Charlotte(シャーロット)第2話「絶望の旋律」雑感

序盤はひたすらギャグを押し、単調すぎる日常を否というほど繰り返したところで、一気にシリアスな急展開がどーん! 涙不可避の感動がどーん! それが麻枝准作品の黄金パターンでしたが、Charlotteは2話にして早くもシリアスの片鱗を見せてきたのが意外でした。いつもの麻枝准作品のようで、いつもとは一味違う麻枝准作品なのが興味深いです。

瞬間移動の能力を使い、順番に並ぶことなく購買のパンをゲットすることに成功するが、勢い余って壁のガラスを突き破ったギャグシーンはいつもの麻枝准さんらしさ。昼食のサンドウィッチを買うためにいちいち学校が破壊されて、本人も大怪我を負うなんて、本当にコストパフォーマンス悪すぎる能力(笑)

でも、この高城の瞬間移動(という名の高速タックル)が今のところ一番好き。ギャグ仕様の能力かと思いきや、他人がピンチのときは瞬時に助けに入る格好良さもあり、後半はその格好良さの方が強調されてくるものだと信じていますよ。

友達を遠ざけ1人寂しく昼食を摂っている友利奈緒。麻枝准作品においてヒロインが孤立しているのはデフォルト。気怠い態度と飄々とした奔放さは、典型的オタク向けヒロインという第一印象でしたけど、ヤンキー口調の厳つさ、科を作ったあざとさ、子供のような可愛らしさ、愁いを帯びたもの悲しさなど、この第2話だけで様々な表情を覗かせてくれましたので、段々私は彼女に心惹かれつつあります

ステレオタイプに一面的なキャラを強調してくる人より、彼女のようにいろんな表情を見せてくれる人の方が断然好みですね。まぁ、これだけころころキャラが変わるのは、彼女の精神的な不安定さを表現しているのかもしれませんが~。

この個性的な2人を含めた星ノ海学園生徒会メンバーとして、まだ見ぬ能力者を割り出し、問題や事件を未然に防ぐのが乙坂有宇の役目。能力者が潜んでいるであろう場所に直接乗り込み、聞き込みで情報収集しながら、能力者を特定して絞り上げていく。

このときの3人のコンビネーションの良さが見ていて実に楽しいです。まず奈緒が犯人を追い詰め、乙坂が対象に乗り移って証拠を洗い出し、高城が高速タックルで確保。まるで昔馴染みの仲間のように呼吸がぴったりなんですもん。

念写能力を利用して女子生徒のわいせつ写真を売り捌いていた犯人は、弓道部部長の衛宮士郎的な男(笑) 彼の悪事を突き止めたときに奈緒が発した「こんな破廉恥な写真を念写能力で撮影して売り捌いている犯人が、きゅーどーぶのぶちょーだなんてー」という人を食った挑発的なセリフに、不覚にもドキッとさせられましたよ(笑) 奈緒いいなぁ。

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  1. Charlotte(シャーロット) 第2話「絶望の旋律」感想

    能力の悪用が暴かれ、星ノ海学園への転入を余儀なくされた有宇。

    強引な奈緒のやり方に反感を抱くも、困窮する生活面での事もあり生徒会の仕事に渋々協力する事を承諾。
    奈緒…

  2. アニメ感想 15/07/11(土) #下ネタという概念が存在しない退屈な世界 第2話、#Charlotte 第2話

    下ネタという概念が存在しない退屈な世界 第2話『妊娠のなぞ』今回も・・・ひでぇな。OPも歌詞が酷い。この場合の酷いは褒め言葉ですけど。視力検査を利用してお○んことか言わせ …

  1. 麻枝作品は8割日常やった後に最後の2割で伏線ばらしからのドタバタを詰め込んでくるのが特徴でしたけど今回初めの方で色々明かしてきましたね。大人vs子供みたいなストーリーは以前の作品と全く変わってないわけですが、それでも構成はアニメ向きな感じにしてきましたね。

    あと明らかにAngel Beatsとキャラかぶせてますけどあれは伏線なのかそれともいわゆるスターシステムなのかは気になるところですね。高城君なんてまるっきり高松君ですし。

    • 麻枝准さんがアニメ的な構成を意識して脚本を作っていること自体、ちょっと驚きですね。これからメインのお仕事はエロゲ→アニメになりそうですし、ここらで金字塔となるKeyアニメを完成させてもらいたいな。

      >高城君なんてまるっきり高松君
      高城君は好きですが、高松君はちょっと狙いすぎていて受け付けにくかった…。キャラ被りはAngel Beats!ファンをにやりとさせるお遊び要素であると思っていますが、変に意味を持たせたものだったりすると困る。

  2. 妹にも能力が芽生えるのでしょうが
    それが悲劇を呼ぶのではないかと今から恐ろしいです。

    アホ系根明キャラが不幸な目に遭うと
    特に悲しい気持ちになってしまうんですよね。
    (兄の前で演技している可能性もあるのかな?)

    • 妹は間違いなくこの物語のキーパーソンでしょうし、その特異な性格は落とし穴の前振りだと思っています。なので、なるべく感情移入しないように気をつけています。1話、2話の感想で彼女の存在に一切触れていないところで察してください(笑)

  3. こんばんは。

    私は第一話前半がなんだか気に食わない流れでめげそうになったんですが、諸々バレてからはちゃんと面白くなってくれて、とりあえずは良かったです。個人的には録り貯めてた他のアニメと立て続けに見たせいで印象うすくなっちゃいましたが。ノーマークだった「がっこうぐらし」が色々とズルかったんです。

    どうしてもAngel Beats!がチラついちゃうんですが、今回は変な世界じゃない分、説明的な部分がコンパクトでテンポが良い気がしますね。あとは最終回で余計な蛇足描写とか入れないでやりきって欲しいです。妹に何かありそうな感じはもう覚悟しました(笑)

    きゅーどーぶのぶちょーの矢が放たれた時にわざわざギリギリで掴んでたのは何か特別な意味とかあったんでしょうか。奈緒(奈緒達)の破滅型っぽい危うさを表していた、とか何か意味があるのかと。
    全然見当違いかもですがなんか違和感を感じたんですよね。

    あ、今回はTKみたいな色々心配になる(版権とか)ギャグキャラはいないんですかね。

    • 拝見していませんが、がっこうぐらしはニコニコ動画でかなり話題になっていますね。1話の掴みとしては、今期アニメの中で頭1つ抜けている感じでしょうか。けれど、最終的に琴浦さんになる可能性もあるので、ニコニコのブームは見極めが難しいです。

      >妹に何かありそうな感じはもう覚悟しました
      確実に何かあるとしか思えないキャラですもん~。逆に彼女が物語に何ら関係せず、能力も持たない普通の妹なら、多いに感心するんですけど(笑)

      >わざわざギリギリで掴んでたのは何か特別な意味とかあったんでしょうか
      んー、私は特別何か意味のあるシーンだとは感じなかったです。単にギリギリ間に合ったヒヤヒヤ感を演出しただけとしか…。

      >今回はTKみたいな色々心配になるギャグキャラはいないんですかね
      CLANNADの春原が受けちゃったせいで(私も春原好きですけど)、麻枝准さんは友人ポジションにギャグキャラを常駐させるようになりましたが、そのセンスは正直古くなってきたと言わざるを得ないですし、いい加減そのパターンはいいかなと。高城で私はお腹いっぱいですよ。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。