坂道のアポロン第11話「レフト・アローン」雑感

父親の帰参によって居場所がなくなると感じた千太郎は黙って姿を消すつもりでいた。しかし、待ち伏せしていた薫に引き留められると、父親との確執も解消されて一件落着。一時はどうなってしまうかと心配していましたが、何事もなく元通りの生活に戻れて何よりですよ。

憂いのなくなった2人は文化祭に向けて猛練習。ウッドベースとしてオジサンの協力を取り付け、これで今年も大成功は間違いなしかと思いきや、敵対するオリンポスに比べて圧倒的に華がないことに気付く。そこで、律ちゃんをボーカルとして起用する一計を案じた。

ちなみに、原作だと「うち…歌なんて無理よ!!」と目をぐるぐる回して慌てふためく律ちゃんの仕草が超可愛かったです。承諾するとき何故かきょろきょろ辺りを見回したり、恥ずかしいセリフのあと顔を真っ赤にしたり、律ちゃんのリアクションがどれも反則的にカワイイ! そんな萌えキャラ律ちゃんをアニメでも見せて欲しかったなぁ~。

「違う! スイングしてない!」

律ちゃんが承諾するや否や、いきなり容赦ないスパルタ教育を始める薫(笑) でも、第1話で「スイングしてない」と注意された薫が、同じセリフを律ちゃんに向けて発したのは感慨深いものがありますね。すっかりジャズ畑の人間になったんだなと。

最初は照れがあって音程に乗れていなかった律ちゃんの歌も、練習を重ねるうちに段々気持ちが乗って様になっていく。この“上達していく過程”を完璧に表現できていた南里さんの演技力に感心。上手だけど素人っぽさも残している絶妙な歌い方はすごいの一言。声も可愛すぎですし、何度も繰り返し聴いちゃいましたよ~。

できれば、この天使の歌声が全校生徒の前で披露されることを望んでいましたが、ここに来て物語は急展開。千太郎がバイク事故に巻き込まれてしまい、文化祭での演奏どころではなくなってしまう。

同乗していた妹の幸子の意識が未だ戻らぬことで罪悪感に苛む千太郎。本当は辛くて苦しいくせに感情を表に出そうとしない姿を見かねた薫は、強引に千太郎の頭を抱え込み、お互いの顔が見えない状態にした

「泣いていいんだ、千」
「よくひとりで耐えてきたな」

強がって感情を押し殺してきた千太郎が思わず零した大粒の涙。ああ~、こうなる展開は読めていたのにやっぱり感動してしまう。ここでの千太郎の涙はズルいよな~。

千太郎の出生の事情が詳しく語られなかったので、その苦悩・葛藤がアニメでは伝わりづらく、感動が薄れてしまった感はありますが、今更嘆いても仕方ありません。残りあと1話。せめて綺麗に物語を落着させてください。原作はまだ1巻以上ストックが残っているのに、次が最終回なんて絶対無茶だと思いますけど…。

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