ボールルームへようこそ第15話「じゃじゃ馬ならし」雑感

ところどころで「はじめの一歩」との共通点が散見されるボールルームへようこそですが、とうとう間柴了っぽいキャラまで出てきました(笑) 長身痩躯で鋭い目つきをした殺し屋のような危険な香り。私はこういうキャラめちゃくちゃ好みで、事実はじめの一歩でも間柴了は1,2を争うほどのお気に入りキャラ。この釘宮方美(くぎみやまさみ)にも注目せざるを得ません! 

でも、性格はめちゃくちゃ悪かった(笑) 多々良君のリーダーとしての力量を量るため、釘宮さんにパートナー役を願い出たところ、多々良君の不得手なリードに対して「リーダーだったらまともなリードしろ」「フォローの真似事なんかするな」とキツイダメ出しの数々。挙げ句、見下した笑いで「クズだな」と吐き捨てるという超絶嫌な奴でしたんで~!

かなりムカつく男でしたが、これからライバルとしてバチバチやり合う相手となっていくのなら、最初はこれぐらいそりが合わない方が断然いい。釘宮さんは溢れるドS感で、パートナーの女性を命令口調で言いなりにさせ、明確な主従関係をもって組み敷くタイプ。多々良君とは見た目も考え方もまるで正反対。だからこそ、この2人の対決が今から興味津々ですし、決着がついたあとには、是非とも多々良君のことを認めて和解してもらいたい。釘宮といえばツンデレの代名詞ですもんねっ!?

男性本位のリードと、女性本位のリード、性質は真逆でもどちらもリードとして正しいと私は思っていましたが、どうやら社交ダンスの世界では、多々良君のような女性本位の考えは美徳と捉えられず、男性本位であることが正解と見做されているみたい。男性がリーダーだと最初から定められ、女性は選手扱いもされていないため、予選での評価対象はあくまでリーダー(男性)のみ。いくら有能なパートナーを従えていようとも、リーダーが実力不足であれば即足切りされるという。この男女同権の時代では封建的とも感じるほど、なかなかにシビアな競技です。

「多々良君は天平杯の頃から変わってないわね。そういうパートナー本位の踊りをする癖。それが可愛くて、貴方を好きになったのだけど。もう女の娘の後ろに隠れてちゃダメよ。これからは、多々良君自身の踊りを見せてちょうだい」

正論なのでしょうが、多々良君にとっては今までやってきたことを全否定されたに等しく、かなり手厳しいお言葉。これだけ自分自身を否定されたら、そう簡単に立ち直れないですよ。多々良君自身が決して間違っているわけでもないのに、こんな風に言われたら辛いよねぇ。打ち拉がれた多々良君がちゃんと立ち直れるのか、心配で心配で…。

多々良「負けたら全部、僕のせいにしていいよ。騙されたと思ってついてきて」

そんな私の心配を余所に、立ち直りどころか覚悟を完了させていた多々良君の、この堂々たるイケメン発言!!! 社交ダンスでは、パートナーを生かすも殺すもリーダー次第。ならば、千夏を輝かせるために、自分へのダメ出しを受け入れ、千夏の責任をも背負い込んで、リーダーとしての強い自覚を持つんだと意識改革。思いっきりへこまされた直後にこの覚醒ですから、ホント近年稀に見るカッコイイ主人公ですよ!! マガジン系は、こういった男らしい主人公が多い気がしますね。

衝撃的だったのは、多々良君が清春の母マリサが経営している兵藤ソシアルダンスアカデミーに移籍を決意したこと。本格的な競技ダンサーを目指すために、専門のコーチャーがいない小笠原ダンススタジオよりも、環境面で優れた兵藤ソシアルダンスアカデミーを選ぶ気持ちはわからなくもないですが、多々良君はこの先もずっと最初に足を踏み入れた小笠原ダンススタジオでやっていくものだと思い込んでいただけに、ここで移籍をしてしまうのは正直ショックです。これで環さん、仁保さんと番場さん、そして、仙石さんともお別れになってしまうのかと思うと、ものすごく寂しい…。

しかし、これこそ多々良君の覚悟が本物である証明。居心地の良かった小笠原ダンススタジオをあとにして、ダンサーとしてリーダーとして1から自分を磨き治そうとする表れですもんね。男になった多々良君が見せる本気、実に楽しみじゃないですか!

★今週の釘宮方美★


3週続けて花岡雫に出番なし!! 雫ってメインヒロインじゃなかったの…?? 2クール目が始まってまだ一度も出番がないのが辛い。来週の静岡グランプリで久々に再会できるみたいですけど…。

釘宮さんのCVは櫻井孝宏さんでしたが、もっと声が低くてしゃがれた悪人声でも良かった気がします。原作既読者は、釘宮さんの声に違和感ないのかな? それにしても、釘宮方美って名前だけ見るとカワイイ女の娘っぽいね(笑)

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