするような暗記の世界と向き合い、配置場所の暗記から決まり字の変化まで完璧に把握しようとする。初動スピードに劣るからこそ、ミスのない正確なかるたをやろうとする。華やかなルックスとは裏腹に、とことん地味でしんどい戦い方。そこが太一の魅力なんですね~。

 「勝てるものだけやれ」という親の教育方針の元で育ってきた太一が「きついけどやってんだ! 負けるけどやってんだ!」と声高に叫ぶシーンは、太一がかるたと出逢い、原田先生の薫陶を受けたことで、今まさに人間として大きく成長していることを感じさせる素晴らしいシーン。太一はこれからもっともっといい男になって行く。皆さんも、きっとこの先太一のことが大好きになりますよ!

おっと、机君回なのに太一の話ばかりになってしまった。でも、机君の良さが出てくるのもむしろこの先ですね。どんどんいい味を出してくる良キャラになりますんで乞う御期待~。

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