ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル 第2話「ハード・ケース」雑感

だから何のアニメなんだよ、これ(笑)

白昼堂々のロボットバトル。アクションシーンの力の入りっぷりは確かにすごかったですよ。豪華に3Dを駆使したスペシャルなロボットアクションは相変わらずの迫力ですし、製作者の意気込みがびんびん伝わってきます。第1話だけでなく、第2話でもこのクォリティを維持できていたのは感心しました。

でもなんで弁護士がロボットで戦っているんですか!! 犯人グループに証言をさせたいから、とっ捕まえようとしたぁ!? あのねぇ~~! そういうのは警察の仕事なんですよ! 犯人逮捕を弁護士がやり始めたら、もう収集が付かなくなるでしょうが!! 犯人を追い詰めてロボットバトルしたいなら、フツーに主役を警察にすりゃよかったじゃん! なんでわざわざ弁護士にしたのよ! おかしいでしょ!!

しかも、このロボットバトルが行われていたのは、なんと公判中だったという恐るべき事実。つまり、弁護士が裁判をほっぽり出して、犯人とロボットでがきーんがきーんと戦っていたということです! ホントに開いた口が塞がりませんっっ。

いや、マジで一体何がやりたいんですか。聖知ちゃんの弁護士(弁魔士)としての活躍を楽しみにしていたら、いきなりの公判欠席って。この世界の裁判は一度の裁判で即結審し、その場で刑が執行されるという無茶苦茶な裁判。それだけに一度の裁判が死ぬほど重要であるはずなのに、肝心の主任弁護人が法廷に姿を現していないんですから、自分が被告の立場だったらもう号泣しています!!

弁護人不在のまま進行する裁判は、当然ながら検察側の一方的な主張だけが罷り通っていく。そりゃそうだよね! 誰も弁護してくれないんだもん! ていうか、そもそも検察側の主張も無理ありすぎなんですよ。被告と犯人グループを結びつける証拠は何一つ挙げられていないのに、「犯人と被告はグルだったかも!!」という蓋然性だけで立件するとか極悪すぎる…。挙証責任はどうしたオイ!

裁判長も、検察の創作話をただただ鵜呑みにして「情況証拠的には明白だから…」と、いきなりの死刑宣告。……アンタ正気ですか? 死刑ってそんなにフランクに口にしていい言葉じゃないよ? 人一人の命を奪うって、結構大変なことよ?

一応、ストーリー的にはそこでギリギリ聖知ちゃんが間に合って、証人を強引に喚問(承認されていない)して、そいつが被告とは無関係だと証言したことで、逆転無罪を勝ち取ったという展開だったのですが…。

裁判長「被告人は死刑!」

聖知「犯人捕まえてきました!!」

裁判長「被告人は無罪!」

ア、アホすぎる…。TVゲームやってんじゃねーんだぞ!

間違いなく、私の人生の中で最もアホな裁判でした。犯人の証言如きにどれほどの信憑性があるのか知りませんけど、あっちがああ言ったら頷いて、こっちがこう言ったら頷くような風見鶏に裁判長をやらせるなと! 今すぐ弾劾裁判じゃあ!! このバカ裁判長の罷免を要求するっっ!!

すいませんね、なんか変にテンション高い感想になっちゃって…。まさかこんなにバカなアニメだとは思ってもいなかったんで。もっとシリアスな社会派アニメだと期待していたのに、それは私の大いなる誤解でした。実態は、テニスアニメなのにテニスをしないてーきゅうみたいなもん。裁判アニメなのに裁判をしないシュールギャグアニメと割り切って、今後は視聴していきたいと思います。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル2話「ハード・ケース」感想

    ケチャラーはまだ理解できる。だがホイラー、てめーは駄目だ。見てるだけで胸焼けしやがるぜ。 ついに裁判ダーッ! ぇえぇえええ!?はしょるの??仮にも副題に弁魔士を冠した作品…

  1. 同じ人が監督を務めたガリレイドンナがアレなできだったんでスルーしてたんですが、感想拝見して逆に見たくなってきてしまいましたw

    真面目に裁判系の話をみたいなら逆転裁判でもやってたほうが良さそうですが・・・

  2. まあ現実の日本の裁判でも、痴漢事件は弁護士がいてもこんな感じで一方的ですけどね。
    ロボット出す暇があったら、なぜ一審だけなのか、魔法使いがどれだけ差別されてこういう制度になったのかとかいろいろ説明することが多すぎる気がします。

    証人の一言で意見がコロコロ変わる辺りは逆転裁判を思い出しました。
    私はリーガルハイもギャグがきつくて観なくなったぐらいなので、ちょっと縁がない作品だったかな、という感じです。
    これだけ酷評されても、まだ見続ける浅生さんの原動力は何なんでしょうか(笑)。
    とりあえず、ここの感想は楽しみにさせていただきたいと思います。

  3.  ゲストさん
    せっかく作画は超一流なのに、設定と脚本の拙さでそれも台無し。現時点では、完全に裁判要素が足を引っ張っている感じです。この程度のアニメなら、一流の作画陣はいりませんので、スタッフを少しWake Up, Girls!の方に回してあげて欲しい(笑)

     yukiさん
    yukiさんの仰るとおり、一般市民とウド(魔法使い)の関係性をもっとハッキリさせて欲しいですね。彼らは特権階級なのか迫害されているのか。絶対可憐チルドレンは、ノーマルとエスパーの対立関係を軸として世界観がよく描けていたのに。

    >証人の一言で意見がコロコロ変わる辺りは逆転裁判を思い出しました
    まさにあれはTVゲームなのでいいんですけど、ドラマ仕立ての脚本としてこの稚拙な裁判は許されない。それこそギャグアニメに振り切ってくれなきゃ。

    >これだけ酷評されても、まだ見続ける浅生さんの原動力は何なんでしょうか
    感想書くアニメのチョイス間違えちゃったかなと後悔しかけています(笑) やっぱりノラガミにしておけば~!!