ボールルームへようこそ第13話「お見合い」雑感

「話しかけてこないで!」と一方的に拒絶しておきながら、翌日自分から「昨日の仙石組、マジヤバかったよね~!」とニコニコで話しかけてくるとは高度なツンデレ! 上機嫌な千夏に、「ダンス好きなんだね!」とこちらも話を合わせたら、今度は「えー。勘弁してよー。キモーい」と再び拒絶。な、なんなんですか、この女は!! 悔しい…! でも…、好きになっちゃう!

社交ダンスをダサイだのキモイだの散々腐してくる彼女が、社交ダンスに興味を示してくる理由は、仙石さんのパートナーである本郷千鶴さんのファンだから。確かに千鶴さんは超がつくほどの美人なんで、千夏が千鶴さんに憧れる気持ちはよ~~くわかる。厳ついバイクでスタジオ入りしてきた千鶴さんは、惚れ惚れするほどカッコイイ(サイドカーに乗っている仙石さんもカワイイ)。見た目の好みで言うなら、ぶっちゃけ自分も一番好き。

「あのさ、このスタジオいつも空いてるから。踊りたくなったらおいでよ。僕も、練習相手、ほしいんだよね」

千鶴さんきっかけで、千夏との距離を少しだけ縮めることのできた多々良君。別れ際に、さらっとこんなスマートな誘い方をしていたところがイケメン! これだけ面倒臭い性格の千夏に振り回されながらも、鷹揚に受け止められる器の大きさが素晴らしいですよ。それでいて、ダンスをバカにされたときにはしっかりと怒ったり、ただ女に卑屈なだけの男じゃないのがいい。社交ダンスを始めてから、人間的に大きく成長したことを伺わせてくれます。

「何!? あの男! 練習相手? ふっざけんな! はっ? 誘ってんの?? 誘い方、ダッサ!!」

対する千夏は、悪口三昧で貶していましたが、これは素直になれない性格がゆえの照れ隠し。真っ赤に火照った頬を、両手でペちぺちしていた仕草は超可愛かった!! しっかり多々良君の気持ちは、楔となって突き刺さったよう。

怪我の癒えた清春は、復帰戦となった大阪大会でいきなり全種目ぶっちぎり1位で優勝を掻っ攫ったという。早く追いつくために1分1秒でも時間が惜しいのに、多々良君は未だ新しいパートナーすら見つからず、スタート地点で足踏み。1人置いてけぼり感を喰らいながら、目標だけがますます遠ざかっていく状況に焦りが隠せない様子。

意を決して千夏をパートナーに誘おうとするも、恥ずかしさから思わず口ごもってしまうヘタレな多々良君でしたが、事情を察した千夏は「いいよ」とあっさり承諾。昨晩、男らしく千夏を誘ったときには手応えがなかったのに、グダグダになったときは向こうから手を差し伸べてくれる。「いける!」と思ったらダメで、「ダメだ…」と諦めたらいける、この弄ばれてる感がたまりませんね(笑)

ようやくカップルとして初組み合わせ。ところがいざ一緒に踊ってみると、2人の相性の最悪さが露呈。リードの意図がことごとく伝わらず、呼吸も噛み合わず、バラバラでまったくカタチにならない。真子ちゃんの時は相性ぴったりでしたけど、あれはなんでも男に委ねてくれる気立てのいい真子ちゃんだったからこそだったんでしょうね…。率先して女性をリードする甲斐性に欠けているのは、やはり多々良君の致命的な弱点なんだなぁと。

あまりに不格好な2人を見かねた仙石さんは、リードとフォローを入れ替えてみろと突拍子もない提案。天平杯では、女性上位のリードに徹していた多々良君ですが、とうとうリーダーの地位まで剥奪されるとは(笑) 女性経験の少ない男子が「アンタのリードじゃ感じない」と言われて、攻めと受けを交代させられるなんて、ナイーブな男子なら再起不能になりそうなほどの屈辱ですよ…!!

しかし、この大胆な入れ替えは効果覿面。あれだけバラバラだった2人が、嘘みたいにぴったりと息が合うように。多々良君が性格的に女性っぽくてフォロー向きというのもあるでしょうが、何より千夏のリードが堂に入っている。貫禄すら感じる支配的なリードに導かれ、多々良君はまだ憶えていないはずのフィガー(曲の1小節2小節で踊る短い振り付けやステップ)でさえ自然と踊れてしまうほど。どうして女性なのにこんなにリードに手慣れているのか、その辺は今後彼女の過去を探っていくことでいろいろ見えてきそう。

このまま千夏にリードを任せてしまうのが一番良さそうなんですが、さすがにそうはいかないと思いますので、どこかで多々良君がイニシアチブを取れるようにならないと。いつも尻に敷かれているヘタレ野郎が、男を見せる瞬間っていうのを期待したくなりますね。千夏のようなじゃじゃ馬を乗りこなして初めて、ひとかどのダンサーとして認められるようになると思いますし!

★今週の緋山千夏★


今週、とうとう雫さんの出番がなかったので、急遽コーナー名変更。第3のヒロイン千夏も、本当に魅力溢れるキャラです。しかし、緋山千夏を演じるのが赤崎千夏って、絶対名前でキャスティング決めたでしょ!(笑)

ツンケンして性格キツイ彼女ですけど、憧れの千鶴さんには子犬のように甘えまくっていたように、いざデレたときの落差は凄まじいはず。果たして、多々良君に攻略できるかな?(笑)

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。