坂道のアポロン第5話「バードランドの子守唄」雑感

第1話で出逢った彼女を、第2話でデートに誘い、第3話で告白し、第4話でキスをし、第5話で玉砕する。生き急いでるなぁ(笑) これだけとんとん拍子で話が進むのは原作を大幅にカットしてるからですが、今回原作の5話分を1話にまとめて、東京行きから母親との再会シーンまでを15分で全部終わらせたのはさすがに無茶苦茶だったと言わざるを得ません。

お母さんは何故、生まれたばかりの薫を置いて出ていったのか? 出て行ってから何故一度も連絡を寄越さなかったのか? 肝心な部分が一切触れられていない

母親が今まで手紙1つ寄越さなかったのは、“手紙を書くことができなかった”から。極貧の家庭で生まれた彼女はまともな教育を受けておらず、それゆえ、大人になった今でも文字の読み書きができない。だから、薫に手紙を送れなかったという拠ん所ない事情があったんですよ。

そして、そのような貧しい境遇での生まれが原因で、薫の父親と結婚後も身分格差に苦しんだ。耐えきれず、薫を連れ出して家を飛び出そうと考えるものの、野良仕事ぐらいしかできない自分がこの先我が子を幸せにしてやることができのかと思い悩み、泣く泣く彼女は薫を残して去って行く

そうした母親の悲しい身の上話が今回の肝なのに、一切触れられることなくスルーされるなんて信じられない! 子供の前では務めて明るく振る舞い、気丈に涙を見せようとしなかった母親が、アニメではフツーにメソメソ泣き出したのも不服。必要なシーンをカットするくせに、余計なシーンを付け足しやがる。最後に千太郎が母親に告げた大事なセリフまでもカットするとは…。

アニメだけ見て感動された方もたくさんいらっしゃる中、水を差してしまうような感想で申し訳ありませんが、今回のカットはさすがに看過できなかったですよ。最初からわかっていたことですが、全9巻を11話でまとめようとすることがそもそも無茶。こんな扱いなら、母親自体登場させなくて良かったと思います。

なんか感想が批判的になってしまったので、最後にまり子ちゃんの愛くるしい怪訝顔を。

ただでさえ少ない出番がアニメでは更に減っていますが、まり子ちゃんが出てくるとテンションが上がる! お嬢様キャラに方言という組み合わせが新鮮なのかも。声優さんは本職ではなくAKBの娘が演じているみたいですが、とてもお上手で違和感ゼロ。コードギアスR2の第12話に出てきたアイドリング!!の娘はすごく下手だったのにな。

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