坂道のアポロン第1話「モーニン」雑感

ジャズを題材にした洒脱感と田舎を舞台にした純朴感のマッチングが絶妙な坂道のアポロン。ちはやふるはかるたばかりに明け暮れていましたが、こちらは決してジャズ一辺倒という訳ではなく、あくまでジャズを通しての青春ドラマといった感じ。複雑な人間模様が描かれ、片想いマニア垂涎の恋の行方は必見。ドキドキと切なさが満載ですよ~。

主人公薫は、斜に構えて他人を見下して第一印象こそ最悪な奴でしたが、実はこの陰気なイメージは登場シーンだけ。こう見えて実はかなり行動的で男気のある好青年で、恋愛においては微笑ましい一面も。第1話でも、律子に家に誘われただけで邪な妄想で頭をいっぱいにしたり、「メガネを外したらハンサムね」と褒められた途端、執拗にメガネを外してイケメンアピールし始めるなど、早速微笑ましかったですね(笑)

バンカラ川渕千太郎も、無骨な体躯と粗暴な性格で上級生からも恐れられる札付きの悪でありながら、恋愛になると急に純情になって形無しなのが可愛すぎる~! CVの細谷佳正さんは、ちはやふるの新役だった人ですね。前回は福井弁キャラで、今回は九州弁キャラですか。方言声優として生きていくつもりなんでしょうか(笑)

女子では、やっぱり律ちゃんが一番好き。そばかすで垢抜けない方言丸出しの田舎少女ですが、内面があまりに可愛すぎて…! 外見だけで「ヒロインが可愛くない…」と感じてしまった方、どうかもうしばらく我慢してお付き合いください。段々、律ちゃんが極上の美少女に見えてきますから! 保証します!

優等生と不良と素朴な少女。表面的には至ってテンプレート的なキャラ設定に過ぎないんですが、それぞれの家庭や出生、境遇に様々な事情を抱えていて、実に深みのあるキャラなんですよね~。その辺もお楽しみに。

原作は紛れもなく名作なだけに、あとは上手くアニメ化してくれるかどうか。しかし、ぬるぬる動く作画に、完全に音と絵がシンクロしていたドラム演奏シーンの凄まじさを目の当たりにすれば、どうやらその心配も不要みたい。作品に対するスタッフの強い思い入れを感じることができましたので、今後は安心して見ていられます。

ただ、1クールの放送というのがなぁ…。全9巻の漫画を1クールで収めるのは絶対無理でしょ!! 思いっきり展開を削られてしまいそうなのが怖い。

アニメ 坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック / TVサントラ / CD ( Music )

ERJ( 2012-04-25 )

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。
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