アイカツ!1stシーズン第12話「We wish you a merry Christmas!」雑感

沸き上がるクリスマスムードの中、浮かれてテンション上がりっぱなしのいちごとは対照的に、1人暗く沈んだ表情の女の娘が。彼女は、スターライト学園入学のため、海外に住む両親と離ればなれになっている中山ユナ。かつて両親と一緒に見た大きなクリスマスツリーが忘れられないと悲しそうに呟く

ならばと、いちごちゃんは彼女を励ますためエンジェリーマウンテンに赴き、大きなツリーを伐採してこようと画策する。一般市民の感覚だと、なんとかユナと両親をクリスマスに再会させることはできないかと、そっちばかりに頭が行くものだと思うんですが、何の迷いもなく斧を片手に雪山へ出発したいちごちゃんは、さすが常人と発想のスケールが違います(笑) これぞ生まれながらのスター!

真冬のエンジェリーマウンテンは猛烈に吹雪いており、足を踏み入れるのすら危険なコンディション。しかし、いちごちゃんはナマ足剥き出しのミニスカ制服とヒール高めの厚底ブーツといういつも通りの出で立ちで、当たり前のように雪山にアタックするんですから、ホント無謀すぎる…(笑) 小さなお子様は絶対真似しちゃダメだよ! スターライト学園の生徒は特殊な訓練を受けているんで!

山の中腹にそびえ立つ巨大もみの木の前に辿り着くと、すかさず伐採に取り掛かるアイドルたち。大きく重たい斧を振りかぶり、各々腰の入ったフルスイングで次々幹に打ち込む。アイドルに必要なものとは何か? 可愛さ、歌の上手さ、踊りの上手さ、それらは当然必要。でも、その下地を支えるのは強靱なフィジカル! 崖を登り、大木を薙ぎ倒すことができて、初めてアイドルとしてのスタートライン! この野性味溢れる勇壮な光景が、我々にアイドルとしての在り方を雄弁に物語っています。

幹に充分な切れ込みを入れたら、仕上げは「アイ・カツ! アイ・カツ!」のリズムで丁寧に鋸を引く。それを見ていた蘭が、「これ、アイカツか?」という至極真っ当なツッコミ。今まで散々めちゃくちゃしてきたのに、急に真面目にならないでください(笑)

巨木を見事に薙ぎ倒したあとは、その幹にまたがり、ソリに見立てて雪山の急斜面を一気に滑降。山の麓からはトラックに積んでスターライト学園まで運び、グラウンドに移植して特製クリスマスツリーが完成! アイドルアニメとしての固定概念を力技で打ち破る12話は総てにおいて規格外であり、まさにアイカツ!の神髄が極まる神回でございました。

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  1. プリパラはシュールギャグで有名ですが、アイカツ!も双璧をなすアイドルアニメとして負けずに規格外ですね。
    ツリーをまた見たい!→じゃあ伐採に行こう!という発想はもとより、みんなで伐った木にまたがって滑降して下山する姿がシュールすぎますw

    この2作品に比べたらデレマスなんてなんかフツーすぎますね。しかもアニメ単体としては事業的にもはるかに成功しているという。女児がどこに惹かれてこれらの作品が人気なのかよく分かりません(笑)。

    • 女児向けアイドルアニメの方が自由で柔軟な発想を持っていて、大人向けのアイドルアニメの方が、逆に真面目で固定概念に凝り固まっている傾向にあるのは皮肉なものです。深夜アニメだと視聴者の反応がダイレクトに返ってくる分、制作側が萎縮しちゃっているのかな…。批判されることを怖がると、どうしても普通なものになっちゃいますからね。

      >女児がどこに惹かれてこれらの作品が人気なのかよく分かりません
      私もそこだけが気になります(笑) 本来の客層である女児はこのシュールさについて行けているのかと。実際人気あるのですから、ちゃんと理解できているってことだと思いますが。

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なでしこやまとでは、総ての作品が浅生大和の主観に基づいてレビューされています。私個人の主義主張&趣味嗜好が評価に大きく関与し、客観性を無視した極めて独善的なレビューとなっております。そのことを充分踏まえた上でご覧いただけるよう、よろしくお願い致します。