ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル 第1話「レディ・ジャスティス」雑感

世界観が渋滞を起こしている。第1話からキャラがわんさか出てきて、オリジナル設定の説明が羅列されて、ストーリーもギチギチに詰め込まれて、SFアニメの悪い癖が如実に表れている感じ。途中ZOIDS的なロボットが出てきたのには唖然。法廷バトルと魔術バトルをミックスさせるまではいいですけど、ロボットバトルまで混ぜるのはやり過ぎでしょ!

しかし、冒頭で見せてくれたド派手なアクションシーンには素直に拍手。電車内で特殊急襲部隊に追い詰められた犯人が、炎魔法で応戦すると、そのまま車両上部に躍り出て、今度は上空から追ってくる警察ヘリを撃墜。

その魔法エフェクトの見事さと、爆破シーンの迫力は凄まじく、一瞬にして見入ってしまうほどでした。今後もこんな迫力あるクライムアクションが堪能できるのかと思えば、大いに期待せざるを得ないですね!

このまま「作画は最高峰」と気持ちよく太鼓判を押したいところなんですが、如何せんキャラデザの90年代臭が強烈すぎる…。10年前までなら、私のストライクど真ん中のキャラデザであると言えても、さすがに2014年の今となってこのデザインはキツイ。アニメキャラとしては微妙にデブいのも気になるし(笑) まぁ、これはそのうち見慣れてくるでしょうか。

そんなキャラデザに引きずられている部分はありますが、主人公の女の娘須藤聖知(すどうせしる)ちゃんもなんかタイプ的に古臭い。いくら最年少弁魔士とはいえ、この学生ノリまんまのキャピキャピ感(死語)が鼻に付いて好きになれそうにありません。もっとぱりっとした女性弁護士ならではの知性的な一面を見せて欲しいなぁ。

作中でも突っ込まれていましたけど、まずはその場違いな格好をどうにかしようよ。注意されても頑なに服装を変えようとしない変な意固地さも、よくわからない。まぁ、突っ込んでいる方のファッションも大概おかしかったので、「お前が言うな」的な空気はありましたが。

銀行強盗を射殺したバナナマン日村風の男性に正当防衛か認められるかどうかを争点とした裁判で、聖知ちゃんはバナナマン日村の弁護を買って出る。今のところ年相応のガキでしかない聖知ちゃんも、有能な弁魔士としての活躍ぶりを見せてくれたら、きっと印象は変わるはず。ここは第2話以降の法廷バトルに注目したいところ。

でも先述しましたように、魔術バトルとロボットバトルまでが絡んでくる謎のアニメですから、単純に法廷バトル目当てで今後楽しめるのかどうか…。弁護士はその明晰な頭脳だけを武器にして戦ってくれればいいんですよ。実力行使で勝つ弁護士なんて望んでいません。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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  1. 世界観が渋滞を起こしている、というのはとても的確な指摘ですね~。
    ロボット好きの私(バディコンプレックス面白い!)でも、「いやいや、ロボいらんやろ!」と突っ込んでしまう詰め込み感。
    それから、主人公が魔法も使えて頭も良くて、というのもやり過ぎな印象を受けました。
    弁護士(弱い)と魔法使い(強い)のコンビに分けたほうが役割分担できて良かった気がしました。

    でもやっぱり梅津さんの作品の作画はすごい!
    18禁アニメのメゾフォルテがとても面白かったので、アクションとユーモアにはおおいに期待したいです。
    キャラデザは時流に合わせたほうが得なんでしょうが、たまには自分のキャラデザを貫く人がいてもいいのかな、とも思います。

  2.  yukiさん
    事件の真相や犯人の証拠を割り出すための道具としての魔法ではなく、めっちゃ攻撃呪文ですもんね…。それで弁護士を目指そうとした目的は何なのか。本当に役割分担は考えるべきでしたよ。

    巨大ロボットで攻撃しながら「弁護します!」はギャグシーンとしては秀逸ですが、法廷ドラマを期待している者にとっては戸惑いしかありません!

    >たまには自分のキャラデザを貫く人がいてもいい
    言われてみればそうですね。時代のニーズに合わせて器用に絵柄を変えられる人は尊敬しますが、自分の絵柄を貫ける人もそれはそれですごい。ただでさえ今は絵師の個性が薄れてきている時代なので、こういう個性的な絵柄はあっていい。