ボールルームへようこそ第8話「現実」雑感+社交ダンス特集の番組を見て

言われてみるとそうでした。今回の対決、賀寿&雫と多々良&真子、どちらのカップルの技量が上かを競う勝負だといつの間にか誤解していましたが、正確には真子が雫にも劣らぬ有能なパートナーであると証明することが目的。そういう意味で、真に倒すべき相手は賀寿ではなく、雫だったんですね!

ダンスの実戦不足からスタミナ不安を露呈してしまった多々良君は、準決勝のパフォーマンスがボロボロで自分本位な踊りに終始。運良く決勝進出はギリギリ果たせたものの、このままでは賀寿&雫のカップルには到底太刀打ちできない。多々良自身も勝負を半ば諦めかけていたそのとき、清春がこうアドバイスを送る。「お前は真子の額縁になれ」

この言葉、私も最初ピンと来なかったですが、ラストカットの背景が暗示していたように、美しい花(の絵)であるパートナーの女性を際立たせるために、男性は額縁となれという意味ですよね? 男として彼女をしっかりリードしてあげるのが多々良君の役目だといっても、自分自身が主役として目立つ必要性は必ずしもない。真子ちゃんの良さを存分に引き出してやれれば、それでいいのだと。

賀寿と多々良では歴然とした実力差があり、その差は一朝一夕で埋まるものではないでしょうが、パートナーを引き立てるための、パートナーを活かすための役目なら、多々良君にも微かに勝機があるかもしれません。賀寿は典型的な俺が俺がタイプですし、自分が額縁になってやろうとする意識はまったくないでしょうから(笑)

賀寿「どういうリードがほしいん!? 言い!」
真子「えっと…。私は、お兄ちゃんの邪魔にならんよう、フォローするかんさ…」
賀寿「そう言うんがやる気失せるつってんべ! つまらんダンサーだべ! どうなりたいんじゃ!!」

ただ、賀寿は引っ込み思案な真子とずっと組んでいたせいで、「俺が俺が」になってしまったところもありそうですけどね。本心ではもっと真子に自己主張してもらいたかったのに、真子は兄に依存しっぱなしで自分の気持ちを口にしようとしてくれない。賀寿もそこにずっともどかしさと苛立ちがあったでしょうから、一概に賀寿を責める気にもなれなくて。

「私からもお願いします! 私を、私を、花にしてください!!」

今まで一度も自己主張してこなかった真子が、こうして多々良君に自分から思いを告げたのは感動的でした。内気で大人しい彼女にここまで言わせたなら、多々良君は彼女を輝かせるために全力を尽くさねば男が廃るというもの! 真子ちゃんの持つ魅力を最大限に引き出し、フロアの観客全員にこれでもかと見せつけてやれ! そのために死ぬ気で頑張るんだ、多々良君!

★今週の花岡雫★


多々良君と真子ちゃん、2人は似た者同士のお似合いのカップルで、見ていて本当に微笑ましい。喜ぶとき、悲しむとき、いつも揃って同じリアクションなのが可愛くて可愛くて~♪ 失敗したら、「僕が悪い」「いや、私が悪い」とお互い自分を責め合っていたのもらしいなぁって感じです。

ですが、多々良君と真子ちゃんの距離が急激に縮まるのと同時に、雫との距離がぐんと離れちゃってるのが寂しくもあり…。もはや完全に真子攻略ルートに入っている感じなんで、この先多々良君と雫のラブがありそうな予感がないよ!! 最終的に多々良君と真子ちゃんのカップルでも文句はないですけど、もうちょっとドキドキさせてー!!

マリサ「どういう風の吹き回し? 仙石君が生徒を持つなんて」
仙石「うるせー。頭の悪い服着てんじゃねぇ」

今週もドエロい清春のお母さん。この尋常じゃないフェロモンはヤバすぎるぅぅぅぅ!! マリサ×仙石の関係もなんかエロくていいわぁ…。真子の可愛さに対して、雫は色気で圧勝できていたのに、こんな化け物レベルの色気を持つマリサさんを登場させちゃったもんだから、雫はこれといった武器がなくなったような気がします(笑)

社交ダンス特集の番組を見て


関西ローカルの「戦え!スポーツ内閣」という番組で社交ダンス特集をしておりまして、増田大介さん・塚田真美さんという日本のトップダンサーが出演されていました。ほとんど初めて見る実際の社交ダンスは想像以上にすごく、度肝を抜かれるばかり。このラテンダンスの激しさと美しさを、アニメーションで表現するのは果たして可能なのかと。大会の雰囲気、ハードな練習風景、ペアとの関係性といった未知の社交ダンスの世界もいろいろ勉強でき、ますます興味が深まりました。

お2人はダンス教室を開講しているそうです。昨日今日ダンス始めたばかりのずぶの素人でも、教室に通えばいきなりトッププロのダンサーがマンツーマンで指導を受けられるって、考えてみたらすごいことですね。純朴そうな男子高校生を、美人でセクシーなおねーさんが手取り足取り教えていたのはなかなかに興奮する光景でした(笑) これは別の意味でもお金払う価値ありそう!?

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  1. こんばんは。

    実際の社交ダンスは初見でしたか。
    私もTVでしか見たことないんですけど、スッゴイですよね。
    衣装はエロいし、ダンスはかっけえし(笑)
    私は結構前にウッチャンナンチャンが番組で社交ダンス部(でしたっけ?)をやってるのを見ていたし、最近だと中居正広の金スマの特集でキンタローが全国大会に出てたりするのを結構見ていたのでこの「ボールルーム~」がアニメでやるって知った時には「ユーリ!!! on ICE」に続いて「ついに来たかッ!!」て思ったんですよね。
    金スマでやっていたランク別みたいな大会ではすげえカッコいい中学生兄妹カップルなんかもいたので、4~5話での赤城兄妹の登場には「なるほど、ああいう感じか」て思いました(笑)

    ただ、リアルの社交ダンスをTVで色々見ていた分、本作の大会などで競技中の描写が増えてきてから決めポーズの使いまわし(というか多用)や止め絵でドヤ顔のシーンが非常に目に付くようになってしまって...。
    「ユーリ!!! on ICE 」でシングルとはいえフィギュアスケートのプログラムを一本丸々、割としっかりとアニメの動画に出来ていた分、この「ボールルーム~」でのドヤ顔の多用やモーションの使いまわしが過ぎるのが少々引っかかってしまいましたね。

    物語の方では、期待していた真子ちゃんが一皮剥ける覚悟を決める流れもバッチリでしたし、あとは競技で見せてくれるだけって感じでいい具合に熱い展開になっているんですけどね~。
    雫さんはここのところ、色っぽいだけでヒロインの香りが全くしなくなってしまったのが、なんだかねえ。
    清春の相方は私だ!的な熱さとか執着を見せてくれると面白いんですけど。

    まあ、結局のところとりあえず何事もマイペースな清春くんが一番すげえんだってのがよく分かった気がしました。

    • 衣装のエロさは漫画的な誇張だと思っていましたけど、マジでエロいんですね(笑) ダンスの激しさもアニメより現実の方が格段に上でしたし、作画は大変でしょうが、もっともっと現実に近付けるように気合入れて頑張ってもらいたいもの。

      実際の社交ダンスを見てみると、これは相当な体力が必要だなと思いました。フィギュアスケートと違い、絶えず激しく身振り手振り(特にラテンは)しなくてはいけなくて、1日に何度も踊らなくてはならないのですから、ダンスのセンスやリズム感の前に、まず体力ですよねぇ。それがないと話にならないんだなって。

      あと、特集番組で驚かされた事実は、大会で音楽は何がかかるか知らされていないこと。つまり、急に流れたBGMに合わせて即興で踊らなくてはならないんですね。1人だったらそれもできるかもしれませんが、2人で呼吸をぴったり合わせながら即興ダンスを披露するなんて、まさに神業だと思いました。

      >決めポーズの使いまわし(というか多用)や止め絵でドヤ顔のシーンが非常に目に付く
      ユーリ!!!のように一連のプログラムを通しで見せてくれたら……と思いますが、ユーリ!!!という異常にすごかった作品を基準にしてしまうのも酷とは思う。

      ただ、これだけ毎週ダンスシーン多めの作品なら、ダンスパートは3DCGで表現するなどやり方があったんじゃないかな。ここぞという場面では作画力を解放してくれると信じていますが、現状はちょっとダンスシーンに力不足が否めないですね。

      >雫さんはここのところ、色っぽいだけでヒロインの香りが全くしなくなってしまった
      清春と仲違いしてずっとふて腐れモードですから、今はヒロイン力を失っているのは確か。無言の仏頂面が続いていては、いくら美人とはいっても魅力は陰るものです。とりあえず、賀寿との対決が片付かない限りはこの状態が続きそうですから、今はじっと我慢するしかないか。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。