ボールルームへようこそ第7話「天平杯」雑感

社交ダンスの評価方法って、素人にはいまいちよくわからないです。「○回転ジャンプ」みたいな技があるわけでもなさそうですし、フィギュアスケートよりも漠然としていてわかりにくい。複数の審査員が良かったと思うカップルを投票する形式みたいですけど、特に明確な基準があるわけでもなく、完全な主観で決めてしまっているのかなー?

審査員の心証を良くするべく、見た目のシルエットも大事みたい。でもこれはわかります。ダンスのキレだけじゃなくて、やっぱり持ち前のスタイルだったり、立ち振る舞いの美しさは重視したくなりますよね。だから、多々良君は長い襟足を剃ってきたり、真子ちゃんもない胸を気にしてパットを大量に詰めてきたり、いろいろ独自の対策はしているようで(笑)

真子ちゃんは今週もエンジェルすぎて困りますよ。今大会の衣装選びで、多々良君に好みを選んでもらおうとするシーンなんて完全にデート気分でしたし、衣装に着替えて披露目したあとも、恥ずかしくなって簡易更衣室の中に隠れちゃったのが超カワイイ!!

かと思えば、ダンス中にアクシデントで胸に詰めていたパットが床に零れ落ちても「大丈夫ですよ! まだ片方が残ってますから!」と言っていて、そこは恥ずかしがらないんかいと(笑) まだ片方が残っているから大丈夫って、右手失ってもまだ左手が残っているから戦えるというロボットアニメのノリですよね(笑)

多々良君が緊張していたら、真子ちゃんはそれ以上の緊張で小刻みに震えていて、だから自分がしっかりしなきゃと男を見せようとする多々良君が良いですし、性格的にすごくお似合いのカップルだから、両方の魅力が引き出されているんですよね~。真子ちゃんを兄の賀寿と元の鞘に収めるのが話の目的ですけど、「このままずっと多々良君と真子ちゃんのカップルを見守っていたい」という思いの方が、それを上回ってしまいました。

予選は順調に評価を重ねながらも、賀寿&雫のカップルとは歴然たる差を見せつけられ、迎えた第2ヒートのクイックステップ。ここで仙石さんに授けられた作戦は、音楽の鳴りはじめ3小節以内、まだ他のダンサーたちが腕も上げていない間に思いっきりフロアを縦断し、審査員間近の好位置を陣取りすること。多々良君はその助言に従い一目散に場所の確保に走るものの、同じ目論みだった賀寿&雫と勢い余って衝突してしまう

体当たりを喰らってぶっ倒された賀寿は、当然の如く激昂。しかし、多々良君はそんなことお構いなしにダンスを続行。この一連の出来事、普通の日本人感覚で考えると、どうしても多々良君が悪いように感じてしまうもの。人にぶつかっておいて謝りもせず、いけしゃあしゃあと自分たちはダンスを続けるなんて非常識極まりない。こんな横暴が許されるのかと。

でも、これが「許される」んですから、私は社交ダンスの見方が大きく変わりました(良い方向に)。フロア内で身体の接触があったからといって、簡単にダンスを止めてはいけない。身体と身体のぶつかり合いは吹っ飛ばされる方が悪く、ましてやセルフジャッジでプレイを中断するなど愚の骨頂。まさにこれって、サッカーやバスケのようなフィジカルスポーツの概念ですから。

吹奏楽は体育会系、競技かるたは格闘技、そして社交ダンスはフィジカルスポーツといったところでしょうか。素人が漠然と抱いている競技イメージと実態は真逆だというのが面白い。優雅で気品溢れる紳士の嗜みという印象だった社交ダンスが、こんなにも荒々しいフィジカルスポーツだったなんて想像もしていませんでしたよ。大会始まる前に「スポーツマンシップに則り~」という宣誓もありましたし、社交ダンスってガチでスポーツなんですねぇ。

競技が終わったあとも怒りが収まらない賀寿。「悪いのはお互い様でしょ」と言い返す真子に対し、賀寿が心ない暴言をぶつけると、これまでずっと言われっ放しだった真子ちゃんはとうとうブチギレて、思いっきり兄の顔面を叩く!

「お兄ちゃんなんか、大っ嫌い!!」

真子ちゃんの反抗は心情的にスカッとしましたけど、それよりもここでの真子ちゃんの感情の出し方が真に迫りまくっていてびびる。CVの諸星さんは本当に演技上手いなぁ。こういう感情的になるシーンでこそ、その声優さんの真価が見えてくるというか。これで賀寿お兄ちゃんの心の動揺を誘うことができれば、最終的な大逆転あり得るかもね…?

★今週の花岡雫★

「へぇ、富士田君は真子ちゃんを私より上手に踊らせる気でいるんだ」
「みくびらないで」

泣きながら去って行った真子ちゃんを見ていた雫は、普通彼女を擁護してあげる流れなのに、「みくびらないで」と多々良君に食ってかかるところが怖い(笑) でも、真子ちゃんに対する同情心よりも、自分のプライドを優先する気高さが好き!

真子ちゃんも大好き、雫も大好き、どっちがいいかなんて永久に選べそうにないから、私は兵藤ママ派になろう! ああっ!! そのメガネ越しの眼差しが美しすぎるぅぅぅぅ!!

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。