アイカツ!(4thシーズン)総括

実はアイカツ!終了という一報以降、今までアイカツ!のアニメを見ることができませんでした。アイカツ!が終わってしまう事実がただ悲しくて、怖くて、認めたくなくて、アイカツ!の視聴をずっと身体が拒んでいたのです。お別れの言葉を聞きたくないがゆえに、着信を拒否してLINEをブロックするような心境。

しかし、いくらアイカツ!を遠ざけたとしても確実に最終回はやってくる。いくら避客牌を掲げても関羽は去って行く。いい加減覚悟を決めた私は、最終回を迎える今日にたまっていたアイカツ!を一気に視聴し、アイカツ!と最後のお別れを済ませました。

最終回に向けて始まったスターライトクイーンカップは、まさに私が見届けてきた3rd 4th seasonの集大成。今大会では曲中に見せる高難度のフィーバーアピールがランク付けされ、順位に反映されるという新たな評価方法を導入。ステージ終わりにはキスアンドクライで結果発表を待つというスタイルで、さながらフィギュアスケートのような緊張感が加味されていました。

トップバッターの紅林珠璃から、いきなり最高潮のライブに魅了されました。アラビア風のセクシーな衣装とエキゾチックな楽曲「Chica×Chica」にハマり、メリハリのついた美しいダンス。特にサビに入ったときの剣舞が格好良くてたまらない。私としては、スターライトクイーンは珠璃ちゃんで決まりだと思いましたね(笑)

珠理は普段変な喋りと変なポーズをするだけのコメディキャラですが、そのスタイルの良さと美しさでライブでは見違えるような格好良さを見せるのが魅力的。私がアイカツ!に本格的にハマったのも珠理が登場してきた頃からでしたので、特に思い入れが強いです。

セクシーさでいえば白樺リサと大地ののも負けていないというか、こっちはド直球でなまらエロい(笑) チューブトップ衣装で腋とへそを大胆に露出させ、太股のガーターリングがヤバすぎる色気を醸し出しています! なまらエロい(2回目)。まったく、私は清廉な気持ちでアイカツ!最終回を見届けるつもりだったのに、ののリサに関しては邪念が入ってしょうがない!

ステージ上ではJCとは思えぬ妖艶さを漂わせるののリサは小悪魔系のキャラを想像させますが、実際の彼女たちはまだ垢抜けていない地方出身の純朴な少女。それが蘭や珠璃の大人っぽいセクシーさとは一味ちがう、無防備なセクシーさを醸し出していてたまらないのです。上京した中1の娘がこんなエロい衣装で歌っているのをテレビで見ていたら、北海道の親御さんは気が気じゃないだろうなぁ(笑)

あかりの1年後輩に当たる黒沢凛と天羽まどかのコンビ。凛のキレキレのダンスと、まどかのフィーバーアピールが印象的でした。まどかも私は大好きなキャラの1人。自分のことをカワイイと自称するまどかはよく腹黒キャラだと言われますけど、本当の腹黒は自分がカワイイと知りながらそれを口外しないもの。彼女は良い意味でも悪い意味でも素直なキャラなんです。

ライブ前に寝付けなくい凛とまどかが、アイカツしりとりをしていたのは面白かった。アイカツ!に関連する単語だけでしりとりをするという極めて難易度の高いしりとり。ガチのアイカツおじさん同士ならどれぐらいラリーを続けられるんでしょうか(笑)

ひなきの「ハローハロー」は、初見では相当なインパクトでした。海辺をステージにした一風変わったライブはCGクォリティが半端じゃなく、ひなきの表情・挙動がとにかく丁寧に表現されていて、彼女の可愛らしさがふんだんに出ている。この曲をきっかけに新たな一面が見えた感じですね~。

そして、問題はスミレのライブ。こちらもCG・楽曲共に素晴らしいものでしたが、ライブ途中でパフォーマンスに失敗して転倒してしまうという信じられない展開。難しいフィーバーアピールを果敢に狙ったことが裏目に出てしまい、順位を大きく下げてしまう結果に…。まさしくフィギュアスケートで見るような悲劇が起こってしまったのです。

アイカツ!の賞レースは基本波乱なしの年功序列で決まりますので、1位あかり・2位スミレ・3位ひなき・4位珠理といった決着になると私は当然のように思い込んでいました。ましてやこれはラストステージ。出来レースだと揶揄されようとも、順当な結果でフィニッシュさせるだろうと。それがスミレちゃんを8位まで順位を落とさせたのは「まさか」の一言でした。

スミレ推しの私としては、「なんでスミレちゃんだけ失敗させた!! スミレちゃんに恨みでもあんのかコラァァァ!!」と抗議したくなる気持ちがちょっぴりありつつ、失敗を恐れずにチャレンジした精神、失敗しても笑顔でファンの声援に応えた気丈さを見て、改めてスミレちゃんに惚れ直すことになりましたね。出番交代の擦れ違い様、あかりちゃんが気落ちするスミレちゃんの手をさらっと握るシーンも感動的で…。

スミレの無念を背負って立ったステージで、自身も果敢に高難度のフィーバーアピールを狙ったあかりは、最上級ランクを叩き出してスターライトクイーンの栄冠。最後はフツーに主人公が持っていく結果でしたが、贔屓目なしに見てもやっぱりあかりのステージが一番輝いていました。このときの歌がOP曲の「START DASH SENSATION」だったのは熱かったですし、まさに見どころ満載の神ライブ。私はこのライブ中、感極まって終始涙が止まらなかったです。

最終回では、ルミナスとソレイユの共演ライブで名曲「カレンダーガール」を披露してくれてまたまた感動。これで終わりかと思いきや、明日4月1日があかりちゃんの誕生日ということで、急遽いちごちゃんからの誕生日プレゼントをかけた争奪マラソンレースが始まる。アイカツ!は最後まで脳筋でいてくれて本当に嬉しい(笑) このスポ根要素こそアイカツ!の精髄ですから!

憧れのいちごちゃんを追いかけ続け、最後はいちごちゃんを追い越したあかりちゃん。崖の上から2人で眺めなる絶景に感慨深げ。いちごちゃんがまだ何をプレゼントで渡すか決めていなかったことを打ち明けると、あかりちゃんはいちごちゃんに欲しいものを耳打ちをする。ここで何をお願いしたのかは作中で明かされませんでしたが、多分「結婚してください」でしょう!(笑) そのまま2人は結ばれて紛うことなきハッピーエンドを迎えましたんで!

最終回に向けて、しんみりしたペーソスで泣かせにかかるわけじゃなく、いつも通り明るく元気で前向きな「アイカツ!」を見せてくれました。それなのに涙が溢れ出てしまうのは、悲しさだけでなく彼女たちの成長に対する喜びでもあるから。何かを成し遂げたからではなく、アイドル活動を経てアイドルとしての輝きを増していく彼女たちの成長した姿に、掛け替えのない感動があったのです。

アイカツ!が最終回じゃなければ、本当に最高と呼べる最終回でした。私は3rd seasonからの途中参戦でしたので、初期から応援しているアイカツ!ファンと比べると思い入れは少ないはず。それでもこれだけアイカツ!への思いを熱くさせてくれたのは、偏にアイカツ!の偉大さゆえ。しばらくはアイカツロスで気力を失った状態が続くと思いますが、来週から始まるアイカツスターズ!に早く気持ちを切り替えて、また毎週アイカツ!が楽しみになる日々を取り戻せたらと願うばかりです。最後に、改めて素晴らしい作品をグラシアス。つまり、ありがとうございました。

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  1. アイカツの集大成のようで感動でした。
    >アイカツ!が最終回じゃなければ、本当に最高と呼べる最終回
    というのが響きました。正に同感です・・。
    まだアイカツスターズが続きますがひとまずはアイカツに感謝。
    グラシアス。つまりありがとう!

    • 最終回を終えた直後は、「最高の最終回だった!」と感動が上回っていましたが、日に日に寂しさの方が強まってくる…。ああ、これでアイカツ!が最終回じゃなければ…。

  2. 最終回と、それに至るまではアイカツ集大成となって感動でしたが
    4期単体だとやや残念でした
    ルミナスツアーも尻すぼみで途中で急に終わったみたいな終わりかた
    ののりさ以外は掘り下げなくなんで出したのか解らんぐらい・・・
    秋までやってりゃちがったでしょうか

    • 「夏に新作映画やるよ!」という発表があった頃は、まだまだ現行のアイカツ!を続けていくつもりだったんじゃないですかね。4th seasonの目玉だったルミナスツアーが尻窄みで終了した時点で、完全に打ち切りが決まってしまったんだろうなぁ~。アイカツスターズ!への移行は仕方ないものだと受け入れますけど、やっぱりアイカツ!4th seasonを秋まで1年間続けてほしかった未練は残っています。それなら、わだかまりなくアイカツスターズ!に移行できたのに。

  3. 別れは女児アニメの宿命でもあり
    女児アニメに惹かれる理由でもあると思います

    男児アニメはもう十年以上ポケモン、ワンピース、ナルトのイメージですが
    女児アニメは十年以上辿れば夢パティ、マイメロ、ナージャとまるで違うものを思い出せる
    そういった移り変わりのある世界だからこそ惹かれるんですよ
    変わらないものもいいですが、色々と新しい刺激を与えてくれるのもアニメです
    だから女児アニメの別れは必然なんです

    幼女先輩は女児アニメに別れを告げ大人になり
    おじさんは女児アニメに別れを告げられて巣立ちを見送る親のような気分になる
    すみません変なこと言いました
    アイカツ終了ショックを乗り越えたばかりなのです

    アイカツは最終回が明るかっただけに、身体を蝕む病のように
    じわじわと今までのアイカツが終わった事を実感させられますね
    来年はおそらくプリパラがこの病を我々に届けてくれるかもしれません

    アイカツは最後の主人公のメイン服装がジャージというのも作品性をよく表していますよね
    彼女達の魅力は服装に関係ないという素晴らしさですよ、もちろんライブ衣装もすき

    あえて、あえて欠点を言うのならフィーバーアピールのランクがわかり辛いってことくらいでしょうか
    プリパラはゴールドかファイナルエアリートかわかりやすい差がありましたが、こちらはちょっと豪華になったくらいしかわからなかったです
    ただあの会場の雰囲気からしてあかりちゃんNO1なのはゆるぎない納得がありましたが

    スターズも一話見ましたが、キャラデザ時点だとそうでもなかったのにすぐにアイカツだってわかりましたね
    キャラデザの時点だと、スターズって言う別の企画にアイカツのブランドを投入したような感じがありましたが、これなら安心できそう

    長文失礼いたしました

    • 女子は年齢によって興味の対象がガラッと変化する。アイカツ!も1期から見ていた女児は既に女児アニメ自体を卒業しているでしょうし、女児アニメ業界は顧客の新陳代謝の激しい業界だからこそ、短命にならざるを得ない宿命…。

      その辺の事情がわかっていても、やはり別れは辛い。こっちは女児アニメをまるで卒業できていないのに、一緒にむりやり卒業させられるのは辛い(笑)

      >来年はおそらくプリパラがこの病を我々に届けてくれるかもしれません
      ひぃぃぃぃ!! う、嘘だ! そんなはずはない! プリパラはずっと終わらないんだ!

      今年中学生になるはずだったらぁらが小学生のままだったのは、来年もその来年もずっとプリパラが今のまま永遠に続くという証! サザエさんのような国民的アニメとして、生涯続くんです!!

      >アイカツは最後の主人公のメイン服装がジャージというのも作品性をよく表しています
      その通りですね! アイドルとして綺麗なステージ衣装が魅力だったのは当然ですが、やはりアイカツ!のアイコンといえばジャージ。彼女たちのアイドル活動を支えてきたもう1つの正装ですよ。その姿で最後のストーリーを締めくくってくれたことに、大いなる感謝です。

      >フィーバーアピールのランクがわかり辛い
      確かに目に見える違いがなくて善し悪しがわかりづらかったです。実際、みんなAランクばかりでほとんど差がつかなかったですし…。

      ここはプリティーリズムが一番上手いことやっていたかも? 歌の途中で8連続ジャンプしたら、「よくわからないけどなんかすごい!」ってのはどんな視聴者にも通じますから(笑)

      >あの会場の雰囲気からしてあかりちゃんNO1なのはゆるぎない納得
      私はずっと珠璃ちゃんの「Chica×Chica」こそが優勝だと思っていましたが、最後にあかりちゃんのあのステージを見せられると、やっぱり彼女がスターライトクイーンであると納得せざるを得なかったですよ~。

      >(アイカツスターズ!)キャラデザ時点だとそうでもなかったのにすぐにアイカツだってわかりました
      最初のキーヴィジュアルではだいぶイメージが変わったと思いましたが、実際にアニメ1話を視聴すると思った以上にアイカツ!でした。それは喜ばしいことですが、ここまでアイカツ!と同じなら何故アイカツ!を終わらせてしまったのかという複雑な気持ち…。

ABOUTこの記事をかいた人

なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。