坂道のアポロン第8話「ジーズ・フーリッシュ・シングス」雑感

薫→律子→千太郎→百合香→淳一という恋の一方通行を走行中、先頭車両にてトラブルが発生すると、玉突き事故であっという間に全車両に被害が及ぶ大惨事に! 上位の動向1つで連鎖的に影響が波及する悲しき恋愛ヒエラルキー。

かつての淳一からは想像できない落ちぶれように、心配になって部屋にまで押しかけた百合香。しかし、心を閉ざした淳一は真意を語ろうとはせず、強引に押し倒されてしまう。

「どうした。こうしてほしくて部屋に来たんだろ」
「何を期待した? 好きだとでも言ってほしかったのか」
「残念だったなお嬢様。俺はこういう人間なんだ」

ゴリゴリのSと自称するだけあって、諏訪部さんのこういうセリフは似合いまくってるわ(笑)

しかし、早鐘を打つ心音から淳一が無理して偽悪ぶっていることを見抜いた百合香さんは一枚上手。自らの美しい髪を切り落として「貴方の支えになる」とアピールするところはなかなかの狂気でしたが、精神の参っている淳兄の心を揺さぶるにはこれぐらいやらなきゃダメだったんでしょう。

淳一がやさぐれてしまった原因が学生運動に起因しているところは、当時の時代背景が表れていて面白い。原作から随分端折られていたのは残念ですけど、今回はそれほど要点は外していないのでまぁいいかなー。

室内での2人の親密さを目の当たりにした千太郎は、涙ながらの失恋。千太郎贔屓な私としては心が締め付けられるシーンですけど、やっぱり百合香さんは淳兄とお似合いだったと思う。

失恋した千太郎を慰めるため、薫は律子が千太郎を想っていることを暗に示唆し、律子には千太郎とくっつくようにけしかける。未だ律ちゃんへの未練を残す薫君には辛い役目ですね…。リーマンショックよろしく、大企業が揺らげば、薫のような中小企業に必ずとばっちりがきてしまうものですよ。坂道のアポロンの恋模様は、まさに社会の縮図…!

律子への未練を捨てきれない薫、一度フッた薫を意識し始めた律子、律子の恋心に気付いた千太郎、一方通行だった恋の数珠繋ぎは解消されるものの、更に混迷の一途を辿る恋愛相関図。さてさて、今後の展開はどうなっていくんでしょうか。

でも、ぶっちゃけ今一番気になる恋の行方といえば時枝ちゃんですよね!(笑) 律子フレンズの中で最もカワイイ彼女に何やら気になる男子が現れたご様子で、ガラス越しにぼんやり移った意中の相手のシルエットは……えっ! ま、まさか時枝ちゃんが好きな男って…!?

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