ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル 第6話「ヒーロー・ショー」雑感

白昼堂々、犯行グループが塾の先生と生徒を人質にとってビル内に立てこもり。角美に誘われてコスプレ会場へ向かう途中だった聖知は、不運にも事件に巻き込まれ、同じく人質として捕らわれてしまう。

犯人の目的が世界征服だったり、人質であるはずの聖知が突然コスプレを始めたり、今回も意味不明な脚本が感情移入を阻んで来ます。なんていうか、こういう中途半端なギャグ要素が一番たち悪いですよね。ウィザード・バリスターズは疑いようもなくつまらないアニメですが、そのツッコミどころ満載のつまんなさに面白さがあるのであって、変に受け狙いに来られると逆に冷めるんですよ。

持ち物にコスプレ衣装があったからと言って、人質である聖知がその場でコスプレするなんて脚本は無理ありすぎるでしょう。露出度高いコスプレさせて視聴者サービスしたいつもりかもしれませんが、筋書きを無視した強引なエロをぶち込まれても萎えるだけ。

ついでに角美までコスプレしたまま、警察の包囲をスルーして勝手に現場に乱入してくれる有様。犯人は人質を取っているというのに、こんな軽率な行動ができる人間の神経を疑う。お前の身がどうなろうと私は知ったこっちゃないですけど、お前の無責任な行動で人質が殺されてしまったらどう責任を取るつもりなの?

そんな風に立腹していたら、今度はビルを包囲していた警察が痺れを切らして(僅か数分ですが)、正面入り口からSATを強行突入!! おいおい!! だから、子供たちが人質に取られているんだって!! 犯人が子供に銃口を向けている状態なのに、交渉の余地一切なしでいきなり銃をぶっ放し始めるとか頭がどうかしている!! こんなのジャック・バウアーでも突入を躊躇うわ!!

激しい銃撃戦が交わされる最中、逃げ出そうとした人質の先生は哀れ凶弾の餌食に…。最も恐れていた事態が起きてしまった。考えもなしにむりやりSATを強行突入させて人質の命が失われるなんて、これは警察の捜査史上に残る汚点!! 大問題ですよ!!

追い詰められた犯人は、更に魔術でディアボロイドを召還。負けじと聖知もディアボロイドを召還すると、またもや突拍子もないロボットバトルが始まったので、この時点で私はどうでも良くなりました。犯人は依然として子供を人質にしているのですが、聖知ちゃんはそんなことお構いなしで、がんがん殴りかかってきます。「犯人確保のためならガキ1匹の犠牲はやむなし」という超法規的パンチです。

一応子供は無傷で救われ、犯人を撃退することに成功しましたが、総ては結果論。彼女たちには即刻弁護士バッチを返上して欲しい。まぁ、弁護士がロボットで犯人と戦っている時点で何もかもがおかしいのですが。

最後に「子供たちば助けたヒロインやけんね! 私たち!」とどや顔で勝ち誇っていた聖知と角美の頭からは、完全に先生の痛ましい犠牲は消え去っていたみたい。人質が殺されて犯人も逃していながら、謎の“やりきった感”を出してハッピーエンドのような幕引き。恐らく脚本家は、このエピソードを寝起きの15分で書き上げたんだと思います。

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3 Responses so far.

  1. アゴスト より:

    今回は裁判シーンなかったんですかね。
    裁判長のスピード判決シーン(に対する浅生さんのコメント)が面白いのに!!(笑)
    今回のレビューは浅生さんは突っ込みというより、
    マジもんの批判にかなり寄ってきてますね。
    今作の浅生さんのレビュー大好きですけど、
    そろそろ本気で視聴打ち切りになりそうで不安。

    •  アゴストさん
      いえいえ、人質がいるのに正面からSAT突入とか、人質が死んでいるのにハッピーエンドとか、その奇想天外な脚本には充分楽しませてもらっていますよ(笑) 放送終了後すぐにレビュー書いているのが何よりの証拠。

      ただ、裁判は毎週やって欲しいですよね~。あのシュールな空間を楽しみにして、毎週正座で待機しているのに! 主人公が仮にも弁護士なのに、未だ弁護士としての活躍を一度も見せていないのがすごい。

  1. ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル Case VI「ヒーロー・ショー Hero Show」 感想

    福岡ならスモーランチャーをコンビニで売ってるよ(嘘)

    あらすじ
    セシルの魔禁法違反により多額の罰金を請求されるバタフライ法律事務所。いっそ魔術の力なんてつかえなければ…