ちはやふる第2話「からくれなゐに」雑感

イジメを先導したり、勝負前にメガネを隠したり、太一のクズっぷりが目立つお話でしたが、その行動に駆り立てたのは偏に千早のことが好きだから。想いを寄せている相手が余所者と仲良くしてるのが腹立たしくて悔しくて、その嫉妬心から悪行に走ってしまう心理は理解できないわけじゃない。小学生であれば尚更です。

良心の呵責に苦しみながら、新にメガネを隠したのは自分だと白状したあと、「千早には言わないで……。千早には……きらわれたくない……」と涙ながらに素直な心情を吐露する太一にはグッと来ました。千早を取り戻したい一心でやったことが、逆に千早に一生軽蔑されることになるかもしれない。そんな恐怖に怯えながらも、最後はちゃんと良心に従い罪を告白した。「偉い」っていうのは変ですけど、性根が悪いわけじゃないだけに同情できますよね。

新は新で、太一が「千早!」と呼び捨てにしているのを見て、自分も勇気出して「綾瀬さん」ではなく「千早」と呼び捨てにしてみるところがキュンキュン来る。2人ともすっごく純情なので、見ていて心が温かくなりますよ。今後、この3人の恋の行方がどうなるか見物だなぁ~。

……と思いきや、そういう路線の作品ではなかったり(笑) 普通、女性誌の漫画ならここで本格的な恋愛モードに入るものですけど、ちはやふるは高校生になっても毎日かるたばかりに明け暮れているんで! せっかく絶妙な三角関係を築いておきながら、そんなもの見向きもせずにかるた三昧だなんて、実に男らしい作品ですよ、まったく。

ちはやふる (1) (Be・Loveコミックス)

著者/訳者:末次 由紀

出版社:講談社( 2008-05-13 )

定価:

Amazon価格:¥ 453

コミック ( 191 ページ )

ISBN-10 : 4063192393

ISBN-13 : 9784063192391


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